折りたたみ自転車ぽく見えないスッキリとしたデザインが魅力的なTyrell FX。2019年からはTyrell FXαという類似モデルが登場した。失礼ながら最初にモデル名を見たときはαはカタログ上のタイプミスかと思ったよ(^_^;)
違うモデルだけれど、同じFXがついている。そこで誰もが思うことは
Tyrell FXαはTyrell FXと何が違うの?
ということ。
そこで、今回はTyrell FXαとTyrell FXの違いをまとめてみた!
Tyrell FXαとTyrell FX、フレーム設計は同じ!
実は、2つは同じ!Tyrell FXαは少しでも安価でTyrellの良さを知ってほしい!というメーカーの想いから実現したモデルだと思われる。フレームのジオメトリは全く同じなので、パーツ構成などが違うだけ。言い換えれば、パーツ交換をすれば、性能面では全く同じモデルとなる。
「細かいところが違うのよ!」と敢えて身もふたもないことを言ってみた(^_^;)
Tyrell FXαとTyrell FXの違い、その1:フレームカラー
もっとも違うのはフレームカラーである。コストダウンを図るために、Tyrell FXαは色が決まっていて、かつ海外での塗装である。
一方で、Tyrell FXはカドワキコーティングによる粉体塗装。そして、好きな色を指定することができる。メーカー推奨は、せとしるべルビーレッドという赤っぽい色とムーンリットナイトブラックという黒色だが、それ以外でも自分好みの色で塗装を依頼することができる。
↑せとしるべルビーレッド
Tyrell FXαとTyrell FXの違い、その2:コンポ
コストダウンのためにTyrell FXαはシマノSORAを中心に構成されている。つまり、9速。もちろん後々カスタマイズはできるけれど、メーカー仕様は固定されている。そうすることで、安価になっているのだ。
一方でTyrell FXは細かなコンポ指定可能。105ドロップハンドルというのが基本とされているが、フラットハンドルも可能だし、最上級コンポDURA-ACEを選択することも可能。
あとで、自分でカスタマイズするなら、どれでも良い?
Tyrell FXαとTyrell FXの違い、その3:ホイール
Tyrell FXαで使用されているのはAM-3。Tyrell FXはAM-6という新型ホイール。AM-3も単体では50,000円くらいするので、十分高級ホイールである。
AM-6などのTyrellホイールについてはこちらの記事を参照してね。
Tyrell FXαとTyrell FXの違い、その4:それ以外のパーツ
Tyrell FXαは個々のパーツがTyrell FXと比べて廉価版となっている。例えば、クランク。Tyrell FXαはスクエアテーパータイプのものとなっていて、Tyrell FXで採用されているシマノ製よりも重量増。
クランク以外にもキャリパーブレーキtektro製、チェーンKMC製、シートポストなどパーツ構成が異なる。
Tyrell FXαとTyrell FXの違い、その5:値段
ここまで述べてきた違いの結果、
- Tyrell FXα=175,000円+税
- Tyrell FX=229,000円〜+税
となる。54,000円以上の差額となった。
まとめ
Tyrell FXαは
- フレーム塗装がカドワキコーティングではない
- コンポSORA中心
- ホイールAM-3
- クランク、キャリパーブレーキ、チェーン、シートポストがシマノ製ではない
- 54,000円安い
このように書くとTyrell FXαが安物のように見えるけれど、決してそんなことはない。Tyrell FXと比べると安価だが、他の折りたたみ自転車と比較すれば、値段が示す通り、圧倒的な性能である。
フレーム設計は同じである。よって、走行性能はほとんど同じである。Tyrell FXの良さを少しでも安価で提供しようとしているのだ!
で、結局どちらを買えば幸せになれるか?
Tyrell FXαで提供されている色選択にお気に入りがあれば、Tyrell FXαを購入して、必要に応じて、パーツ構成を変えたい。しかし、好みの色がなければ、たとえ54,000円高くても、Tyrell FXを選択することをお勧めする。パーツ類は変更可能だが、色変更はできないから、自分が気に入った色を選ぼう!そして、はやくサイクリングを始めよう!
今日も『自転車でGo.com』にお越しいただきありがとうございます。ガンガン空気が入るので、出先でのパンクでも安心!と評判の「例のポンプ」を購入してみた。レビューは近いうちに。
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