DAHON2022年モデルで楽しみなモデルがあります。
先日紹介したDAHON Calmも発売が楽しみなモデルですが、今回紹介するDAHON Deftarもワクワクさせてくれるモデルです。
- 9.9kgの軽量モデル
- でも、100,000円くらいのミドルグレード
この軽さにしてこの値段!
注目せざるをえないよね。
ということで、試乗レビューをお届け♪
DAHONとは?
DAHONは2018年で35周年を祝った折りたたみ自転車の老舗ブランド。
アメリカ人のDavid Hon氏が設立したブランドなので、略してDAHONです。
折りたたみ自転車=DAHONというくらい、業界のトップランナーといってもよいでしょう。
DAHON Deftarとは?
今回紹介するのはDAHON Deftar。
主な仕様は次の通り。
- 重量:9.9kg
- ホイールサイズ:20inch(ETRTO 406)
- 変速:8速
- 折りたたみサイズ:W78 × H65 × D35 cm
- サドルからペダルまで:690~940mm
- フレーム:Dalloy Sonus Aluminum, Vice Grip technology
- フォーク:Alloy Straight Fork
- ハンドルポスト:一体型、右折れタイプ、 300mm/8°
- シートポスト:Dahon Super Light aluminum, 33.9x580mm
- ブレーキ:Promax RC482
- ブレーキレバー:Tektro 289A
- フロントホイール:Dahon Pro 406, 14H, OLD:74mm
- リアホイール:Dahon Comp 406, 28H, OLD:130mm
- タイヤ:Kenda K-1082, 20×1.35, F/V
- クランクセット:Dahon light weight crank, 53T
- フロントディレーラー:なし
- リアディレーラー:Shimano Claris RD-R2000-SS
- シフター:Shimano Claris SL-R2000
- カセット:Shimano CS-HG50, 11-30T
- ペダル:MKS Promenade EZY quick release
- キックスタンド:アルミ製
軽量化にこだわっていると思われるところをハイライトしました。
9.9kgという仕様はゼッタイに10kg以下にしようというメーカーの気迫を感じさせるパーツ選びです。
軽いということは
- 加速性能が良い。
- 坂道も登りやすい。
- 折りたたんだ時に持ち歩きやすい。
とメリットしかありません。
それが、200,000円の高級車ではなくて、100,000円くらいで達成できています!
これは画期的!
どうやって10kg以下を達成したかといえば……、
↑なんといってもフロントホイールはDAHON Pro。軽い!
↑シートポストも軽量タイプ。何よりもしっかり固定される精度の高さでした。
↑クランクも肉抜きされている。
↑タイヤはKENDA KSMART。
このタイヤは私が、16インチDAHON Curve D7でも利用していた軽量タイヤで、乗ってすぐに
「何だこの加速性能は!軽い!」
と驚くタイヤです。
それ以外にもポイントになりそうな仕様は次の通りです。
↑リアホイールは通常のものだから軽量化には貢献していません。
↑8速ギア11-30T。
↑シフターはClaris。ブレーキはtektro。
↑ミドルグレード以上では標準搭載のフロントディレーラー用拡張台座。
↑フロントディレーラー装着のためにワイヤーガイドも用意されています。
↑フロントバッグ取り付けも可能。。。!?
↑キャリパーブレーキはPromax RC482。DAHON Visc EVOと同じ。
ブレーキが効かない!と言われますが、そんなことはありません。ちゃんと止まります。
ただ、シマノグレードに変更したほうが安心かもしれません。
なお、2009年くらいまではVitesseと呼ばれる類似フレームのモデルがありました。
似ていますが、VitesseはVブレーキ対応で、Deftarはキャリパーブレーキ対応です。
DAHON Deftarの走行性能
↑坂道ok
9.9kgという軽さがもたらしてくれる走行性能には期待しかありません。
予想通り、いや、それ以上にしっかりと加速します。
グッとふめば、ビュンと進みます。
この加速感覚が気持ちいいです。
自転車で道路を走ると気づきますが、平坦な道というのはあまりありません。
微妙に登りだったり、降りだったり。
その「微妙に登り」がサイクリングのストレスになりますが、ストレスなく前に進みます。
ペダリングをやめても、ススススッー、と進む感覚。
軽量タイヤと高級フロントホイールの影響が大きいと思われます。
繰り返しますが、100,000円くらいの折りたたみ自転車。
この価格帯でこの性能はちょっと記憶がないです。
ただ、ぐいぐい進むということはフレーム全体的に硬めとも言えます。
20kmくらい走るとちょっと疲労を感じますね。
DAHON Deftar 2022年モデルのカラー
3色展開。
↑ディープレッド(濃い赤)
↑ブラック(黒)
↑アッシュブルー(水色)
DAHON Deftarの折りたたみ方
DAHON Deftarの折りたたみ方法を紹介します。
↑シートポストを下げる
↑ハンドルポストを折る
↑フレームのロック解除
↑折りたたみ完成
↑折りたたみサイズはW82 × H66 × D36 cm
DAHON Deftarはカスタマイズ前提?
標準のままで乗ろう!
フレームそのものが軽いことから、カスタマイズが前提とも考えられるモデル。
実際に公式サイトにおいても
ミドルグレードからリリースする軽量性が特長のモデル。様々なカスタムへの拡張性も高く、ベースモデルとしても使用可能。
と記載されており、カスタマイズすることが暗に促されています(^_^;)
しかし、私はこのままの状態で利用することをオススメしたい!
- 100,000円くらい
- 20インチ
- 10kg以下
という自転車は他にないはず。
↑ヨッと持ち上げることもできる。ヒョイじゃない。でもヨイショじゃない。
他の追従を許さない軽さと価格のバランス。
まだ折りたたみ自転車を持っていない人に
「カスタマイズにいいですよ!」
と言うよりも
70,000円くらいの予算で考えている人に
「ちょっと金額を追加したら圧倒的な性能が手に入りますよ♪」
とアピールする方が魅力的ではないだろうか。
でもカスタマイズ考えるのも楽しいよw
もちろんカスタマイズを否定するわけではありません笑
フロントホイールはそのままで11速化、フロントダブルとして計算してみましょう。
↑DAHON Pro リアホイール、35,000円
↑シフター11速用 SHIMANO SL-RS700左右、13,000円
↑リアディレイラー105 R7000、4,400円
↑スプロケ105、4,100円
↑チェーン105、2,500円
↑フロントディレイラー105 R7000、3,400円
↑せっかくだからブレーキも105 R7000、7,000円
↑クランクもダブルにしないと。105 R7000、13,000円
↑ボトムブラケット、1,700円
ん?合計84,100円???もう一台購入可能?
そういうのは野暮。
カスタマイズは楽しいですよ!
フロントダブルを諦めると、60,000円くらいかな?
DAHON Deftarのライバルは?
100,000円くらいで折りたたみ自転車となるとライバル車がいくつかあります。
Tern Verge N8
タイヤグレードについてはSchwalbe Kojakを標準装備しているTern Verge N8が上回っています。
ただし、重量は11.5g。
DAHON K3
DAHON Deftarよりもさらに軽量化の8.2kgとなります。
しかし14インチで3段ギアとホイールサイズが小さいので、走行性能は落ちてしまいます。
DAHON Visc EVO
最初からフロントギアも搭載しています。
ワンランク上のモデルです。
でも、金額と重量もアップしてしまうね。
まとめ
- 100,000円くらい、20インチ406、10kg以下は素晴らしい
- このままカスタマイズしないで乗りましょ♪
- でも、カスタマイズも楽しそうw
最後に
今回も橋輪さんに協力をいただきました。いつもありがとうございます。
今日も『自転車でGo.com』にお越しいただきありがとうございます。ところで、Deftarってどういう意味だろう?
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