【試乗レポ】DAHON Dash Altenaは折りたためるロードバイク

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折りたたみ自転車の代名詞ともいえるDAHON。その中で異色のモデルDAHON Dash Altena。

折りたたみ自転車といえば、フレームが独特の形をしている。しかし、DAHON Dash Altenaはいかにも折りたたみ自転車という出で立ちではなくて、普通のミニベロ。知らない人が見たら、「DAHONで折りたためない自転車が発売された」と思うかもしれない。

ずっと乗ってみたいと思っていた折りたたみ自転車DAHON Dash Altenaだが、ついに試す機会に恵まれたので、試乗レポートをお届け!

*実は、試乗するべきサイズを間違えたのでフェアじゃないかも(後述)

 

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DAHON Dash Altenaの特徴は?

DAHON Dash Altenaは20インチ(451)ダイヤモンドフレームでドロップハンドル搭載ミニベロ、しかし驚くべきことに折りたたみ可能!それぞれ特徴を見ていこう。

20インチ(451)

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このサイズをミニベロと呼んでいいのだろうか?日頃小さいホイールに見慣れていると、ホイールがとてつもなく大きく見える。もちろんロードバイクと比較すれば小さいのだが、ミニベロ???と疑問に思ってしまうくらい大きいホイール。

この大きめのホイールが走るときは安定味につながるだろう。

 

ダイヤモンドフレーム

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↑オレンジの線に注目。

折りたたみ自転車は折りたたむためにどうしても自転車の形状が独特なものになりやすい。しかし、このDAHON Dash Altenaは王道のダイヤモンドフレームなのだ。

ダイヤモンドフレームなので、しっかりとした剛性感がある。また、見た目も折りたたみ自転車ぽくない。

 

ドロップハンドル

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ドロップハンドルを標準搭載している。よくミニベロをドロップハンドルにカスタマイズしているのを見かけるが、この自転車は最初からドロップハンドルなのだ。DAHONからの「長距離を走りなさい!」というメッセージが伝わってくる。

サイクリングロードを走っていれば、結構なスピードがでるはず。その走りでロードバイク乗りを驚かせて、ドヤーッとアピールするような自転車なのだ(たぶん)。

 

折りたたみ

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ドヤーッとアピールをした後にゴール地点で「その自転車なんですか?すごいですね」なんて話しかけられたときに、

「折りたたみ自転車なんですよー!」

とまたしてもドヤ顔で自慢しながら折りたたみ、パッと車に乗せて走り去るような自転車。

Lock Jawと呼ばれる折りたたみ機構。アーレンキーで2箇所のロックを解除することで折りたたむことが可能になる。

 

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↑2箇所のロックをアーレンキーで解除する

 

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↑アーレンキーで解除しているところ

 

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↑このギザギザがしっかりとロックしている証。

 

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↑折りたたみ時に自立するように台座がついている(キックスタンドなし)

 

ダイヤモンドフレームなので、折りたたみサイズは小さくはないけれど、ロードバイクと比較すれば、簡単にコンパクトにできる。

ドロップハンドル搭載で折りたたみ自転車といえばTyrell FX。折りたたみサイズを比較すると次の通り。

  • DAHON Dash Altena (M) W92 x H89 x D36
  • DAHON Dash Altena (L) W93 x H91 x D37
  • Tyrell FX W87 x H79 x D35

ホイールサイズが違うけれど、Tyrell FXよりも一回り大きい感じ。

なお、DAHON Dash Altenaの奥行き(D)は40cm以下となっているが、そんなことはないだろう。ドロップハンドルは42cmあるはず。よってそれ以上に短いのは不自然。カタログではハンドルを90度ひねっているが、そのためにはステムを緩めて回す必要がある。それはサイズ測定で反則かと。

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↑ドロップハンドルはたためないでしょ!?

 

よって

  • DAHON Dash Altena (M) W92 x H89 x D42
  • DAHON Dash Altena (L) W93 x H91 x D42

と勝手に訂正(^_^;)

何れにしても、嵩張ってしまい電車輪行では気疲れしそう。ロードバイクよりはコンパクトだろうが、それでも他の折りたたみ自転車以上に周囲を気にして輪行する必要がありそうだ。

車に乗せる場合は、自分の車に積むことができるかどうかをお店で試してみてから購入するべき。購入後に「車に入らない!」というのは避けたい。

 

折りたたみでフレームに傷?

折りたたみ自転車で輪行するとフレームに傷がついてしまうことはよくある。しかし、DAHON Dash Altenaの場合は、クランクが展開時にフレームに当たってしまい、畳む&展開するだけで傷がついてしまうことがある。利用するときなどは、ダウンチューブに傷がないかを確認したい。

 

DAHON Dash Altenaの歴代モデル

DAHON Dash Altenaは歴史が浅く、2015年モデルから登場。451ホイールでドロップハンドルというコンセプトは変わらないものの、スペックやカラーは少しずつ違う。

2015年モデル

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初登場、SORAで18速、オリーヴとアイスグレー、142,000円+税

 

2016年モデル

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カラーチェンジのみでネイビーブルーとキャラメルブラウン、SORAで18速、142,000円+税

 

2017年モデル

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この年からは大幅変更。多すぎるのでリストにした。

  • フレームデザイン見直しでシートステイが歪曲している。
  • SORAからClarisとなったので、16速となる。
  • サドルもスポーティーなものへと変更。
  • チェーンリングが55/44から53/39となる。
  • カラーはアイスホワイトとバーガンディ。
  • 値下げして、128,000円+税。

 

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↑フレームのデザインが違うでしょ

 

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↑フレームのシートステイが曲がっている

 

2018年モデル

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新型Claris搭載。NIGHT FLYという特別ブラックエディションがある。黒いDash Altenaが欲しいなら、2018年モデルを探すしかない。ドレスブラックとアクアの2色展開。128,000円+税。

 

2019年モデル

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カラー変更はメタリックグレーとブリリアントシルバー。

橋輪さんの記事によると、フロントブレーキキャリパーの取付位置を見直したので、カスタマイズするときなどにSHIMANOブレーキを普通に取り付けることが可能になった。従来はカルマックスタジマさんの記事にある通り、台座交換をする必要があった。

値段据え置き128,000円+税。

 

2020年モデル

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一部カラー変更と値上げのみ。メタリックグレー(継続)とブリティッシュグリーン。130,000円+税。

 

DAHON Dash Altena (2020)のスペック

DAHON Dash Altenaのスペックをみてみよう。

  • フレーム:アルミ
  • フォーク:アルミ
  • ステム:90cm / 100cm
  • シートポスト:アルミ31.6
  • キャリパーブレーキ:Tektro R-315
  • STI:シマノClaris
  • タイヤ:KENDA Kwest 28-451
  • ホイール:Dahon Hi polished 451
  • ハブサイズ:F74mm R130mm
  • クランク:53/39T
  • リアD:シマノClaris
  • フロントD:シマノClaris
  • カセット:CS-HG50 11-32T
  • ペダル:折りたたみ式
  • キックスタンド:なし

簡単にまとめると、コンポはシマノClarisで、アルミパーツが中心。折りたたみ自転車にありがちな特殊パーツではなくて、一般的なパーツが多い。必要に応じて、アップグレードがしやすい設計だ!

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↑シマノClaris

 

 

後輪ハブは130mmなので、ロードバイクと同じ。しかし、11速対応になっていないのが残念。アップグレードは10速までか、11速にするならホイール交換の必要がある。

 

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↑キャリパーブレーキ

 

DAHON Dash Altenaに乗ってみて

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走っている感じ

実際に試乗してみて感じたのは、なるほど折りたたみ自転車ぽくない、ふつうのロードバイク風ミニベロ。アルミフレームでガッチリしているので、硬いフレームという感じ。だから、ペダルを踏めばグイグイと進む感じだった。

 

サイズについて

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すごく気になったのがハンドルが近すぎること。トップチューブが短いので、ハンドルが近い。ステムは一番上につけているのに低い。前傾姿勢がきつすぎる。。。と感じたところで気がついた。

 

試乗しているのはMサイズで私には小さすぎる!

 

DAHON Dash Altenaには2サイズあって、MとLがあったのだ。折りたたみ自転車でサイズ展開をしているのは珍しい。公式サイトによると

  • Mサイズ:157cm – 172cm
  • Lサイズ:170cm – 193cm

と記載がある。私は175cmくらいなので、Mは不適応だった。

購入する人は必ず試乗してサイズ確認をしてほしい。

 

カスタマイズ意欲が刺激される!?

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標準コンポのClarisはシマノのロードバイクコンポでは下位グレードに位置する。105の変速に慣れているので、なめらかに変速しているとは言い難いが、特に不快なものではなかったが……(やっぱりカスタマイズしたいかな)。

 

DAHON Dash Altenaをカスタマイズするなら?

タイヤとペダルとキックスタンド、この3点は絶対に追加/変更したい。

ペダル変更

ドロップハンドルだけにスピードを出す曲面もあると思うが、ペダルがツルツルのものなので、滑ってしまう。SPDではなくても、しっかりと踏めるペダルにしたい。

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↑ペダル、滑りそうだけれど、大丈夫?

 

タイヤ変更

せっかくのドロップハンドルである。タイヤを軽量なものにすれば軽快な走りとなるだろう。Schwalbe Duranoや最高級のSchwalbe Oneにすれば、劇的な走りの違いを感じることができそう。406サイズではないので、間違えて購入しないように注意しよう。

キックスタンド追加

ロードバイクぽさを演出するためか、キックスタンドがついていない。台座はあるので、装着した方が利便性が向上すると思う。『硝子の少女』さんで利用実績が報告されているので安心。

 

コンポ変更

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これは悩ましい。8速のClarisだってしっかりと変速する。もしコンポをアップグレードするなら105やUltegraを利用したいところだが、後輪ハブが11速対応していない。よって、10速の旧モデルコンポを探すか、後輪ごと変更する必要がある。

せめて、ブレーキをシマノ製にするだけでも制動力がよくなるかな。Tektroの標準でしばらく利用してみて不満ならブレーキだけ変更というのはありかと思う。

しかしながら、現状に満足をしないのは人のさが。きっとClarisから105以上のコンポに変更したくなるはず。むしろ、105にして軽量化を図り、高性能の後輪ハブにしたモデルに乗ってみたい。

 

ハンドル交換をしてみては?

パーツがシルバーカラーで統一されているので、全体のバランスを気にする必要があるけれど、ハンドル交換をしてはどうだろうか。

全体的に長距離を走るにはフレームが硬いように感じる。ハンドルをカーボン製品にすることで、長距離ライドでの体への負担を軽減できそうだ。

おまけ:もしクロモリフレームで発売されたら?

クラシックな雰囲気を大事にしていると思われるDAHON Dash Altena。それならいっそのこと、クロモリフレームにならないだろうか。アルミよりも細身のデザインでより洗練された雰囲気になると思うんだけれどなぁ。

その場合、最初から設計し直しになると思うので、やはり難しいのかな?

twitterでつぶやいていると販売店の方から、コメントをいただいた。

 

やはりダメか……。

 

まとめ

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折りたたみサイズは小さいとは言えないが、全く折りたたみと感じさせないデザインが魅力的だ。また、パーツ構成が特殊ではなくカスタマイズしやすいのも○。基本はロードバイクぽいミニベロとして利用して、たまに折りたたむというのが良さそう。

今回試乗したのはMサイズ。あらためてLサイズで評価したい

 

最後に

今回も橋輪さんに協力をいただきました。いつもありがとうございます。

 

 

今日も『自転車でGo.com』にお越しいただきありがとうございます。なにはともあれ、輪行袋は同時購入するべし。

 

 

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