折りたたみ自転車ブランドDAHONのスマッシュヒットとなっているといえば、
DAHON K3。
- なぜ、人気なのか?
- いつから発売されているのか?
- 弱点はどこにあるのか?
などを考えてみました。
DAHON K3が人気のわけは?
DAHON K3が絶好調。その理由は
- 軽い
- 小さい
- それでも3速
の3つがアピールしやすいから。
順番に見ていこう。
DAHON K3は軽い
折りたたみ自転車は11kgくらいであることが多いです。
折りたたみ機能をつけるとどうしても重たくなってしまいます。
しかし、DAHON K3はペダルなしで7.8kgを達成。
これは驚くべき軽さ。
現実的には、ペダルを追加するなどして8.5〜9.0kgくらいになります。
が、それでも容易に持ち上げることができます。
DAHON K3は小さい
折りたたんだサイズが小さいのも特徴です。
20インチのDAHON Boardwalk D7とサイズ比較をすると
- DAHON K3 =W66 x H59 x D28cm
- DAHON Boardwalk D7 = W78 x H65 x D34cm
と、かなり違います。幅12cmの差は大きいです。
軽さとも合わさって、収納することも容易です。
DAHON K3は3速
DAHON K3は軽さと小ささを追求しています。
その結果が14インチ。
それなのにDAHON K3は3段ギア搭載です。
フロント53Tでもあるので、スピードもかなり出すことができます。
ケイデンス70(1分間にペダルを70回転)でサイクリングをしたときの時速は次の通り。
速度 | DAHON K3 |
---|---|
1 (17T) | 13.4km/h |
2 (13T) | 17.5km/h |
3 (9T) | 25.2km/h |
10速の自転車ほど滑らかに変速することはできません。
が、走行性能を大幅に犠牲にするのを避けることができました。
DAHON K3の歴史
スマッシュヒットのモデルですが、実のところ、歴史はそんなに古くないです。
2019年モデル
2019年モデルの先行発売として2018年6月に発売されました。
当初は白と赤のみ。
2018年9月に黄色追加。
2019年3月に青色追加。
82,000円。
2020年モデル
83,000円と1,000円の値上げ。
赤、黒、黄緑と色変更に留まりました。
2021年モデル
じわりと値上げされて85,000円となりました。
さらに年度途中から3,000円値上げされ、88,000円。税込で96,800円となりました。
ヘッドバッジがなくなり、前カゴが取り付けられる穴がつきました。
↑こういうのがついています。(写真はDAHON Speed Falco)
タイヤ種類が
KENDA K1082→CST C1653
と変更。
ブランドが変わっただけで、サイズは同じです。
もっとも、多くの人がタイヤをSchwalbe Big Appleに変更しているから気にしていないかも。
大きな変更点は色でしょう。
↑赤、2019年モデルから継続され続ける(楽天リンク)
↑ガンメタ(黒)、2020年モデルからの継続(楽天リンク)
↑シルバー、新色(楽天リンク)
↑限定カラーのマットブラック(楽天リンク)
色は見た目に大きく関わります。
大事なポイントだけに、色選択がもっとあれば、楽しいと思うのだが。
2022年モデル
新色シャンパンが追加されて1,800円値上げで89,800円+税。
税込98,780円でギリギリ100,000円以下。
そして、2022年2月より、またしても値上げとなりました。
税込99,880円。
ギリギリ100,000円以下とおもっていたところ……、
2022年8月17日からは税込で105,600円。
大台に乗ってしまいました😅
↑写真は橋輪さんより
2022年モデル(海外仕様モデル)
なお、売れ筋であるDAHON K3をさらに広めようと、特別モデルも販売されています。
海外仕様のモデルのようです。
主な違いは
フロントカゴ取り付けのネジ穴がありません。
ペダルが折りたためません。
タイヤチューブが米式バルブです。
キックスタンド付属します。
- 割安
2023年モデル
基本的に前年度を踏襲していますが、限定カラーモデルもあるようです。
* マットブラック
* アーミー
* ブラウン
が限定色となります。
DAHON K3の弱点
軽くて、小さくて、スピードも出せるという夢のような折りたたみ自転車ですが、弱点もあります。
弱点を把握して、そこを改善すれば(カスタマイズすれば)さらに満足度アップ。
- ハンドル固定
- やっぱりフラつく
- 乗り心地が固くて疲れる
- キックスタンドがない
という4つの弱点があるので、順番に確認しましょう。
ハンドル固定
重量を抑えるためなのか、ハンドルポストが固定タイプです。
自分に合うサイズにしたければ、ハンドルポストを伸縮タイプに変更してしまうのも一考でしょう。
標準ではどうも高さが合わないという場合に変更しましょう。
やっぱりフラつく
かなり安定した走りではあるものの、やはり14インチはとても小さいので、バランスを取りづらいです。
そこで、タイヤサイズを大きくするとずいぶんと改善しそうです。
Schwalbe Big Appleにタイヤ変更するだけで、走行時の安定味や乗り心地が大きく改善されるでしょう。
タイヤが太い(50mm!)ので、乗り心地が劇的に変化。
さらに、タイヤが太い分、結果として外周が大きくなります。
だから、スピードもアップ!
ケイデンス70(1分間にペダルを70回転)でサイクリングをしたときの時速を標準タイヤと比較したのが次の通り。
速度 | 標準タイヤ | Big Apple |
---|---|---|
1 (17T) | 13.4km/h | 14.4km/h |
2 (13T) | 17.5km/h | 18.8km/h |
3 (9T) | 25.2km/h | 27.2km/h |
14インチで27.2km/hというのは驚くべきスピードです。
標準タイヤはSchwalbe Big Appleにしてもよいのでは?と感じるくらい、しっかりと走る自転車に様変わりとなります!
乗り心地が固くて疲れる
14インチで小径、アルミフレーム、軽量化を重視するための細いタイヤという3つの条件が重なっているからか、乗り心地が硬いです。
硬いということは試乗したときは
「おおおおぉーーー!意外とスピード出る!」
という感想をもちますが、5km、10km、15kmとサイクリングをしていくと、手首を中心に全身疲労。
先に紹介したようにタイヤをSchwalbe Big Appleにすることで、幾分軽減されますが、疲労は14インチの宿命かも。
輪行前提で、出先で機動力を発揮!という使い方が向いていると思います。
↑Schwalbe Big Apple(楽天リンク)
キックスタンドがない
少しでも軽くするためでしょうか。この折りたたみ自転車にはキックスタンドがありません。
14インチで長距離を走るというよりは、「ちょっとそこまで〜」という環境で乗ることが多いでしょう。
寄り道をしたりすることもあるので、駐輪しやすいようにキックスタンドを搭載すると便利になりますよ。
↑DAHON 純正キックスタンド(楽天リンク)
↓DAHON K3のカスタマイズについてまとめた記事もあります。
まとめ
14インチ、7.8kgで軽量コンパクトなのに3速とわかりやすいアピールポイント。
ちょっとカスタマイズすると、さらに乗りやすくなります。
人気なのもうなづけます。
今日も『自転車でGo.com』にお越しいただきありがとうございます。DAHON K3の試乗レビュー記事も参考にしてね♪
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