折りたたみ自転車Ternのモデル内でも高級の部類になるTern Verge P10。
2022年度では150,000円以上するモデルだけに、いやが上にも期待値が上がってしまいます。
その性能はどの程度のものでしょうか?
Tern Verge P10に試乗した感想は、素晴らしき加速&油圧ディスクブレーキ!
試乗して走り回ったレビューをお届け。
Tern Verge P10という名前
Ternとは?
折りたたみ自転車ブランドで折り紙の鳥のようなロゴが目印。
ブランドとしての歴史は2011年からなので、まだ10年くらいです。
しかし、DAHON創設者の息子が独立して起ち上げたブランドですので、自転車開発歴は長いと言えます。
初期の頃はDAHONそっくりでしたが、最近は両者は全く違うブランドと感じさせるモデルが多いです。
Vergeとは?
Ternの折りたたみ自転車ラインアップの中でも、流線型なフレームが特徴。
ラインアップは全部20インチです。
同じ折りたたみ自転車で20インチのラインアップにはLinkシリーズもあります。
Vergeシリーズは上位モデルに位置づけられています。
P10とは?
Pはプレミアムの意味。
プレミアムモデルで、10段変速のモデルということです。
アルファベットの符号は上位モデルから
X = eXtreme
P = Premium
D = Deluxe
B = Basic
とある。
Pは上から2番めのグレードで100,000円以上のモデルにつけられることが多いです。
Tern Verge P10の走行性能
プレミアムと言われるだけあって、期待が高まります。
ペダルを踏むと、グッと踏んだ力に反応して、グイグイと前に進みます。
細身のタイヤSchwalbe Oneを利用しているのもあって、気持ちよく加速していきます。
* 試乗車はSchwalbe Duranoだった
ミニベロって楽しいよね♪
車輪が小さいこともあって加速性能が◯。
ロードバイクではこのようなキビキビした感じがないので、久しぶりに乗る小径車の楽しさを感じてしまいます。
小径車といっても、大きめの20インチ451サイズを搭載しています。
だから、結構気持ちよく進んでいきます。これがイイ。
車体の軽さとタイヤの細さもあわさって、気持ちよい巡航性能といえます。
さすがプレミアム。
上り坂もスイスイと進みます。
少なくとも山道でなければ、十分に対応が可能です。
ポイントは11−40Tという後輪ギア。
小さいギアから巨大なものまで備えているのは、さまざまな局面に対応することができるでしょう。
↑11-40Tは迫力ある
スピードを出した後は当然、止まる必要があります。
ブレーキを踏んで、驚きました。
この自転車は油圧ディスクブレーキ搭載!
油圧ブレーキの方が楽、とよく言われるが、その意味がよくわかります。
レバーを引くと
グニュゥ。。。。。
という反応で、なぜか楽しい。
↑油圧ディスクブレーキ
私は、普段、ワイヤーで引っ張るリムブレーキを利用しています。
リムブレーキでもしっかりとブレーキが効くので、「油圧ディスクブレーキはよく効く」と言われても、あまり意味を理解できていませんでした。
実際にブレーキレバーを引いてみると、1回で違いに気づくことができます。
試乗した日は晴れ。雨でもブレーキ性能が殆ど落ちないとのことだが、試す機会はなかった。
↑ディスクブレーキいいね♪
Tern Verge P10の折りたたみ
折りたたみ自転車だけに、折りたたみサイズなども気になるところ。
まずは折りたたみ方。Ternの他モデルと同じ。
↑シートポストを下げる
↑フレームロックを解除して。。。
↑折りたたむ
↑フレームをたたんだところ
↑最後にハンドルポストを折る
ハンドルポストが外側になるので、ハンドルを必要に応じて変更しやすい。
また、ライトなどいろいろなものを取り付けていても、折りたたみの邪魔になることはありません。
ただし、外側に折れるので、折りたたみサイズが大きくなってしまうのが弱点。
↑折りたたみサイズ(W84 x H74 x D38cm)
こんな人におすすめTern Verge P10
150,000円以上の自転車を購入するのは勇気がいりますね。
どんな人におすすめなのか?
油圧ディスクブレーキを使いたい人
本当に楽。手首の負担が少ないです。
もちろん、通常のブレーキでもよいけれど、油圧ディスクブレーキは軽いタッチにビックリだった。
ワイヤー式のディスクブレーキとは全くの別物です。
坂だらけの街に住んでいる人
ギア幅が広いということはスピードも出せるし、坂道も登りやすいということ。
平坦だけを走るのであれば、オーバースペックだが、家の近くが坂だらけなら、おすすめ。
10-42Tのギアで乗り越えられない坂はほとんどないだろう。
Tern Verge P10 2022年モデルについて
Ternのモデルでも以前から存在している定番モデル。
2022年モデルも色変更にとどまっている。もし2021年モデルの在庫があれば、それを選んでもよいかもしれない。
↑ダークブロンズ(楽天リンク)
↑ガンメタル(楽天リンク)
↑サテンブラック(楽天リンク)
色が暗めなものが多いので、赤とか派手な色が良い人は、Tern Verge P10を諦めるしかない。
まとめ
- 油圧ディスクブレーキが最高
- 11-40Tのワイドギアで上り坂も大丈夫
- 軽量ホイールで走りも軽快
最後に
今回も橋輪さんに協力をいただきました。いつもありがとうございます。
今日も『自転車でGo.com』にお越しいただきありがとうございます。新型コロナウイルスの影響でパーツ供給が追いついていない。ブレーキはシマノ製とTektro製が混在しているとのこと。にぎったときのフィーリングが違うので、購入時にはよく確認したい。
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