千葉県内房を南下。
つまり、東京湾1周(通称ワンイチ)の千葉県側をサイクリングした。
ワンイチとなると、200kmに及ぶが、千葉県側だけでも100km以上ある。
その区間において、少しでも安全なルートを走りたいところ。
そこで、Google Mapsで予習→実走→Google Maps復習→再走行というPDCAをくりかえした。
結果、これがベストルートであると判断したので、それをみなさんに紹介。
Google Mapsで線引いてみた。
これからワンイチをする人、内房を通って千葉県南部までサイクリングをする人の参考になれば、うれしい。
一般的なルート(大通り)
大通りを進むルートはわかりやすい。
市川橋→国道14号→国道357号→国道16号→県道90号→国道127号と進んでいく。
このルートはわかりやすいのだが、次のような問題がある。
- トラックが多い。
- 道がトラックの重さで歪んでいる。
- 意外と坂がある。
順番に解説。
トラックが多い
説明するまでもなく、トラックの多さは恐怖。
幅寄せ、風であおられるなどなど危険がいっぱい。
道がトラックの重さで歪んでいる
意外に走っていて怖いのは地面の凸凹。
国道だから、道路がしっかりと整備されていて走りやすいと思うかもしれないが、そんなことはない。
路肩はガラス破片がたくさん落ちているし、そもそも路肩近くで、地面が歪曲している。
意外と坂道
富津のあたりで国道127号を選択すると、道が内陸に入る。
千葉県は内陸に入ると、丘が多い。
ヒルクライムというほどではないが、長距離サイクリングにおいて、アップダウンが気づかないうちに疲労の蓄積につながる。
私がオススメするルート
私がオススメするルートは、房総往還と呼ばれる旧道をなぞっていくルートである。
房総往還とは江戸時代ころまでに整備されていた旧道。ウィキペディアによると
正確な成立年は不明だが江戸時代初期には確立しており、外房の伊南房州通往還、銚子街道、成田街道(水戸佐倉道)と共に房総半島の生活路・輸送路として中心的役割を果たした。
とある。
現代では房総往還は県道や国道になっている。よって、私がオススメするルートを現代に即して言うと、
国道14号
↓
IKEA
↓
県道15号
↓
千葉みなと駅
↓
房総往還
↓
寒川神社
↓
県道24号
↓
養老川
↓
姉崎駅
↓
県道287号
↓
県道87号
↓
袖ヶ浦駅
↓
県道90号
↓
国道16号
↓
県道256号
↓
国道465号
↓
国道127号
となる。順番に見ていこう!
市川〜船橋(国道14号?)
この区間は交通量も多く、どうしても渋滞を避けることができない。
特に船橋を抜けるには
- 湾岸沿いの国道357号
- 船橋漁港の遊歩道
- 船橋橋のある国道14号(千葉街道)
- 船橋駅前の道
- 市場通り
という選択肢になる。
国道357号は車道を走るのは無理。歩道を進むしかないが、空気も路面状況も悪く本当にオススメできない。
船橋漁港を抜けるのは良いルートだが、遊歩道だけに自転車を押す必要がある。
国道14号は道幅が狭い。必ず渋滞しているので、車はゆっくり進んでいる。
船橋駅前の道はさらに車がゆっくりだが、歩行者の飛び出しもおおく、危険。
市場通りは自転車レーンがあるので、走りやすいが、そこまで内陸に入るのも遠回りすぎる。
ということで、どれを選んでもハズレである。
船橋〜幕張
この区間はIKEA→南船橋駅→県道15号と進むのをオススメ。
国道14号を進んでいくと、「道が細い」または「車が多い」。そして信号も多い。
県道15号であれば、トラックも走っているが、道幅が広く、路面整備もされたので、快適に進めるだろう。
ただし、湾岸沿いで風が強いときは要注意。
↑船橋漁港、海老川にて
↑美浜大橋からは東京湾が見渡せる。。。と言っていると強風で倒れる
↑千葉市場内では美味しい海鮮が食べられるよ♪
千葉市西部
京葉線と並行して走るのをオススメする。
千葉みなと駅を通り過ぎて、突き当たりで左折。
国道357号をアンダーパスを利用して潜る。
本千葉駅前で右折すれば、房総往還スタート。
↑寒川神社
千葉市南部〜市原
ひたすら房総往還を南下する。
県道24号中心だが、とにかく南下。
事前に地図で確認をしておかないと、浜野駅手前で東から西へ進むので、迷うかも。
養老川とぶつかると県道24号=国道297号となる。
川を渡ったら、ちょっとだけ川沿いに行く。
房総往還に沿う。
↑養老川にそって、南下中
姉崎〜袖ヶ浦〜木更津
姉ヶ崎駅を過ぎたら県道24号→県道287号と進む。
とはいっても道なりに進んでいれば、いつのまにか県道287号となる。
県道287号は内房線と並行して走っている一本道。
そのまま進めば、いつのまにか袖ヶ浦市に入り、道も県道87号にかわる。
小櫃川手前でまっすぐ進むと県道270号となり、川を渡り木更津市内。
しかし、渡らずに県道87号に沿っていくと、木更津市内の渋滞をさけて海沿いを進む。
どちらでも、好みでよいが、木更津駅周辺は房総往還が切れているので要注意。
↑木更津からは海がみえる!
木更津〜富津
この区間は県道90号から国道16号へ。
国道16号と聞くと、大渋滞でトラックたくさんをイメージするかもしれないが、この区間では片道一車線の田舎道になっている。
富津岬まで行くなら、そのまま進み国道465号へ。
寄り道をしないなら、青堀駅を過ぎたところで、左折。県道157号から国道465号へ。
富津〜上総湊
いよいよ房総半島の自然を満喫できるエリア。
私がオススメしたいのは県道256号区間。
畑の中をぬけて、車通りがほとんどない別荘街を通過しながら、海景色を眺めるというハイライト。
↑富津エリアは穴子のお店が多い。いち川旅館の穴子丼はオススメ!
↑別荘街からの海景色
上総湊〜浜金谷
道なりに進めば、国道465号、そして国道127号となる。
いよいよゴールが近い。
海景色をみて走りがちだが、脇見運転になるので注意。
また、トンネルではライトをつけるのを忘れずに安全運転で進みたい。
↑トンネルに注意
↑ゴール
なお、何がベストかは人によって異なる。あくまでも、現状で私が考えるベストルート。適宜更新をしていきたい。
おまけ:浜金谷から館山へ
ワンイチをするときは、金谷からフェリーで移動する。しかし、千葉県をもっと堪能するなら、南下して館山を目指してほしい。
浜金谷〜館山区間はナショナルサイクルルートにも制定されているので、青色のナビに従えば、迷わずに進めるだろう。
情報待ってます!
ここで紹介した走り方はあくまでも、現状ベストかな!?という主観的なルート。もっと走りやすい道があるなど、ルート情報や沿線情報があれば、教えてください。Twitterやコメントなど待っています♪
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コメント
ご無沙汰しております。idiom乗りのどんです。
尾根幹デビューしようかと思っていましたが、何となくこっちが気になってお試しで五井まで往復(約80km)して来ました。
市川〜船橋
普段使わないコースを走ろうと思い真間川沿いから357号に抜ける。
車道は大型車が怖すぎるので歩道を走る(狭い)。
14号がベターですかね。
ちなみに以前は市川〜幕張間を14号で通勤していました。幕張ICの通り抜けなんかは初見の人にはとても勧められませんよね。
船橋〜幕張
15号はそれまでの流れからずっと右側の歩道・自転車道を走る。通常は車道を走るのですがこれで正解? 走り易かったし。
千葉市西部〜(房総往還)〜五井
車も歩行者も自転車も少なく走り易い。
時折りロードバイク乗り(他の自転車乗りと半々位か。割合が高い気がする)とすれ違った。
寒川神社は気付かずに通り過ぎた (^^;
コンビニ(主にローソン)が結構ある。
信号が少な目でストリスフリー!(これが一番良かった) 全然疲れを感じませんでした。
総括
房総往還路はgood!
五井まででしたが、ベストというのは納得でした。
戻りは途中花見川から14号に抜けて帰りました。
慣れていればそれなりに走り易い・・・というか早く帰れると思っている(^^;
あっ、メールで見てたのでグーグルマップに気付かなかった (T_T) コースはガーミンでこんな感じかなと作って持っていきました・・・。
どん様
コメントいただきありがとうございます。そして、ブログ記事を参考にミニベロ走行をしていただいたようで、嬉しいです!
やっぱり船橋前後の道選択が難しいです。記事にもあるとおり、どの道もハズレな気がしています。どうすれば快適なのか、悩みは続きます。