DAHON Curve D7を愛用している。通勤や街乗りなどにガンガン利用をしていて、ついに9,000kmを突破した!
購入してから7年経過。弱点もあるけれど、かなり満足度の高い自転車であることは間違いない。
DAHON Curve D7はDAHONの現行(2020年)ラインアップにも残っている安定モデル。16インチでラインアップに残っているのはこのモデルだけなのだ。きっとみんな大好きなんだよね!
今回はDAHON Curve D7を利用して9,000km突破記念!あらためてどんな折りたたみ自転車かを振り返るよ。
このレビューを読めば、DAHON Curve D7情報は間違いなし!(となればいいなぁ。)
はじめに、DAHON Curve D7ってどんな自転車か50字以内で。
小型でかわいらしく輪行しやすいが、10kg以下まで軽量化すると、さらに便利になる折りたたみ自転車!
これで、49字!
少し補足すると次のような感じ。
小型について
探せば、もっと小型なモデルもたくさんある。8インチのCarry Meとか、14インチのDAHON K3とか。
それでも16インチは走行性能と折りたたみサイズのバランスが良いと思う。
かわいらしいについて
完全に主観だが、キュート。フレームがギュイーーーンと曲がっている、社名通りCurveしているのは本当にいいね!この辺りは好みだけど。
↑ギュイーーーンとカーヴしている。
これまでのDAHON Curve D7レビュー
DAHON Curve D7の歴史はこのブログの歴史でもある。いままでのレビュー。
なぜDAHON Curve D7を購入したんだっけ?
えっと……記憶を遡ると…… 、
自転車事故にあった
↓
もう車と並走するのはイヤすぎる
↓
輪行して都会からは抜け出したい
↓
サイクリングロードや田舎の道のような車が走らないところまでワープしたい
↓
輪行するから軽量コンパクトがいい
↓
DAHON Presto SLを購入したかったが売り切れ
↓
代わりにDAHON Curve D7購入。
コンパクトだけをいえば他にもたくさんある。それでもある程度の走行性能は確保したかったので、16インチとなった。当時はDAHON Curve SLも所有していたので、16インチあれば38km/hを出そうと思えば出せると思っていた。
DAHON Curve D7にDAHON Curve SL。いろいろなCurveがあるんだね。複雑でしょ!?ということで、次に解説。
DAHONとは?
あらためてDAHONとは折りたたみ自転車を中心に展開する有名ブランド。David Hon氏が創設したブランドなので、創設者の名前をコンパクトにしてDAHONとなった。2018年には35周年を迎えた折りたたみ自転車の横綱といえる。
アメリカ初のブランドではあるが、工場は中国や台湾にある。特に中国工場が一大拠点となっていて、そこで、各国向けにさまざまなモデルを展開している。
DAHONの折りたたみ方法はわかりやすい。格安の折りたたみ自転車から高級DAHONまで、基本的には同じ折りたたみ方である。
折りたたみ方法は一般的に
↑シートポストを下げる
↑ハンドルを折る
↑フレームを折る
の3ステップ。
この折りたたみ方法は折りたたみ自転車において最も一般的といえる。それはDAHONがライセンスを他社に提供しているから。ほかの格安ブランドも同じ折りたたみ方なので一緒にされてしまうことがあるけれど、本家はDAHONである。
DAHON Curve D7とは
Curveとは?
数あるDAHONの中で、Curveと名前が付けられているのは16インチ(305)ホイールを搭載してフレームが流線型にカーブしているもの。DAHON Curveシリーズにはいくつかのバリエーションがある。DAHON Curve D3、XL、SLなどなど。
D3は内装ハブで太いタイヤ(Schwalbe Big Apple)を履いていた安定モデル
XLは8速の内装
SLはCapreoという小径車専用コンポを利用、特に2011年モデルは今でも欲しい。
↑以前に愛用していたDAHON Curve SL
Dとは
名前につけられたDはデラックスの略である。デラックスといえばなんだか凄そうであるが、普及モデルにつけられることが多い。アルファベットは上位から順番に次のようにつけられる。
X = Extreme (エクストリーム)
P = Premium (プレミアム)
D = Deluxe (デラックス)
B = Basic (ベイシック)
それ以外にも
SL = Super Light (スーパーライト)
などもある。
7とは?
7 = 7速。終了。
街中サイクリングを行うなら、7速で問題ないと思う。
私のは10速にカスタマイズしているので、DAHON Curve D10といえるかな?ギア数を増やしたいのではなくて、ホイールの性能をあげたかった。結果としてギア数が増えた。
DAHON Curve D7の歴史
DAHON Curve D7の初登場は2013年モデルからである。それまではDAHON Curve D3であり、内装3段ギアだった。それが外装7段になって新しく生まれ変わったのが、DAHON Curve D7。
2013年モデル
初登場モデル。以下は公式サイト引用
従来の内装3段変速のCurve D3に比べ、外装7段変速への変更によって、急な坂道にも十分対応するギア構成が成されました。今期ラインナップの中で最もコンパクトに折り畳める優れモノ。マッドガードも装備され更にお求めやすい価格となり、より身近な存在となりました。
7段はうれしいけれど、3段内装の方が街乗りにはよいという意見が多かった。
また、D3のときはBig Appleという太いタイヤで乗り心地もよかった。
よって、D7の発表当時は否定的な意見が多かった。それにも関わらず、安定モデルとなったのだ!
2014年モデル
2年目。私が利用しているモデル。基本的にカラー変更のみ。
2015年モデル
この年に大きな変更が加えられる。
フロントチェーンリングが48Tから52Tと大きくなり、よりスピードを出しやすくなった。
それに伴って、フレームデザインも見直しされている。チェーンリングの大口径化に伴い、ワイヤーを通すところが変更されている。
それ以外にもグリップ、サドル、黒中心のパーツとさまざまなマイナーチェンジが行われた。特に黒中心パーツは格好よさを押し上げたと思っている。
2016-2018年モデル
色変更にとどまる
2019年モデル
シフターがリボルバータイプからトリガータイプに変更となった。
2020年モデル(現行モデル)
2019年モデルとほぼ同じ。
DAHON Curve D7の長所は?
コンパクトな折りたたみ
折りたたみサイズがコンパクト。これは、16インチの最大の魅力と言ってもよい。これを求めて購入したからね!
ハンドルポストが内側に折れるので、出っ張りが少なくできる。電車で輪行することも容易なサイズだし、車にも載せやすい。
↑折りたたみサイズ(73 x 61 x 34)
ちょっと工夫すればコインロッカーに収納することも可能だし、分解すればスーツケースに入れることもできる。つまり、海外輪行だって簡単にできるよ!
16インチでも安定している走行性能
16インチとホイールは小さいながらもかなり安定した走りである。これはホイールベースの長さがもたらしている。ちょっと手を離してもグラつかない安定身である。
ただし、ノーマル状態だと10kmくらいが限界かも。ちょっとカスタマイズすれば30kmくらいは余裕になる。それでも100km走るとかは厳しい。(そんなクレイジーはいない、ふつう)
多くの人が乗りやすいサイズ
折りたたみ自転車はロードバイクのように細かいサイズ展開をすることができない。結果として、自分の体型にピッタリとあった状態で乗ることができない。我慢をする必要があるのだ。その我慢が疲労につながり、長距離を走りづらくしてしまっているだろう。
DAHON Curve D7の場合はシートポストの高さ調整に留まらず、ハンドルポストも高さ調整が可能である。それによって、様々な乗車姿勢をとることができる。完璧ではないけれど、子供から大人まで、家族全員で利用することも可能だろう。
公式サイトによれば、153cmから188cmまで対応しているとのこと。
↑シートポストだけではなく、ハンドルポストも可変。
泥除けもついている
標準では泥除けがついている。一般的にスポーツバイクは路面が濡れている時に走行はしたくない。掃除するのが大変だから。もし泥除けなしで、路面が濡れている時に走ったとする。そうすると、自転車の至る所とサイクリスト本人がびしょびしょに濡れてしまうだろう。
DAHON Curve D7の短所は?
長所もあれば短所もある。今度は短所について。
実は格安パーツが多い
60,000円以上となる自転車にしては、利用されているパーツグレードが低いものが多い。20インチの同価格帯だと、グレードが1つ上になる。他社モデルであれば、2ランク上の場合もある。
↑標準タイヤはKENDA K-WEST
↑ボトムブラケットもママチャリと同様で右ワンを外すのが大変なやつ
アルミフレームなのにリアDハンガーなし
恐ろしいのはリアDにハンガーがついていないこと。フレームに直接リアDを搭載するのだ。つまり、自転車を右側に倒してしまって、フレームが歪んでしまったら……、
フレーム使えなくなって終了!
フレーム材質がクロモリだと曲げても利用可能らしいけれど、アルミだとそうはいかないだろう。幸い自分のフレームは何度も倒したが、今のところは曲がっていない。
11.6kg
11.6kgという重量はちょっと重いかと感じる。同価格帯ではそんなに重いものではない。12kg以内というのは嬉しい。しかし、ライトやバッグなどを搭載すれば、12kg以上になるのは確実。電車で輪行するには標準状態では少し辛い重さである。
DAHON Curve D7をカスタマイズするとしたら
これまで、散々にDAHON Curve D7のカスタマイズを行ってきた。フレームとフォーク以外は全てが別パーツとなっている。それだけカスタマイズをしてきた中で、これはよかったと思えるものを紹介したい。
DAHON Curve D7のタイヤを変更しよう!
タイヤ性能が変われば、走りが劇的に変化する。KENDA KSMARTなどの細いタイヤを利用すれば、劇的に加速性能がかわる。Schwalbe Marathon Racerを利用すれば、耐久性もよく安定した走りができるであろう。
DAHON Curve D7のペダルを変更しよう!
標準で搭載されている折りたたみペダルは滑りやすい&重いという弱点がある。たかがペダルと言わずに変更してみよう。走りが安定するはずだ。
DAHON Curve D7のホイールを変更しよう!
これを行うと大改造になってしまう。
ホイールを変更すれば、ハブが変わる。特に後輪ハブが良いものになれば、走行性能が向上しやすい。小径車でたくさんハブが回転するから。
しかし、ホイール交換をして7速が利用できなければ、自然と8速以上を利用することになる。そうすれば、シフター、リアD、チェーンなどを変更する必要もある。
DAHON Curve D7がもう一台購入できるような値段がかかるよーーー!
まとめ
DAHON Curve D7はコンパクトで可愛らしいのが特徴だ。それを生かしつつ、タイヤとペダルだけは変更して、輪行利用で大活躍したいところだ。
今日も『自転車でGo.com』にお越しいただきありがとうございます。DAHON Curve D7のレビューをあらためて書いて気づいたことは、この自転車を気に入っているということだね♪
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