2017年モデルからDAHONに登場したモデルがある。それは14インチのDAHON Dove Uno。
私がこのブログで発売をリクエストしたことが関係者の目に止まって、あれよあれよと代理店の会議を通過して発売となった!!!……と妄想しているw
今回、DAHON Dove Unoに試乗する機会があったので、じっくりとレポートをしたい。
DAHON Dove Unoとは
14インチのDAHON。もう一度
「14インチ」
今までのDAHONは16インチが最小サイズだった。私がコンパクトさに惹かれて愛用しているDAHON Curve D7も16インチである。
それよりもさらにコンパクトな14インチを選ぶということは、走行性能を犠牲にしてでも、コンパクトな折りたたみサイズと軽さを実現しようとしているのだろう。
折りたたんで、車のトランクに乗せておいて、キャンプ先でちょっと走る。
職場に置いておいて、ちょっとコンビニに行くときにサッと走る。
そんな利用方法が想定されていると思う。実際にカタログには次のような記載がある。
コンパクトサイズが魅力の14インチホイールバイク。
サイクルライフもっと身近に、オフィスにもアウトドアにもどこにでも携行したい方のために
サイズと軽さを両立しフォールディングバイクの存在意義を追求した。
このようなコンセプトなので、車体重量は8.8kg、シングルギア、フェンダーつきというのが特徴だ。スピードを出してガンガン走ることは絶対にできないだろう。
↑DAHON Dove Uno
細かいところが気になります
走行性能を云々言う前に気になるところが多々ある。たとえば
↑フレームが持ちづらい
チェーンラインの都合なのか、タイヤサイズによるのか、いずれにしてもフレームをもとうとすると、手を汚してしまう涙
ここではない別の場所をもってフレームを持ち上げる必要がある。
↑キックスタンド
14インチであるためか、子供用自転車に備え付けられているデザインに見えるのは気のせいだろうか。
↑ハンドルポスト上部クランプ
ハンドルをクランプするパーツが2015年モデルで廃止されたタイプ、つまり旧モデルが利用されている。現在のDAHONはクランプ形状が変わって剛性感が増しているはず。
↑現在の主流
↑ハンドルポスト
そもそも、ハンドルポストの固定レバーを手動で回すタイプ。これは、中国国内モデルなどで見られるタイプ。
ここで思ったことは、14インチモデルは実験なのではないだろうか?という仮説。
とりあえず、いままでOEMで発売していたモデルをDAHONブランドでも出してみよう♪
しかし開発している時間はないから、名前をDAHONとして、市場調査をしよう♪イエーイイ♪
みたいな感じなのでは?
あきらかに現在発売されている他のモデルとは雰囲気が違う。
↑ホイールにDAHONマークが付いているのはポイント高いが……!?
肝心の走行性能
予想どおりだった。ホイールベースが長くないからか、どうもペダルを力強く踏むことができない。バランスを崩して前輪ウイリーをしてしまうことが数回あった。
トップスピード(22km/hくらい?)にすぐたどり着いて、重いギアがほしいなぁと思ってしまう。
これなら同価格帯のDAHON Curve D7を強くお勧めしたい!!!
折りたたみサイズ比較
次の表を見てほしい。
車種 | タイヤ径 | 折りたたみサイズ | 値段 |
---|---|---|---|
14インチ | W63×H55×D30cm | 51,000円 | |
16インチ | W73×H60×D34cm | 68,000円 |
確かに、スペック上ではDove Unoの方が小さいが、実際はそんなに違和感を感じるほどの差があるとは思えなかった。
↑DAHON Dove Unoを折りたたんでみた。コンパクトなのは疑いの余地がないが。
どうしてもコンパクトがほしいならRenaultという選択肢も
どうしても14インチでコンパクトにこだわるなら、Renaultはどうだろう。サイクルモード2016で見つけたのだが、値段と軽さのバランスはRenaultの方が良いように感じる。折りたたみ自転車を常に持ち歩くなら、サイズだけでなく重量も大事になってくる。
車種 | フレーム材質 | 重量 | 値段 |
---|---|---|---|
アルミ | 8.8kg | 51,000円 | |
アルミ | 7.4kg | 60,000円 | |
アルミ | 8.3kg | 40,000円 |
おそらく、Renaultの自転車はDAHONのOEMなので、その性能はそんなに差がないはずだ。
↑Renault Ultra Light 7は圧倒的な軽さで心配になってしまう(^_^;)
まとめ
14インチのDAHONがどうしてもほしい人にお勧めしたいDAHON Dove Uno。軽量コンパクトならRenaultがよいのでは?
コメント
kei様
いつも楽しくブログを拝見しています。
大変参考になり、かつ興味深く、ミニベロの魅力により一層いざなって
いただいています。
つい数日前に大手の通販サイトより、セカンドバイクとして
ルノーマグネシウム6 MG-FDB140を購入しました。
真っ先に気が付いたのがシートポストを上下するとキーッと金属が擦れる
音がしてシートポストに傷ができるという症状でした。
幅数センチ長さは20センチ以上の浅い傷ができてブラック塗装が剥げて
部分的に下地が見えている状態です。
購入先に電話をして状態を伝えたところ、新しいシートポストを送ります。
とのことでした。
フレーム側が歪んでいるのが原因だとするとシートポストを変えても意味が
無いと思うのですが・・・・
ミニベロ初心者なのでよくわからないのですが、このようなことはよく
あることなのでしょうか?自分としては純正品で強制的に傷がつく状態には
不満があるのですが・・・・
長文で失礼いたしました。
ミニベロ初心者様
いつも当ブログをご覧いただいているとのこと、ありがとうございます。
ルノーマグネシウム6ということは大人気の軽量モデルですね!?
シートポストの上下で音がするということは
1. 隙間に小さなゴミが挟まっている
2. シートポストが曲がっている
3. フレームが曲がっている
が考えられると思います。
1の場合は掃除で解決します。フレーム内とシートポスト双方を掃除してください。
この問題は雨後に走行すると、フレーム下からゴミが大量に入ることで起こりやすいです。
2の場合は平らな場所に置いてみてください。
シートポストが湾曲しているのがわかると思うので試してみてください。
このトラブルは「シートポスト交換」という安価な解決策で対応できるので
購入先は新しいシートポストを送ると返答していると推測されます。
(ちなみによくありがちな初期不良だと思いますよ♪)
3の場合は。。。自転車交換ですね。購入先が交換に応じてくれるかどうか。。。
わたしもミニベロ初心者です♪上記についてもあくまでも主観の域を脱しませんので
専門店でも確認してみください。
続報お待ちしています♪
kei様
返答ありがとうございます。
大人気なのか5月発売であっという間にメーカー在庫分は
捌けてしまったようですね。
メーカーに問い合わせたところ、仕入れたマグネシウムのインゴット
は使い果たしてしまい、次回生産は未定とのことでした。
マグネシウムはレアメタルなんですかね。
先ほど交換シートポストが届きました。
早速差し込んでみましたが以前よりは良い感じです。
交換前に、どうせならとポストをヤスリ代わりに何十回も
上下させておいたのが功を成したのかもしれません(笑)
当然交換前のポストは傷だらけです。
交換後はキーという擦過音はしますが以前よりは小さめで、
ひとまずはこれで良しとするしかないようですね。
ウルトラライト7も同じのようですが、溝付きのシートポストで
市販品と交換ができないのが悩みですね。
ところでシートポストにグリスを塗るのは止めた方が良いのでしょうか?
滑りは良くなりそうですが乗車中のシート下がりが起きたら事故に
つながりますよね。
肝心の自転車そのものですが、返品交換も視野に入れていたので
実はまだ1回も乗っていないのです(笑)
本日は雨 涙
そこで見た目と持った感じの簡単なインプレッションです。
まず、全体的に実に魅力的です。
ジェットシルバーとなっていますが明るいシルバーではなく
ガンメタルに近い深みのある色です。
デザインはファニーですが、このカラーのおかげで重厚感すら
漂っています。
持った感じはさすがに軽いですね。抵抗なく輪行ができそうです。
ただし重量では本家が意地で出した(と思われる)ダブプラスに
0.03㎏ほど負けてしまいましたが・・・・
今更ですがダブプラスも魅力的ですね。
ファーストバイクを購入した葛飾の老舗ミニベロショップで
今日まさに試乗会が行われていますが、雨のためテンションが・・・
もしよろしければマグネシウム6の乗車インプレッションを続報いたします。
超長文で失礼しました。
詳細なレビューありがとうございます。
シートポスト交換は自分ではできない仕様なのですか?溝があるという記述が気になります。
グリス。折りたたむたびに上下するのでベタベタしてしまいますよね。。。そもそも曲がっているなら根本的な解決策としてはどうかと思います。
新旧のシートポストが曲がっていないかを確認してみてください。
机などの平面で転がしてみれば(曲がっているかどうか)わかるかと思います。
走行レビュー、もしよろしければ教えてください。メールでも構いませんよ♪
kei