『限定』この言葉に興味を掻き立てられるのは私だけだろうか?限定10名様!のように言われると、ちょっと割高であると分かっていても、ついつい購入しようという気分になってしまう。
たしかに高いかもしれない。それでも限定というプレミアム感に誘われて、ついついポチと押してしまったり、クレジットカードを提示していることが誰にでもありそうだ。
今回試乗したのはDAHON35周年限定記念モデルである。世界でわずか500台、日本国内でも40台しかないと言われるDAHONの35周年記念モデル。まさかそれに試乗できる機会に恵まれるなんて!
DAHON35周年記念モデルの名前はDAHON Curl i8。今回は試乗レビューだけでなく、歴代限定モデルについても言及したい。
DAHONとは?
DAHONは折りたたみ自転車で世界最大シェアをほこるブランドの一つである。数多くの特許を取得しているので、巷にあふれる折りたたみ自転車の多くはDAHONからライセンスを受けている。よって、DAHONぽい自転車が街中に溢れている。
もともとはアメリカのブランド。最近は中国工場で生産していることも多いようである。
DAHON限定記念モデルについて
DAHONの歴史は2018年で35周年を迎えた。ここのところ5年おきに限定モデルを発売しているので、それを紹介したい。
DAHON20周年記念モデル
20周年記念モデルはHelios。アルミ軽量モデルだが、現在はラインアップに含まれていない。2017年モデルで一度復活したが、1年限りの短命だった。
DAHONのアルミフレームモデルはMuシリーズにバトンタッチをしたようだ。
DAHON25周年記念モデル
25周年記念モデルはMu XXV。現在もDAHONの主流モデルとなっているMuシリーズ。しかし、25周年記念モデルはマグネシウムフレームである。それに軽量クランクとDura-Aceコンポを利用して、完成車は7.5kg。DAHON Mu SLXを上回る軽量モデル。
その予定だったが、安全基準をクリアできずに結局アルミフレームという情報もある。
一度だけ目にしたことがあったので、「試乗させて!」と図々しくお願いした。答えは「もちろん、絶対ダメーーー!!!」という返答だったw
DAHON30周年記念モデル
30周年を記念して451サイズのホイール搭載。Muフレームをベースにしてブルホーンハンドル。それが人気を博して、次の年からDAHON Mu Eliteというモデルに引き継がれた。
DAHON35周年記念モデル
2018年に登場した35周年記念モデルは初フレーム。ギュンと曲がったフレームはCurlと名付けられている。世界限定500台の自転車に今回試乗できたのだ!
DAHON Curl i8のスペック
DAHONでは珍しい16インチ(349)サイズのホイールである。またi8の名前が示す通り、変速は内装8段ギアである。主な点は次の通り。
- ホイールサイズ:16インチ(349)
- 車体重量:13.6 kg
- 折りたたみサイズ:54 x 27 x 58cm
- フレーム:アルミ製
- フォーク:Dalloyアルミ
- ハンドルポスト:アルミ製伸縮タイプ
- 変速:内装8段ギア
- ホイール:349mm 軽量アルミDouble Wall w/CNC
- タイヤ:Schwalbe 35-349
- ブレーキ:DAHON特製キャリパーブレーキ
DAHON Curl i8に試乗
さっそくDAHON Curl i8に試乗した。16インチだからだろうか。ハンドルは予想以上にクイックに反応する。サイズに慣れていないのか、安定して走るのが大変だった。両手でしっかりとハンドルを握っていたい感じ。
スピードが出るわけではない。ゆっくりまったりと落ち着いて走る自転車であると感じた。
そのゆっくりが高級感を出しているのかな!?皇族を乗せているオープンカーが時速10kmで走っている感じといえばよいだろうか。記念モデルなのだ、ゆっくり走って、その高級感をアピールしたい。
DAHON Curl i8の折りたたみ
よく言えば新しい取り組み。はっきり言ってしまえばパクリである。DAHON Curl i8の折りたたみ方法はBROMPTONに酷似している。コンパクトにしようとするあまり、複雑な折りたたみ方法になってしまい、BROMPTONぽくなってしまった。
それも含めて、DAHON35周年記念モデルで限定だから許されるのかもしれない。
↑レバーを引いて
↑後輪を折りたたむ
↑ハンドルポストを折って、フレームを畳む
↑シートポストを下げる
↑ペダルを抜けばさらにコンパクト
まとめ
DAHON大ファンの人にぴったり。
最後に
今回紹介したDAHON Curl i8は橋輪さんで販売中!
今日も『自転車でGo.com』にお越しいただきありがとうございます。DAHON2020年モデルではNuWaveがでる!といわれていたが、そういえばみかけないね。
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