
え?電動アシスト自転車で12.5kg?
そんな軽い自転車が存在するの?
「ミニベロは欲しいけど、やっぱり坂道が不安。。。」
「かといって、いかにも『電動アシスト自転車です!』という見た目は、ちょっと。。。」
「そもそも、電動アシスト自転車って重くて困る。。。」
そんな悩みを解決する自転車が登場したかも。
DAHON K-Forth(Kフォース)
パッと見は、DAHONらしいスッキリとしたミニベロ。
でも実は、その細身のフレームに電動アシストユニットをスマートに隠し持っている。
DAHON K-Forthが「本当に”買い”なのか?」を判断すべく、良いところも心配なところもまとめます。
↑DAHON K-Forth(楽天市場でみてみる)
DAHON K-Forthって、どんな自転車? まずは基本スペックを確認
DAHON K-Forthがどんな自転車なのか。基本スペックを確認。
DAHONブランドは折りたたみ自転車の代名詞的存在。
DAHON K-Forthは、DAHONが「デザイン」と「電動アシスト」の両立に本気で取り組んだモデル、という印象です。
最大のポイントは、やはり電動アシスト自転車に(良い意味で)見えないこと。バッテリーをフレームに完全に内蔵しています。これはすっきりしています!。
主なスペックを公式サイトより引用します。
モデル名: DAHON K-Forth(ダホン Kフォース)
重量: 12.5kg
タイヤサイズ: 16インチ (305)
変速: 1速(シングルギア)
折りたたみサイズ: W75 × H65 × D35cm
バッテリー: フレーム内蔵、24V/5Ah
アシスト走行距離: 最大 38km
スペック表を見て、まず「おっ!」と声が出たのは、やはり12.5kgという重量。
12.5kgといえば、一般的なミニベロと同じかちょっと重いくらい。
繰り返しますが、DAHON K-Forthは電動アシスト性能を有しているので、モーターやバッテリーがあります!
それなのに12.5kg
一般的な電動アシスト自転車って、20kg以上。
20kgを切れば、
「お、軽いね」
となる世界です。
その中で12.5kgというのは、かなり驚くべき数字。
これなら、アシストが切れても普通のミニベロとして十分走れそうですし、何より「持ち運ぶ」ときのハードルが全然違いますよね。
そして、折りたたみサイズ。
特に奥行き(D)が35cm!!!
玄関先や部屋の片隅に置いても、邪魔になりにくいサイズ感なのは間違いありません。
K-Forthの「ココが凄い!」3選
スペックを見ただけでもワクワクします。
「これは魅力的だ!」と感じたポイントを3つ紹介!
1. とにかく軽い! 12.5kgがもたらす「取り回しの良さ」は正義
しつこいようですが、やはりこの「軽さ」は最大の武器でしょう。
軽さは正義!
電動アシスト自転車は「重い」という先入観があります。
駐輪場でちょっと動かすとき、段差を持ち上げるとき、そして車に積むとき。
「よっこいしょ!」
という気合が必要なモデルが多い中、12.5kgなら、普通のスポーツミニベロとさほど変わらない感覚で扱えます。
DAHONの他モデルと比べると↓な感じです。
DAHON K9X: 9.5kg
DAHON Hit: 12.2kg
DAHON Boardwalk D7: 12.5kg
DAHON Speed Falco: 12.0kg
DAHON K-Forth: 12.5kg
さすがに同じKシリーズのDAHON K9Xほどの軽さはないけれど、他モデルであれば、大きな差はないです。
これは、日常使いでのストレスの少なさに直結する、非常に重要なポイントだと感じました。
12.5kgなら輪行しようかな?という気持ちになれそう。
2. 「それ電動なの?」と言われそうなデザイン
デザイン、大事です。
あのバッテリーが目立つ電動アシスト自転車の見た目が苦手な人は多いはず。
K-Forthがすごいのは折りたたみ自転車とは思えない見た目です。
バッテリーがフレームに内蔵され、モーターも後輪にコンパクトに収まっているおかげで、パッと見は本当に普通のミニベロ。
この「電動アシスト感の無さ」は、所有欲を満たしてくれる大きな要素でしょう。
カフェの前に停めていても、絵になりそう。
3. さすがDAHON。カッチリ決まる「折りたたみ性能」
電動アシストが搭載されても、DAHONはDAHON。
ブランドの核である折りたたみ性能は変わらず、非常にコンパクトになります。
「奥行き35cm」
これは言葉では表現しにくいけれど、
・電車で輪行しているときに邪魔にならない。
・狭い場所にも保管しやすい。
という大きなメリットがあります。
他モデルと比較してみました。
DAHON K9X: 39cm
DAHON Hit: 35cm
DAHON Boardwalk D7: 34cm
DAHON Speed Falco: 36cm
DAHON K-Forth: 35cm
電動アシスト車はモーターがあるので、大きくなってしまいがちですが、よくぞ、35cmに収めたと思います。
40cmだと大変だけれど、35cmならスッと収まるということが結構あります。(例:JRグリーン車の椅子うしろ)
コンパクトさに加え、12.5kgという軽さ(しつこい)。
これなら、
「ちょっと車に積んで、旅先でサイクリング」
「今日は電車で輪行してみよう」
といった輪行前提の使い方にも、十分応えてくれそうです。
↑折りたたむと非常にコンパクトです(楽天市場でみてみる)
購入前に「うーん」と立ち止まって考えたい点
もちろん、良いところばかりではありません。
「ここは人を選ぶかもな」「大丈夫?」と感じた、正直な懸念点も挙げておきます。
1. アシストのフィーリングは「自然派(マイルド)」かも?
DAHON K-Forthは、「とにかくラクしたい!」「激坂をグイグイ登りたい!」というパワーを最優先する方には、少し物足りなく感じるかもしれません。
東京都港区にある鳥居坂のような激坂を乗り越えるのに十分なアシストがあるのかどうかはよく確認したいところです。
2. バッテリーは「取り外し不可?」。充電環境は要チェックです
デザインのスマートさと引き換えになる点ですが、K-Forthはバッテリーがフレームに内蔵されています。
結果として、バッテリーだけを外して、部屋に持っていって充電する。。。ということができるのか?と気になります。
公式サイトでも、バッテリーを外している写真や動画が提供されていないので、もしかしたら「取り外しができない」かも。
もしそうだとすると、
「マンション住まいで、駐輪場に電源がない」
「自転車は物置にしまっている」
といった場合、毎回、自転車本体をコンセントのある場所(例えば玄関や室内)まで運ぶ必要がある、ということです。
幸い、K-Forthは12.5kgと軽量なので「まぁ、運べなくはないか」と思えますが、この運用がご自身のライフスタイルで現実的かどうかは、購入前に必ずシミュレーションが必要か。
3. 最大アシスト走行距離は38km
最大アシスト走行距離は38km。
この数字を「十分」と見るか、「短い」と見るかは、用途次第。
片道10kmの通勤で毎日往復使う。。。となると、2日に1回は充電が必要になりそうで、面倒かもしれません。
ちょっとサイクリングしようかな?とすると公称38kmは心配です。
東京都内であれば、坂が多いエリアも多数。そこでは38kmも持たないでしょう。
しかもバッテリーは劣化していくわけですから、ずっと38km持続するわけではないでしょう。
自分自身の「主な使い方」を想像して、このスペックで足りるかを検討する必要がありそうです。
DAHON K-Forthのライバルは?
K-Forthを検討していると、どうしても「あっちのモデルはどうなんだろう?」と気になりますよね。
比較1: TRANS MOBILLY NEXT163-S
↑TRANS MOBILLY NEXT163-S(楽天市場でみてみる)
同じ16インチで電動アシストはないの?と探したところ辿り着いたのがTRANS MOBILLY NEXT163-S。
DAHONよりも軽い11kg台。
価格も安い。
3速つき。
バッテリーはハンドルバーに取り付け。
というのが大きな違い。
DAHON K-Forthの見た目スッキリなデザインが個人的には好きですが、このあたりは好み。
比較2. DAHON Fu-COM

同じDAHONブランド内にもライバル。
DAHON Fu-COM(フーコム)です。
こちらも20インチの電動アシストですが、K-Forthよりもバッテリー容量が大きく(7.0Ah)、より長い距離を走れる実用性を備えています。
その代わり、重量は16kg台と、K-Forthの「軽さ」は失われてしまいます。
「軽さとデザインを取るか(K-Forth)」、それとも「走行性能を取るか(Fu-COM)」

まとめ:DAHON K-Forthは?
電動アシスト自転車とは思えないデザインと軽さというのが最大のウリだと感じます。
「あ、このデザイン、やっぱり好きだな」
「この軽さなら、自分の使い方に合ってるかも」
そう直感で感じた方は、ぜひ一度、実物をチェック!
↑DAHON K-Forth(楽天市場でみてみる)
今日も『自転車でGo.com』にお越しいただきありがとうございます。私?アシスト力、充電方法、走行距離などには心配がありますので、実際に製品を見て、購入の判断としたいと思います。
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