折りたたみ自転車ブランドDAHON。
大人気の14インチモデルといえば
- DAHON K3
- DAHON Dove Plus
と2種類あります。
どちらも14インチで軽量をウリにしているモデル。
↑DAHON K3
↑DAHON Dove Plus
同じブランドから2種類あるということは、どう差別化を図っているのでしょうか。
DAHON K3とDAHON Dove Plusを比較しました!
DAHON K3とDAHON Dove Plusの共通点
2つのモデルに共通していえるのは、軽さ重視と14インチという小さいホイールであることです。
順番に見ていきます。
その1: 軽さ重視
折りたたみ自転車でスポーツタイプだと12kg前後であることが多いです。
12kgは、持ち運ぶときになんとか運べるギリギリの重量。
いや、ちょっと辛いかも!?
しかし、DAHON K3とDAHON Dove Plusはともに7kg前後と圧倒的な軽さを実現しています。
- DAHON K3 = 7.8kg
- DAHON Dove Plus = 6.97kg
軽いので、持ち運びしやすいです。
軽いので、加速しやすいです。
自転車は軽いことによるメリットが多いので、これは大きなメリットといえるでしょう。
その2: 14インチ
一般的な折りたたみ自転車は20インチであることが多いです。
DAHON K3とDAHON Dove Plusの場合、どちらも14インチ。
タイヤが小さいことによるメリットは、省スペースで済むということ。
タイヤの端から端まで全長を計測すると
- DAHON K3 = 119cm (公称)
- DAHON Dove Plus = 113cm (公称)
- DAHON Boardwalk D7 (20インチ) = 150cm (公称)
- Raleigh Carlton F(ロードバイク) = 165cm (実測)
となっています。
この数センチは室内保管するときに大きな差となってきます。
ロードバイクや20インチだと室内でぶつけてしまい、気がつけば、家の柱がボロボロ。(私はおっちょこちょい)
14インチならば場所をとらないし、ぶつける心配も減るでしょう。
ただし、走行性能という点では、小さいことはメリットになりづらいです。
走行時、バランスが取りづらいです。
速度維持もたいへん。
中途半端に小さくしないで、思いきって14インチまで小さくしてしまおう!という強い意志が感じられる。
DAHON K3とDAHON Dove Plusの違い
14インチ軽量というコンセプトは同じでも、DAHON K3とDAHON Dove Plusは大きくことなります。
主な違いは次の通り。
その1: 重量
両者とも軽量をウリにしているが、その重量には1kg近い差。
- DAHON K3 = 7.8kg
- DAHON Dove Plus = 6.97kg
DAHON Dove Plusの方が圧倒的な軽さを実現しています。
ただし、DAHON K3の7.8kgも十分な軽さなので、実際にサイクリングをしたり、輪行したりする分には大きな違いを感じることはないでしょう。
その2: 変速ギアのあるなし
むしろ、大きな違いとして感じられるのがギアでしょう。
- DAHON K3 = 3速
- DAHON Dove Plus = 1速
たかが、3速、されど3速。
変速ギアがあるとないでは、走りに大きな違いが生まれてきます。
上り坂なら軽いギアを選択して、平坦でスピードに乗せるなら重いギアというように状況に応じて、適切なギアを選びたいです。
3速で十分とはいえないけれど、1速だと
- 座ってペダルを回す
- 立ってペダルを回す
の2択になってしまい、これが疲労につながってきます。
その3: ギア比
ギア数だけではなく、ギア比も異なっています。
これはチェーンリングが大きく関係しているのです。
DAHON Dove Plusは1速で、フロント47T、リア9T。
つまり47/9 = ギア比5.2(1回ペダルを回すと後輪が5.2回転)
一方のDAHON K3はフロント53T、リア9-13-17T。ギア比はそれぞれ
- 9T = ギア比5.9
- 13T = ギア比4.1
- 17T = ギア比3.1
14インチだと加速性能がよいこともあり、ある程度の重いギアがあったほうが、速度維持をしやすい。
DAHON K3の53/9 (5.9)は割と十分なギア比ですが、DAHON Dove Plusの47/9 (5.2)は、すぐに回し切ってしまう印象。
その4: 乗車姿勢
実はサドルからハンドルまでの距離が違います。
ハンドルポストの角度が違います。
- DAHON K3 = 高さ420mmで17度
- DAHON Dove Plus = 高さ400mmで15度
わずか2度の違いですが、2つを乗り比べてみると、明らかな違いに驚きます。
DAHON Dove Plusは175cmの自分にとって、自転車が小さくて窮屈に感じるものでした。
DAHON K3はそこまでの違和感を覚えることはありませんでした。
その5: 折りたたみサイズ
カタログ値で両者の折りたたみサイズは次の通り。
- DAHON K3: W65 x H59 x D28cm
- DAHON Dove Plus: W62 x H56 x D30cm
すこしでもコンパクトなものを選ぶならDAHON Dove Plusが良いでしょう。
わずか2〜3cmの違いでも輪行して電車内に運ぶとなると、ずいぶんと異なる印象を受けます。
買うならどっち?
軽さ最重視なら、DAHON Dove Plus。
↑DAHON Dove Plus、6.97kgの軽さを生かしたい。
14インチでも走行性能がある程度欲しいというならDAHON K3。
↑3速で走行性能アップ
しかし、どちらもメインの自転車として利用するのは厳しいかも。
平坦中心のルートで
- DAHON Dove Plus = 10kmくらいまで
- DAHON K3 = 20kmくらいまで
というのが目安(あくまでも個人の体験によります)。
それ以上の距離を走ることが多いなら、もう少しホイールが大きいものを選んだ方が快適なサイクリングができると感じます。
どちらのモデルも軽いので輪行があまり負担になりません。
輪行することが前提で10kmとか20kmというのは出先での楽しみがひろがりますね。
どちらの自転車を購入しても、今までとは違うサイクリングライフを提供してくれることでしょう(きっと)。
DAHON K3 2022年モデル
2022年5月現在は海外仕様のモデルが予約受付のようです。
↑ブルー(楽天でみてみる)
↑レッド(楽天でみてみる)
↑イエロー(楽天でみてみる)
↑ホワイト(楽天でみてみる)
DAHON Dove Plus 2022年モデル
2022年モデルは2色展開。
↑ポリッシュ(楽天でみてみる)
↑アイビー(楽天でみてみる)
今日も『自転車でGo.com』にお越しいただきありがとうございます。Schwalbe Big Appleタイヤにすると、走行性能が随分と変わる。
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