え?16インチで6kg以下?
そんな軽い自転車が存在するの?
今回紹介するHarry Quinn Limit5の折りたたみ自転車について
はじめて耳にしたときの反応でした。
さっそく、情報を集めてみましたので、レポートします。
軽い自転車に興味がある🤗
折りたたみ自転車が好き😍
という人に届け!
*本記事はHarry Quinn Limit5/6のカタログ情報と直営店で伺った話をもとにしています。
>>> Harry Quinn Limit5を楽天市場でみてみる
【追記 2023年10月7日】
Harry Quinn Limit6の試乗レビュー記事を書きました。
軽さは正義
↑片手でヒョイっと持ち上げられる軽さ。
Harry Quinn Limit5は
約5.98kg
と驚きの軽さ。
もはや、一輪車なのではないか?と疑いたくなるような軽さです。
自転車にとって軽さは正義です。
1gでも軽くするために
10,000円以上の投資をする人もいるとかいないとか。
自転車が軽ければ、
上り坂もスイスイ
加速性能も抜群
というメリットがあります。
それに加えて、折りたたみ自転車の場合
輪行するとき、運びやすい
というメリットも。
多くの折りたたみ自転車は11kg前後であることが多いです。
だから、10kg以下となると注目されますし
9kg以下となれば、数が限られます。
そして、8kg以下となれば、大騒ぎ。
それなのに、Harry Quinn Limit5は
約5.98kgという驚きの軽さ。
完全にゲームチェンジャーになるかも。
Harry Quinn Limit5軽さの秘密
なぜ、そんなにも軽いのでしょうか?
その秘密はパーツ構成にあります。
軽量化をするために
パーツひとつひとつにこだわりがあります。
フレームはアルミとチタン
フレーム素材はアルミ(A6061)を採用しています。
このアルミ素材は自転車フレームで珍しいものではありません。
しかし、折りたたみ機構を備えるための
ジョイント部分には
チタン
が採用されています。
フォークはカーボン
フォークはカーボン製。
16インチの折りたたみ自転車では
他に例をみないはず。
タイヤも軽量モデル
60TPIのケーシング量になっている
薄い軽量タイヤを採用しています。
おそらくはKENDA KSMARTを採用しているのかな?と想像しています。
チューブはTPU素材
見えないところでも軽量化。
チューブは流行りのTPU素材を採用しています。
空気圧管理をしっかりする必要があるけれど。
ハンドルバーとシートポストはアルミ製
それぞれ軽量アルミパーツを採用しています。
この辺りは素材によっては
乗り心地にも影響が出やすいところ。
実際に試乗して確かめてみたい。
ボトムブラケットにもこだわり
中空軸のボトムブラケットを採用しています。
ブレーキレバーも肉抜きされています
ブレーキレバーもCNC加工されたアルミ合金が採用されています。
チェーンは肉抜き加工で中空ピン
チェーンも軽量を意識されています。
チェーンプレートに肉抜き加工が施されて
結合ピンも中空。
チェーンは1コマ1コマは大したことがなくても、
100コマ以上が数珠繋ぎになっています。
このこだわりは大きいかも。
剛性が気になるところだけれど、
クロム硬化技術が採用されているそうです。
アウターケーブルも軽量化
ケーブル類の重量も大きな違いを生み出します。
ケブラー繊維を採用することで、
強度と軽量
を両立しています。
軽量化の秘密
つまり、パーツひとつひとつを見直して
一つずつ軽量化を進めた結果
約5.98kgを達成することができたということ。
こういった軽量化のこだわりは
一部の愛好家がカスタマイズで行っていた印象です。
標準状態でカスタムされている感じです。
Harry Quinn Limit6もある
なんと、3速モデルも別にあり!
その名もHarry Quinn Limit6。
Harry Quinn Limit5は約5.98kgと
とことんまで軽量化にこだわったモデル。
そのため、シングルギアです。
一方で、Harry Quinn Limit6は
3速にするためにちょっと重量増だけれど、
それでも驚きの
約6.82kg
です!
なお、Harry Quinn Limit6は
ハンドルポストの高さ調整をすることができます。
↑LTWOO3速が搭載されています。
Harry Quinn LimitシリーズのQ&A
本当に6kg以下?
実際にメーカーでは計測をしていると思いますが、
多少の誤差はあると思います。
それでも、100g違うということはないでしょう。
*これは他ブランドでも同じですね。あくまでも「約」ということ。
軽すぎませんか?
はい、軽すぎます。
衝撃的な軽さです。
ここまで軽いと
安全性は大丈夫?
体重重い人は乗れない?
軽すぎて、ペダルを踏むと前輪がうく?
と心配になります。
2023年9月に行われたミニベロのイベントで、
ちょっと試乗する機会がありましたので、
感触を確かめてみました。
軽すぎる……。
でも、前輪がうくということはなし。
ただ、実際の公道で走ったわけではありませんので、
そのときが楽しみです。
実際はもう少し重いですよね?
はい。
ペダルとキックスタンドを外した状態で計測する
のが、自転車重量では一般的です。
さらに、ベルとかライトなどを着用しないと
公道を走ることはできません。
よって、実際に走行できる状態では
もうすこし重くなるでしょう。
仮にプラス1kgとしても
軽すぎることに変わりはありません。
本当はもう少し軽くできますよね?
はい。
まだパーツを見直すことができそうです。
たとえば、サドルはクロモリ製のレールです。
ここをカーボン製にすれば、さらなる軽量化。
ただし、乗り心地にも影響するので、
それが良いかはわかりません。
販売元は?
ジック株式会社が開発しました。
「軽さ」にこだわる自転車専門店「ライトシリーズ」
というキャッチコピーで展開しています。
東京都自由が丘と大阪府心斎橋に直営店があり、楽天市場やYahoo!ショッピングにも店舗があります。
それ以外にも、
サイクルベースあさひ
サイクルスポット
といった量販店とも取引があります。
単なる格安のオンライン販売専門店ではなくて、
直営店もあるのが安心です♪
もう発売しているの?
2023年10月1日発売開始です。
この記事を書いている段階では公式発表のみ。
試乗してみたい
現在のところ、直営店を訪問しても試乗車はありません。
どうしても乗りたい
という場合、
9月9日、10日に直営店で試乗会があるそうです。(公式サイトで確認)
スペックは?
メーカー公式サイトによると次のとおりです。
Harry Quinn Limit5
↑Harry Quinn Limit5(楽天市場でみてみる)
Frame : Aluminum,Titanium(ジョイントピン)
Folding size : 650×290×550mm
Weight : 総重量約5.98kg(ペダル、スタンドを含まず)
Tire : 16×1.35
Chainwheel : 47T
Freewheel : 9T
Component : Single Speed
Color : Titanium Gray
Harry Quinn Limit6
↑Harry Quinn Limit6(楽天市場でみてみる)
Frame : Aluminum,Titanium(ジョイントピン)
Folding size : 650×310×550mm
Weight : 総重量約6.82kg(ペダル、スタンドを含まず)
Tire : 16×1.35
Chainwheel : 47T
Freewheel : 9-13-17T
Component : 3speed
Color : Titanium Gray
お値段は?
Harry Quinn Limit5 = 160,000円(税込176,000円)
Harry Quinn Limit6 = 170,000円(税込187,000円)
300,000円くらいするのかな?
と思いました。
先日もBROMPTON T Lineの衝撃的な価格で激震が走ったばかり。
かなり、がんばった価格であると思います。
メーカー利益でるのかな?
と余計な心配をしてしまいました。
他にもあるよ、軽量折りたたみ自転車
折りたたみ自転車は輪行することも想定されているので、
どうしても重量に敏感になってしまいます。
RENAULT ULTRA LIGHT7 TRY163
最大のライバルは
RENAULT ULTRA LIGHT7 TRY163
でしょう。
同じ16インチで3速です。
大きな違いは次のとおり。
RENAULT ULTRA LIGHT7 TRY163 約7.9kg
Harry Quinn Limit6 約6.82kg
RENAULT ULTRA LIGHT7 TRY163 99,225円(税込109,148円)
Harry Quinn Limit6 170,000円(税込187,000円)
ちょっと重いですが、
値段がぐっと安く設定されています。
>>> 楽天市場でULTRA LIGHT7 TRY163をみてみる
RENAULT ULTRA LIGHT7 TRY163の試乗レビュー↓
RENAULT PLATINUM LIGHT8
同じ16インチからもう1つ。
RENAULT PLATINUM LIGHT8は
7速
約8.8kg
74,970円(税込82,467円)
となっています。
グッと安くなり、さらに、7速と多段化しています。
さらに、黒、シルバー、赤と3色展開しているのも魅力的です。
↑マットブラック(楽天市場でみてみる)
↑メタリックシルバー(楽天市場でみてみる)
↑メタリックレッド(楽天市場でみてみる)
RENAULT PLATINUM LIGHT8の試乗レポートは↓です。
BROMPTON T Line
値段が全然違いますが、軽量をアピールしているという点で紹介しておきたいです。
DAHON K3
↑DAHON K3(楽天市場でみてみる)
折りたたみ自転車ではメジャーブランドのひとつ
DAHON K3
も検討対象でしょう。
DAHON K3は14インチモデルですが、
ハンドル位置がかなり前傾になっていると感じます。
その他、ライバル?
10kg以下でも十分軽量ですが、9kg以下のモデルは↓にまとめあり。
今日も『自転車でGo.com』にお越しいただきありがとうございます。Harry Quinn Limit6に試乗しました。
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