エントリーからハイエンドまで幅広い製品ラインアップがあるDAHON。種類が多すぎて、似たようなモデルで消費者を混乱させているのも事実。
初めて折りたたみ自転車DAHONを購入しようとした人にとって紛らわしいモデルが2つある。
- DAHON Route
- DAHON Vybe D7
どちらも実売で50,000円くらい。いったい何が違うの?
この2モデルの違いを4つにまとめたよ。
DAHON RouteとDAHON Vybe D7の違い、その1:代理店
実はDAHONを取り扱う輸入代理店は現在国内に2つある。ひとつはアキボウ、もう一つは武田産業。なんとややこしい(-_-#)
武田産業が取り扱っているDAHONをインターナショナルモデルと呼ぶのだ。

それぞれの代理店が別々にエントリーモデルを用意した結果、
- DAHON Route = アキボウモデル
- DAHON Vybe D7 = 武田産業(=インターナショナルモデル)
となった。消費者にもたらすメリットはない(-_-#)
埼玉県のハクセンさんのような一部の販売店を除けば、両方の代理店に対応しているお店はない。結果として、自分が購入しようとしたモデルがお店にないこともありうるのだ!
DAHON RouteとDAHON Vybe D7の違い、その2:ハンドルポスト
ハンドルポスト角度も違う。DAHON Routeは8度、一方でDAHON Vybe D7は12度である。DAHON Vybe D7の方が前傾姿勢になるということ。
DAHON RouteとDAHON Vybe D7の違い、その3:ギア比
注:この問題は2021年では同じになった。
両モデルとも7速だが、ギア比が違う。フロントチェーンリングサイズが異なるためにこのような現象になっている。
ケイデンス70(1分間にペダルを70回転)でサイクリングをしたときの時速は次の通り。
速度 | DAHON Route | DAHON Vybe D7 |
---|---|---|
1 | 11.4km/h | 10.1km/h |
2 | 13.3km/h | 11.8km/h |
3 | 14.5km/h | 12.8km/h |
4 | 15.9km/h | 14.1km/h |
5 | 17.7km/h | 15.7km/h |
6 | 19.9km/h | 17.6km/h |
7 | 22.8km/h | 20.1km/h |
目安として
ママチャリ巡行速度=15km/h
スポーツバイクでゆっくり流すスピード=20km/h
スポーツバイク巡行速度=25km/h
とする。そう考えると、DAHON Routeでも物足りないと感じる。しかし、DAHON Vybe D7に至っては、全くスピードをだすことができない。
このギア比では「DAHON Vybe D7はスピード出ないなぁ。ママチャリみたいだ」となってしまうだろう。スピード出すぎは危険だが、出ないのはつまらない。
DAHON RouteとDAHON Vybe D7の違い、その4:重量
重量比較は
- DAHON Route =12.2kg
- DAHON Vybe D7 = 12.3kg
と100gほどの違いがある。構成パーツが微妙に違うことが原因だ。
少しでも軽いほうがよいけれど、冷水をかけるようなことを言うと、どちらも重い。
輪行をするつもりなら10kg以下でないと辛い。
DAHON RouteとDAHON Vybe D7の違い、その5:色
DAHON Routeのカラー(2021年モデル)
↑ルビーレッド
↑クラウドホワイト
↑コバルトブルー
↑ピュアシルバー
↑マットブラック
↑フォレストグリーン
DAHON RouteとDAHON Vybe D7の違い、その他
カタログを眺めると気がつく、他の違いは
- アウターケーブルの張り方が少し違う。
- シフターがDAHON Routeはシマノ製じゃない。
- ホイールも違うみたい。
- 折りたたみサイズ。
まとめ
- 代理店が違う
- ハンドルポスト角度
- ギア比(でも2021年モデルは同じ)
- 重量
- 色
- 他にも細かく違う
今日も『自転車でGo.com』にお越しいただきありがとうございます。DAHON Routeの試乗レビューを書きましたよ♪

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コメント
vybe d7にはボトルケージ取付穴がありません。買ってから気付いてショックでした(^^;
どん様
コメントいただきありがとうございます!
その違いは見逃していました。情報ありがとうございます。
ところで、DAHONにボトルケージ取付をすると、角度が地面に対して水平に近いために、ボトルケージ種類によっては
ボトルが落ちやすくなります。それはそれで困りますよね(^_^;)