Tyrell SRVは20インチミニベロの限定モデル。Tyrellから発売されているモデルでは最安値となる破格の135,000円+税という値段設定になっている!Tyrellが150,000円以下で手に入るなんて本当に驚くべきことだ!
なぜ、この値段で素晴らしい走行性能を発揮できているのか?Tyrell SRVの秘密についてなど、プロダクトマネージャーの渋谷様に話を伺った!もちろん試乗もしたので、合わせてTyrell SRVのレポートをお届け!
Tyrell SRVとは?
Tyrell SRVは以前にあった人気モデルTyrell SVをベースにした復刻モデル。しかし、単なる復刻ではない。Tyrell FXやTyrell CSIなどの他モデルの開発で得た経験値をいかして、各所をパワーアップしているのが今回発売されたTyrell SRV。R=revivedということか!?
色はパールホワイト(白)、マットブラック(黒)の2色に加えて、PS4ゲームBORDER BREAKとコラボレーションした特別カラーモデルの3種類となる。
↑パールホワイト(許可を得て掲載)
↑マットブラック(許可を得て掲載)
↑BORDER BREAK(許可を得て掲載)
Tyrell SRVの走行性能
公式サイトによると、重量は8.3kgとのこと。20インチホイールでタイヤは28mmの細いタイヤ(=Schwalbe Durano)を使用している。このことから考えると、加速性能はかなり良いはず。
期待してペダルを踏むと予想通り、いやそれ以上の加速でビックリ。ペダルを踏むやグンッと加速する!
ミニベロなので、スピードの持続は難しいが、それでも硬めのアルミフレームなので、ぐんぐんとスピードが上がっていく感触が心地よい。
アルミフレームということでもう少し硬いのを予想していたが、それほどでもなかった。フロントフォークがフルカーボンなのが大きな要因だとおもわれる。そして、シートステイに位置するリアフレームが特殊構造なのが、衝撃吸収に一役買っているようだ。
↑衝撃吸収に一役買っていると思われるフレーム構造
↑フロントフォークはカーボン
Tyrell SRVでちょっと気になるところ
どんな自転車も100点満点はない。だからこそちょっと変更したくなるし、それがまた楽しい。
タイヤをちょっと太めのもの(例えばSchwalbe Kojak)に変更することで、もっと快適な乗り心地にすることができそうだが、フォーク設計から28mmより太いものは入らないとのことだった。ちょっと残念だが、不快な硬さではないので、まあOK。
↑Schwalbe Duranoがぴったりサイズ
↑ギリギリなので、28mmより太いのは入らない
TEKTRO製のブレーキも気になる箇所。スピードがでる自転車だけに、この部分をシマノ製のブレーキに変更することで、さらにスピードコントロールできる自転車になるだろう。
↑TEKTROブレーキは変更してもよいかも
8速ギアも気になるといえば気になる。ただし、標準スペックを9速や10速にしても、結局11速にカスタマイズしたくなるはずw だから、最初は8速で十分と考えられる。
↑標準は8速だけれど予算に応じてアップグレードしても良さそう♪
↑その気になればフロントダブルも可能
なぜ、この値段でこの性能?Tyrell SRVの開発秘話
やはり注目せざるをえないのが、Tyrellなのに135,000円+税という価格設定。どうして、このような安価(といってもミニベロとしては高額な部類)に設定できたのだろうか。
話を伺うと、SVのジオメトリーを見直すだけでなく、フレームの各所にCSIやFXで培った技術を導入しているとのこと。そうすることで、ゼロから新しく設計する時間的&金銭的コストが抑えられるというわけ。少しでも安くすることで、Tyrellの良さを多くの人に知ってもらいたいという想いが伝わってくる。
上位モデルの技術が使用されているので、値段を考えれば破格と言ってよいフレーム性能だろう!
↑ダウンチューブ、なんとなくTyrell CSIぽい
Tyrellの想いが通じたのか、かなりの好反応が寄せられているらしい。ギュンと加速するミニベロが欲しい人。格好いいミニベロが欲しい人には特におすすめだ!
「限定モデルが人気だから定番モデルになりました!」という展開にも期待したい。
Tyrell SRVのスペックを確認
まとめとして、Tyrell SRVの主なスペックを確認しておきたい。
フレーム素材:アルミ
フォーク素材:カーボン
ホイール:Tyrellホイール(AMシリーズではないが、F100, R130)
タイヤ:Schwalbe Durano (28-406) 28mmより太いタイヤは×
変速:8速、SunRace製 11-28T, クランク側は53T カスタマイズしたくなる
ブレーキ:TEKTRO製 シマノ製に変更するのはあり
重量:8.3kg
色:マットブラック、パールホワイト、BORDER BREAK
記事作成協力自転車屋:サイクルハウスしぶや様
今日もブログ『自転車でGo.com』にお越しいただきありがとうございます。Tyrellの熱い想いはこちらの記事を参照してほしい。
コメント