子供が高校入学することになった。
自転車通学するならママチャリというのは一昔前のこと。
高校生は入学祝いにクロスバイクを買ってもらうらしい。
高校の駐輪場はクロスバイクに溢れているぞ。
自転車通学にピッタリなクロスバイクはどのブランドなの?どのブランドがおしゃれ?と疑問を持たれている保護者様や高校1年生に送るアドバイス!
クロスバイクってそもそもなに?
いきなり答えを言うと、『クロスバイク=ロードバイク+MTB』
MTBの車体設計をベースにしながらも、都市部で走ることを考慮して、
- ホイールサイズをロードバイクと同じにする
- MTBの太いタイヤじゃなくて細いタイヤにする
- MTBのようにフルサスペンションにしない
という特徴がある。
MTBよりはスピードがでるが、ロードバイクほどじゃない。
ロードバイクほど前傾姿勢にならないが、MTBのようにゆったりでもない。
ロードバイクとMTBを混ぜ合わせたハイブリッドバイクをクロスバイクと呼ぶ。
注:英語圏ではハイブリッドバイクという、クロスバイクは和製英語
なぜ、高校入学で欲しがるの?
身長
クロスバイクの多くが身長160cm以上を対照にしていることが多い。
よって、小中学生が乗り回すには大きすぎる。
自転車通学でちょっと遠くまでいくので
最寄駅までの自転車ならママチャリで十分だけど、5km〜10km離れている高校まで自転車通学するなら、ちょっと性能がいいものを選びたい。
中学までは徒歩で通っていたが、高校からはチャリ通。特に都市部に多いかと。
新生活が始まる!→自転車も新調だ!というパターン。
「みんな持っているから」ファミコン現象
高校生といえば、10代。みんなが持っているものを持ちたがることがある。
「人とは違うのが良い!」なんて言いながら突っ張っているのは少数派で、同じものを手にしたがるのだ。
みんなiPhoneだからオレもiPhone現象。
昔なら
「ファミコンみんな持ってるから、買ってくれ」
といったことがあるでしょ?
ギアがたくさんついているから
クロスバイクは3 x 8 = 24段変速というのが一般的。
あのギアがいっぱいついているのは、なぜか格好いい。
メカメカしいものに男子は憧れているのだ。特に理由はない。本能。
クロスバイクは速そうで格好いい
MTBを基本としているとはいうものの、スポーツバイクである。
ちょっとペダルを踏めば30km/hで走行可能。
いままでの自転車(=ママチャリ)とは明らかに違う性能にビックリする。
そういう猛スピードで走ってみたい年頃なんだよ!
これは止めたほうが良いクロスバイク
予算は40,000〜80,000円くらいあれば十分。一方で19,800円などで販売されているものもある。
このように40,000円以下の場合、見た目はスポーツタイプにみえるけれど、要注意。
安いクロスバイクはママチャリとあまり性能が変わらない。
安いクロスバイクはの特徴は次の通り。
6速(ママチャリと変わらないグレード利用)
6速が悪いわけではない。
しかし、多くの6速モデルをみると、ママチャリで利用されているものと同じであることが多い。
他のパーツも低グレードであることが多く、その象徴として6速であることがままある。
できれば、8速以上のものを選びたい。
フレームが鉄製(異様に重い)
鉄にもいろいろな種類がある。ただ、安いものは重い鉄であることが多い。
アルミ製が良いわけではないけれど、鉄で重いものは快適な走りとはなりにくい。
フレームが細いものは鉄製であることが多い。
フレームが細くて安いものには要注意。
重量が13kg以上だと、安物である可能性が高い。
ステムがアヘッドタイプでない
ステム周りをみてみる。
なぜか、安物クロスバイクはステムがアヘッドタイプではない。
↑アヘッドタイプ
↑スレッドタイプ(ママチャリと同じ)
必ずしもアヘッドタイプが良いとは限らないが、安物品はなぜかスレッドタイプが多い。
アヘッドタイプのほうがサイズ調整がしやすいというメリットあり。
で、どのクロスバイクがおすすめなの?
有名どころを並べると
- GIANT(ジャイアント、台湾ブランド)
- MERIDA(メリダ、台湾ブランド)
- TREK(トレック、アメリカブランドだけど生産はGIANTであることが多い)
- BIANCHI(ビアンキ、おしゃれイタリアンだけど生産は台湾や中国)
- LOUIS GANEAU(ルイガノ、カナダだったけど、あさひがライセンス)
- SPECIALIZED(スペシャライズド、アメリカだけど、生産メリダであることが多い)
特徴は
- アルミフレームで中国製
- 3 x 8 = 24段変速
- ところどころがシマノ製パーツ
- ブレーキはVブレーキまたはディスクブレーキ
- 50,000円くらい
まぁ、細かい違いはあるけれど、色で選ぶことをおすすめしたい。だって、見た目は大事だから。
ただ、上記のブランド以外で、ちょっと個性的なおすすめしたいブランドを3つにしぼって紹介すると、以下の通り。
Raleigh
やっぱりRaleighのロードバイクを持っているので、贔屓したくなってしまう。
細いフレームが格好いい。
RFTシリーズ2021年モデルからついにディスクブレーキ搭載となった。
↑Raleigh RFT(楽天リンク)
tokyobike
名前の通り、日本ブランド。
東京で走りやすい自転車を設計することに注力している。
フレームはクロモリ製。
フロントシングルギアで見た目スッキリ。
塗装もおしゃれ。
東京谷中、中目黒、吉祥寺にショールームあり。
なかでもオススメはTOKYOBIKE SPORT 9s。
名前の通り、9速仕様でロードバイクのパーツが使われている。
おしゃれさも失わずにしっかりと走る自転車だと思う。
ちょっと割高(2021年モデルで78,000円)だが、きっと期待に応えてくれる。
TERN
もともとは折りたたみ自転車ブランドだったが、ここ数年はクロスバイクも取り扱う。
一般的なクロスバイクよりも小さいホイールサイズを利用することで、フレームデザインを美しく保っている。
今回紹介しているCLUTCHはアルミフレームで先に紹介した2ブランドよりも低価格で購入可能。
だからといって、安物ではない。低価格だが、デザインは秀逸で、トップチューブが水平なのが格好良い。
さらに、フロントシングルギアで見た目スッキリ。
色も他展開なのが好感度が高い。好きな色を選ぶって大事だ。
メーカーのこだわりを感じさせるシリーズで期待している。
↑マットブラック(楽天リンク)
↑マットグレー(楽天リンク)
↑カーキ(楽天リンク)
↑サンイエロー(楽天リンク)
↑ベージュ(楽天リンク)
↑エーゲ(楽天リンク)
まとめ
- クロスバイクはロードバイクとMTBを足したような自転車。
- カラーで選んで良いが、40,000円以下は要注意。
- Raleigh、tokyobike、TERNが個人的にオススメ。
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