【試乗レビュー】DAHON Visc EVO

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「折りたたみ自転車でスピードを出したい!」ワガママなことを言いますね。

でも、そんなわがままに応えてくれる自転車があるといえば驚き?

今回紹介するDAHON  Visc EVOはそんなワガママに応える自転車。

スピードを出してビューーっとサイクリング、そして目的地に着いたら輪行。

そういう欲張りな利用を考えている人の需要を満たせるのかな?

試乗レビューをお届け。

 

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DAHON Visc EVOはスピードでるよ♪

抜群の加速力をもたらすのは軽めの車体重量

DAHON Visc EVOの最も大きな特徴は、折りたたみ自転車でもびっくりするようなスピードを出せること。

ペダルを踏んだ瞬間にわかる、なんといっても加速力が素晴らしいです。

ペダルを一漕ぎ、「あっ!」と違いを感じることができました!

この素晴らしい加速力はDAHON Visc EVOの重量にヒントがあります。

 

公式の車体重量は10.9kg。

 

約11kg。

もちろんもっと軽い自転車はあります。

しかし、折りたたみ自転車の中では完全に軽い部類に入るでしょう。

11kgと12kgでは結構敏感に重量差を感じることができます。

12kgでもママチャリに比べれば軽い部類だが、スポーツバイクとしてみれば、普通。

11kgとなると、お?軽いかも。と感じることができます。

 

独特のフレーム構造で剛性アップ

スピードに乗せやすい理由は、きっとフレーム設計も理由でしょう。

フレームが2箇所でロックされる構造なので、剛性感が増している(と思われます)。

Re-barと呼ばれていますが、持ちやすいだけでなく、頑丈になっています。

 

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↑Re-bar(visa EVOとロゴが書いてあるところ)で剛性アップ!

 

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↑持ちやすい

 

フロントディレーラー標準搭載

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さらにフロントディレイラーが標準で搭載されているのがポイントです。

折りたたみ自転車ではフロントディレーラーが省略されていることが多いです。

フラッグシップモデルのDAHON Mu SLXでさえ、フロントディレーラーは省かれています。

街中利用ではあまり必要がないのも事実ですが、やはり、あると心強い。

フロントディレーラーがあれば、様々な路面状況に対応しやすくなります。

フロントディレーラーがオプションで搭載可能という車種は多いです。

実際、DAHONの折りたたみモデルでフロントディレーラー標準搭載なのは、DAHON Visc EVO、DAHON Speed RB、DAHON Dash Altenaだけです。

 

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DAHON Visc EVOの折りたたみについて

目的地に到着したところで、ぱっぱっと折りたたみができるのもDAHON Visc EVOの良いところ。

折りたたみ方法を紹介すると……。

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↑シートポストを下げる

 

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↑ハンドルを折る

 

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↑フレームのロックを解除

 

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↑フレームを折る

 

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↑おりたたみ終了!

 

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↑折りたたみサイズは82 x 65 x 39cm

 

DAHON Visc EVOは折りたたみ自転車では大きめのホイール20インチ(451)を採用しています。

そのために、折りたたみサイズはどうしても大きめになってしまいます。

 

他の折りたたみ自転車とサイズ比較をしてみましょう。

DAHON Visc EVO: W82 x H65 x D39cm

DAHON Speed Falco: W82 x H66 x D36cm

DAHON Horize Disc: W85 x H68 x D43cm

 

DAHON Horize Discは20インチ(406)なので、1周り小さいホイールサイズ。

だから小さくて当たり前なのに、折りたたみサイズは一番大きいね。

 

DAHON Visc EVOと他の20インチ(451)を比較すれば、負けず劣らずといえます。

 

DAHON Visc EVOのスペックで気になるところ

ざっとスペック表を見てみましょう。

  • 重量:10.9kg
  • ホイールサイズ:20inch(ETRTO 451)
  • 変速数:20速
  • 折りたたみサイズ:W82 × H65 × D39cm
  • フレーム:Dalloy Sonus Aluminum, Re-Bar & Vice Grip technology
  • フォーク:Dahon Slip Stream aluminum fork
  • ハンドルポスト:Radius onepiece, rightside folding, 300mm/8°
  • シートポスト:Dahon Super Light aluminum, 33.9x580mm
  • ブレーキ:Promax RC482
  • ブレーキレバー:Tektro 289A
  • フロントホイール:Dahon Comp 451, 20H, OLD:74mm
  • リアホイール:Dahon Comp 451, 28H, OLD:130mm
  • タイヤ:Kenda Kriterium, 20×1-1/8, F/V
  • クランク:Cold forged alloy, 53x39T
  • フロントディレーラー:Shimano Tiagra, FD-4700
  • リアディレーラー:Shimano Tiagra, RD-4700
  • シフター:Shimano Tiagra, SL-4700
  • スプロケ:Shimano CS-HG500, 11-25T

 

20速で、Tiagra中心のパーツ構成。

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↑リアディレーラーはTiagra

 

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↑シフターもTiagra

 

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↑スプロケは11-25T。Tiagraグレード。

 

ちょっと気になったのがブレーキ。

標準で搭載されているのはPromax RC-482。

これはリーチが少し長めの47mmから60mm。

ロードバイクで利用される通常のキャリパーブレーキよりも長いためにブレーキ制動力が落ちてしまいます。

 

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↑ブレーキはTiagraではない

 

試乗した時はほとんど平坦路だったので、気にならなかった。しかし、下り坂では、ちょっと心許ないです。

↑Promax RC-482

 

ブレーキをSHIMANO105グレードに変更しようとしても、サイズが合いません。

ワイズロードのサイトではアダプタで対応しています

一応の解決策ではあるが、実際の使用者からのレポートが欲しいところ。

 

DAHON Visc EVO、カスタマイズで走行性能アップか!?

標準の状態でもフロントディレイラーがあるので、かなり様々な状況において走ることができる。

しかしカスタマイズしたくなるところがやっぱりあります。

 

ハンドルを変える

I tested dahon visc evo 9

フロントディレイラーを活かしつつ長距離を走るとなると、やはりハンドルはフラットではなくドロップハンドルを選びたくなります。

 

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↑標準はフラットバー

 

ドロップハンドルで20速を維持するなら、自動的にコンポはTiagraグレードを選ぶことになるでしょう。

 

↑ST–4700

「どうせ変更するなら上のグレードにしようぜい!」ということであれば、後輪11速になるので様々なパーツの交換が必要。

 

たとえば一つ上の105グレードとすれば、

↑STI、ST-R7000

 

↑リアディレーラー、RD-R7000

 

↑スプロケット、CS-R7000 (12–25)

 

↑ギア比をワイドに変えてみる?スプロケット、CS-R7000 (11–28)

 

↑チェーン、CN–HG601

 

標準状態でも長距離走行は可能だが、ドロップハンドルにすれば、より快適になります。

ここまで書いて気づいたが、標準の後輪ハブは11速対応していません。

だとすれば、ホイールのグレードアップも必要になります。

 

↑韋駄天ホイール20インチ(451)用

 

グレードアップすると、結構な予算が必要です。

さらに、折りたたみのときにハンドルが出てしまうので邪魔になります。

この辺りが思案のしどころか?

 

DAHON Visc EVOのライバル候補となりそうな他モデル

同価格帯で他のモデルとなるといくつか候補が挙げられます。

10万円から15万円で集めてみました。

 

Tyrell IVE

タイヤサイズは18インチと小さくなるし、自転車の方向性としてはスピードよりも快適に気楽に乗れることがより重視されているモデル。

DAHON Visc EVOとは方向性が違うタイプなので、自分の利用法として合うのはどっちかをよく考えよう。

【試乗レビュー】Tyrell IVEで50kmくらい走ったからレビュー
折りたたみ自転車Tyrell IVEに初めて乗った感想は折りたためるスーパーママチャリ。ホントに楽な姿勢で気持ちよくサイクリングができると感じました

 

DAHON Speed Falco

もしDAHON Visc EVOが高すぎて買えない。

予算オーバーという場合、DAHON Speed falcoを選びたい。

重量がちょっと上がってしまいますが、クロモリフレームでより安定して走れると思われます。

【試乗レビュー】DAHON Speed Falcoのバランスの良さにニヤリ
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DAHON DASH Altena

同じDAHONで、20インチ(451)モデル。

こっちの方が、フレーム形状を考えてもより剛性感がありそう。

また、ドロップハンドル&キャリパーブレーキは一般的なパーツ構成なのでカスタマイズもしやすい。

ただし、折りたたむときは必ず工具が必要。

気軽に折りたためるわけではないので、どちらを選ぶかはよく吟味したいところ。

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おまけ、Visc EVOってどういう意味?

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英語では子爵のviscountの省略形。でもなにか別の意味があるのかな?EVOはきっとEvolution=革命の省略と思われる。

 

DAHON Visc EVO 2022年モデルは?

2022年も現役モデル。

大幅な変更なし。

2020年と比較すると、赤と白がなくなって、スカイグレー追加。

↑マットブラック(楽天リンク

 

↑マンゴーオレンジ(楽天リンク

 

↑スカイグレー(楽天リンク

 

まとめ

I tested dahon visc evo 1

DAHON Visc EVOは

  • 20速で10.9kgなので加速力抜群
  • 折りたたみも簡単
  • 長距離を走りたいならドロップハンドルにしたい
  • ブレーキちょっと心配
  • 2022年も継続、ちょっと値上げされた

 

最後に

今回も橋輪さんに協力をいただきました。いつもありがとうございます。

 

 

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