クロモリロードバイクを買いました!購入したのはRaleigh Carlton F。あれだけロードバイクは買わないとか、ANCHORが気に入った!と言っていたのに、最後に選んだのはRaleigh。
購入してからの帰り道、きっとサングラスの下で目は不気味な笑いを浮かべていたに違いない。
ロードバイク初心者がクロモリを選んだのはなぜか?今まで30,000km以上は折りたたみ自転車に乗っていた私がロードバイクに乗るとどういう印象なのか?などなど、50kmほど試走したので、第一印象をお届けしたい。
購入したのはRaleigh Carlton F!
ついにロードバイクを購入した。周囲の人からは「え?ロードバイクもってないんですか?」と散々言われていたのだ。
で、どうしてRaleigh Carlton Fなの?
そもそもロードバイクいらないといっていたよね?
人は変わる。長距離、たとえば100kmを気持ちよく走ってみたくなったのだ。2年くらい前から。もちろん折りたたみ自転車でも100kmを走ることはできるけれど、走った後は疲労感がすごい。もっと楽に100km走るならロードバイクかな!?と。別に折りたたみ自転車が嫌いになったわけではない。
クロモリロードバイク一択だった
自転車フレームの材質にはいろいろとあるが、今回のロードバイク購入に至ってはクロモリ製一択だった。
カーボン?
全く購入しようと思わなかった。軽いのは魅力的であるが、カーボン製はどうしてもレースでガッツリ走るイメージがある。だから、服装もサイクルジャージを身にまとい、レーシングジャージで走るイメージが拭い去れない。
ガッツリとスピードを追い求める走りは私には向いていない。
アルミ?
それならTyrell FXで十分である。あたらしく購入する動機にはならない。
チタン?
高すぎる。
クロモリ?
思い起こせば、クロモリ製の自転車は細身で格好いいなぁ!と最初に思ったのが、Raleighをみたときだった。こういう直感は大事にしたい。
クロモリフレームは乗り心地が快適らしい。チューブがしなって振動を軽減する。実際にしなっているかどうかは目視できていないが、ANCHOR NEO-COT RNC7に試乗したときは実際に快適だった。
ちなみに、Raleigh Carlton Fはレイノルズ631という材質を採用している。これは厳密にはクロモリではなくて、マンガンモリブデン(通称マンモリ)というのが正しいが、スチール製の自転車材質総称としてクロモリでいいかと。
ホリゾンタルフレームに憧れる
Webサイト、実店舗、他の人が乗る自転車などを観察して思ったが、やはり細身のパイプで作られている自転車が格好いい。いや、格好良すぎる!
ただし、よく観察すると、細身は細身でもいろいろなデザインがあることがわかった。
もっとも大事なポイントはトップチューブ。とても目立つがよく見ると、この部分が斜めになっているものがある。それは自分の好みとは違う。自分にとって、水平になっているホリゾンタルフレームが絶対条件。
↑トップチューブが曲がっているのはイヤ
↑トップチューブ水平が好み
さらに、ヘッドチューブが長いのと短いのがある。あくまでも好み。私はヘッドチューブが短いのが格好いいと思う。
スポーツバイクは嗜好品。だとすれば、最終的な選択理由は格好いいかどうかである。
↑ヘッドチューブが長い
↑ヘッドチューブが短い
ディスクブレーキはどうなの?
ディスクブレーキが昨今の流行である。従来のリムブレーキ(キャリパーブレーキ)は世界的に売れていないらしい。
ブレーキの効き具合がよい。特に雨天時に良いというのが特徴的である。
しかし、冷静に考えてみた。
- リムブレーキで105以上のグレードを選んでブレーキが効かないと感じたことはない。
- ディスクブレーキだと刃が怖い。特に輪行時。偏見かも。
- ディスクブレーキにすると重量増。
- ディスクブレーキにするとメンテナンス大変。特に油圧。
なによりも
- 錆びやすいクロモリフレームなのに雨で乗らないw
と考えていくと、ディスクブレーキを選択する利点が感じられなくなった。
最終的に決め手となったのは?
ホリゾンタルフレームでクロモリ、この基準を満たす自転車は数少ないが、それでも決め手として一番大きいのは格好よさである。少なくとも10年は利用して、自転車に乗らなくなったとしても飾ろうかな?と思っているくらいだ。ちょっとした性能差も大事だが、やはり、嗜好品を選んでいるので、最後は見た目でしょ!
↑このフレームデザインとカラーリングが好き
↑黒色に見えるフレームだがクラブグリーン
写真でみると、黒に見える。しかし、日光に照らすと深緑色の中に光の粒が広がる。
まるで、新緑の森の中を歩いていたら、突如として木漏れ日を感じるような色。この落ち着きある色合いがクロモリロードバイクとピッタリだと思う。
他にも候補があったけれど
最終的にRaleigh Carlton Fを購入したが、そこにいたるまでには当然紆余曲折があった。他にもいくつかの候補があった。
Anchor NEO-COT RNC7
最有力候補だった。32色から選べる。メイドインジャパンのフレーム。試乗もして驚きを隠せなかったのも事実。
しかし、フレーム単体で180,000円というのがネックだった。コンポグレードは値段と性能のバランスで105にするつもりだった。
ホイール、タイヤ、ハンドル、サドルも購入する必要があるので、そうすると300,000円近くになってしまう。
残念だが、完全な予算オーバー。
値段おいといて本当に惚れる方を選ぶほうが幸せになれるでしょうね(^^)
という『サイクルガジェット』を運営する友人中山さんからの応援もあったが、無い袖は振れない。
ANCHOR NEO-COT RNC3
グレードを下げて購入することも考えた。Tiagraグレードなのは後で組み換えるとして妥協。しかし、フレームデザインが違うのである。それが理由で何かが違うように感じるのだ。
フレームを眺めている時に気づいた。リアステイとシートステイの交点がずれている!それが好みじゃない原因だった。
Calamita Due +
120,000円くらいで手に入るのは本当に魅力的だった。フレームを目にしたがとてもシンプルで悪くない。しかし、何かが違うという違和感が拭い去れなかった。全力で背中を押してくれる人がいなかっただけかも。
Basso GAP1977
これはお店でも推奨されたので検討した。ホリゾンタルフレームで格好いいモデル(GAP1977)もあった。98,000円のクラリスグレードは購入段階で105に組み替えてオリジナルを作ろう!ホイール新しくしようとかいろいろと考えた。
でも、アヘッドステムじゃないのが引っかかる。ヴィンテージバイクが欲しいわけじゃないのだ。フォーク交換までして惹かれるフレームじゃなかった。
Basso Viperはホリゾンタルフレームじゃないので条件を満たせず。
Panasonic
とても良いのは知っている。でも電化製品のイメージが強い。そして、『サイクルガジェット』の中山さんとかぶるw
Fuji Feather CX+
グラベルロードも惹かれたが、そもそも砂利道走らない。
Pure Cycles
Stlye-Bさんしか代理店がない。お店は好印象だったけれど、家から遠いよ涙
BIKE FRIDAY
いや、クロモリだけど折りたたみ自転車はもういいや。
Tyrell RX
ホリゾンタルフレームじゃない。
Tyrell FCX
発売を待てない。
イタリア製のいろんなブランド
高価。
105コンポに徹底してこだわっているRaleigh Carlton F
あらためて、Raleigh Carlton Fの使用をみてみる。徹底した105コンポ構成であることがわかる。
105グレード!と言われている自転車もよくよく見ると、クランクは他ブランド、とかブレーキはノーブランド、ということがある。
Raleigh Carlton Fは全てが105構成だ。
↑STIは105。
↑ ブレーキも105。これ大事。
↑クランクも105。50-34T。
↑リアDも105。
↑フロントDも105。
↑スプロケも105。11-30T。(11Tなんて使えないぞ)
BBも105グレード、写真ないけど。
↑チェーンも105グレード。
↑なんとハブまで105!これは珍しい。
ハブに105を利用しているのは別の理由がある。おそらくリムは新家製を利用することが前提なのだろう。Raleighとは名ばかりで実際は新家工業が開発している。新家工業といえば、リム専門。よって、リムは当然のARAYA AR-713。そうすると32本のスポークが必要になるので、それに対応したハブが必要なのだろう。
結果として、徹底して105にこだわったモデルになっている。
50kmほど乗ってみて、折りたたみ自転車との違い
購入してから50kmくらい走ったので、その乗り心地を報告。特に今まで乗ってきたのは折りたたみ自転車なので、(当たり前だが)その差は歴然としている。
- 予想以上に路面衝撃を減らす
- 105ハブは想像以上に回る
- スピードは出ない(のは脚力ないからw)
の3点について報告。
1. 予想以上に路面衝撃を減らす
流石にロードバイクは違う。クロモリフレームだから、ホイールが折りたたみ自転車と比べて大きいから、23cの細いタイヤじゃないから、といろいろと理由が浮かぶが、路面衝撃を感じない。
折りたたみ自転車で走っている時は路面状況にとても気を遣う。そもそも穴にはまってハンドルを取られてしまったらオシマイだし、段差から来る衝撃が大きいので、凸凹をよけてクネクネと走ることになる。
Raleigh Carlton Fだと、オンロードであれば、ほとんど気にならない。車で例えると、軽自動車とベンツの違い。電車で例えると、ディーゼル車とJRのグリーン車の違い。
DAHON Horize Discに試乗したときも衝撃の少なさに驚いたが、それを当たり前のように上回る安定味である。
もうちょっと乗って、ポジション調整をすれば、さらに快適な乗り心地になりそうだ。
2. 105ハブは想像以上に回る
全く期待していなかったのが、ホイール性能だ。スポーク32本もあれば重量級なのは当たり前。すぐにハブ回転も止まってしまうと思っていた。
しかし、ハブが実によく回っている。ペダルを漕ぐのをやめても、ずっーーーと進んでいく感じ。これがサイクリングの楽しさにつながっていると感じる。
ANCHOR NEO-COT RNC7に試乗したときに搭載されていたホイールはSHIMANO WH-RS100だった。この試乗のときは登り坂がつらかったのが印象に残っているが、きっとホイール性能の差であろう。
フレームが違うので一概に断定はできないが、明らかにハブとリム性能の違いがあると思う。
3. スピードは出ない(のは脚力ないからw)
ロードバイクにしたからといって、ビューーンと風を切って走れるわけはない。と思っていたが、やはりそうだった汗
通勤経路のようにいつも走っている道で比べると
- DAHON Curve D7 = 15km/h
- Tyrell IVE = 15km/h
- Tyrell FX = 18km/
- Raleigh Carlton F = 20km/h
という感じでちょっとスピードだせているかな!?という程度。ただし、100kmを走ったりすれば、違いが生まれるかもしれない。
もっと脚力を鍛えないと。
Raleigh Carlton Fの弱点
坂道が心配。これは購入前からわかっていたことだが、クロモリ製の自転車だけにカーボンやアルミよりは重くなってしまう。カタログ値で9.5kgと記載されていたので、ライトやペダルを装着すれば10kgオーバーは確実。
実測では10.8kgだった。
タイヤが大きいのと小さいのを比較すれば、小さい方が加速性能は良い。慣性の法則がはたらく巡航では大きい方が有利。言い換えると、ヒルクライムでは慣性の法則は働かない。だとすると、ヒルクライムでは、Tyrell FXのほうが楽かもしれない。
また、重量が増すということは輪行時も辛いところ。折りたたみ自転車よりも嵩張るのはわかり切っていることだが、重量もあると辛いだろう。
この辺りについては改めてレポートしたいところだ。
もう折りたたみ自転車乗らないの?
そんなことはないよ♪もう折りたたみ自転車で59km/hを出すような無茶な走りはしない。あくまでも輪行前提ではしるときや、ちょいちょいと乗り回るときには愛用するつもり。
いままで100kmのような長距離も折りたたみ自転車で行くという無謀な選択だったのが、これからはロードバイクで行こうと思っている。
まとめ
とりあえずの購入経緯から第一印象までの報告。クロモリロードを選んだ理由などをいろいろ買いたが、最後は見た目でよいと思う。
100km走、ヒルクライム、輪行などはあらためて報告をしていきたい。
最後に
橋輪さんで購入しました。いつもありがとうございます。
今日も『自転車でGo.com』にお越しいただきありがとうございます。輪行袋はすぐに購入した。
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コメント
私もホリゾンタルフレームに回帰したい派です。40年前くらいには、ブリヂストンロードマン、ユーラシアランドナー、片倉シルクグロワールスポルティーフと乗り継いでいましたが、その後の時代はスローピングフレームが当たり前になりましたもんね。このブログで物欲がもたげてきました。
ゆきはんさん
コメントありがとうございます。これはブログを熟読して、クロモリロードバイクの妄想ひろげて買うしかないですねw 悩んでいるのも楽しいですが、購入して走るのはもっと楽しいですよ♪
私はすでに300km以上走ってふらふらです。