観光に行った時に、
- 徒歩だと遠くに行けない
- 車だと渋滞で小回りがきかない
- バスは来ない
という残念な思いをすることがある。そのときに
「観光地で自転車があれば……」
と思ったことはないだろうか。
だから、私の場合は自転車を持参することが多い(輪行)。
しかし、もう一つの選択肢としてシェアサイクルを現地で利用するというのもアリ。
今回、鎌倉で、HELLO CYCLINGというシェアサイクルを利用した。
↑HELLO CYCLINGってこんな感じの電動アシスト自転車
鎌倉でHELLO CYCLINGを利用したレポートを送り、どれだけシェアサイクルが観光に向いているかをお伝えしたい!
シェアサイクルとは?
シェアサイクル最大の特徴
シェアサイクル最大の特徴は、A地点で自転車を借りて、A地点に戻らずにB地点でサイクリングを終了できるということ。
専用駐輪場に自転車があれば、スマホからの手続き一つで借りることができる。
料金設定も15分70円とか30分150円とか、そんなに高くない。
2021年5月現在、国内のシェアサイクル業者は
- ドコモバイクシェア←通称赤チャリ
- HELLO CYCLING←今回利用した
- Charichari
- PiPPA
- COGICOGI
などがある。
レンタサイクルとの違い
シェアサイクルは広い意味ではレンタサイクルのひとつ。
一般的なレンタサイクルとの違いは、スタート地点に返却しないでもよいということ。
戻ってくる必要がないので、専用駐輪場があるところに返却すれば良いのだ。
一般的なレンタサイクルだと、貸し出しを受けた場所に戻す必要がある。
走った分だけ戻ってくる必要があるが、シェアサイクルはその必要がない。
シェアサイクル観光の利点
シェアサイクルを観光に利用しようとすると、その魅力が最大限に利用されてくる。
シェアサイクル観光の利点、その1: 訪れたい場所をピンポイントで選べる
自転車であれば、あっちに行ったり、こっちに行ったりと移動することが容易だ。
徒歩では1箇所か2箇所で時間切れになってしまう。
車では駐車場の問題もあり、小回りがきかない。
自転車があれば、観光地で複数の行きたい場所に行きやすい。
観光地で自転車の利点を最大限に発揮することができる。
シェアサイクル観光の利点、その2: 偶然の発見
A地点からB地点に移動する途中で、
「あ、こんなところに素敵なカフェが!」
とか
「お、神社があった!」
と偶然の発見がある。
その発見は多くの場合、観光マップなどに掲載されていない場所なので、得した気分になる。
思いがけないボーナスをもらった感じ。
走るたびにボーナスがあるのも自転車観光の魅力である。
シェアサイクル観光の利点、その3: プラン変更をしやすい
自転車であれば、観光プランの変更がしやすい。
予定していたランチのお店が混んでいたから、別の場所へ移動することも可能。
時間に余裕があるからもう一つお寺を見てみよう!ということもできる。
逆に、疲れたから、途中で観光終了して、駅へ戻るということも。
自在に動けるのがシェアサイクルを利用した観光である。
↑海鮮丼を食べる予定だったのに(^_^;)
シェアサイクル観光の注意点
シェアサイクル観光の注意点、その1: 交通事故
やはり、注意しなければいけないのが交通事故。
特に慣れない場所を走行しているので、いつも以上に気を配りたい。
今回走ったのは鎌倉だった。
道路は狭い、風が強い、道は砂山がある。というように危険があった。
シェアサイクル観光の注意点、その2: 自転車トラブル
現地で自転車を借りることになるが、走行中にパンクしてしまうかもしれない。
近くの専用駐輪場に自転車を返却すれば大丈夫だろうが、計画変更が余儀なくされる。
シェアサイクル vs 輪行
観光地で自転車を借りるのと、観光地まで自分の自転車を持っていくのと、どちらがよいか?
いくら電動アシスト自転車でも10km走ると、乗り慣れていないのでくたびれてしまう。
自分の自転車ならもっと楽に走ることができるが、重い自転車を運ばないといけない。
どちらがよいかはケースバイケース。
自分は乗り慣れた自転車で、いっしょに観光地をめぐる人はシェアサイクルというのもありかも。
HELLO CYCLINGとは?
HELLO CYCLINGはソフトバンク系列のシェアサイクルである。
地域によってはdaiチャリなどと別の名前で運営されているが、アカウント一つあれば、全国どこでも利用可能である。
一つのアカウントで4台まで同時利用可能なので、家族全員分を借りることもできそうだ。
自転車車種は原則、電動アシスト自転車である。
専用駐輪場は800以上あるとのこと。
15分70円、12時間1,000円。
ソフトバンク系列なので、決済はPayPayも可能。
HELLO CYCLINGの利用方法
- スマホにアプリをインストールして、ユーザー登録を済ませる
- アプリで専用駐輪場を探す
- 自転車を予約(30分前から可能)、または駐輪場で空いている自転車を選ぶ
- 駐輪場でスマホに表示されている4桁のパスワードを入力
- 鍵が解除される
HELLO CYCLINGのエリア
自分が訪れる予定の観光地にあるかどうかを確認したい。
全国に800の駐輪場といっても多いか少ないかは判断しづらいのだ。
スマホアプリで地図上に専用駐輪場が表示される。
↑たくさんある!とおもうけれど……。
↑鎌倉エリアに拡大すると、ギッシリというよりもパラパラあるという感じ。
自転車アイコンが薄いとレンタル可能な自転車がない。
HELLO CYCLING利用の注意点
自転車状態確認
安全にサイクリングを楽しむために状態確認をしたい。
シェアサイクルの場合、担当者が定期的に巡回してメンテナンスしているものの、行き届いていないこともある。
パンクしていないか、ハンドルはしっかりと固定されているか、チェーンはボロボロではないかなど、さっと確認したい。
HELLO CYCLINGの場合、借りて3分以内ならば、無料返却ができる。
1回乗ってみて違和感があれば、すぐに別の車種に変更したい。
バッテリー残量
電動アシスト自転車もバッテリーが切れてしまえば、単なる重い自転車である。
よって、バッテリー残量があるかどうかも忘れずに。
自転車についている操作パネルで残量確認もできるし、アプリの予約画面でも残量確認ができる。
返却場所
HELLO CYCLINGは専用駐輪場に空きを確認して、返却する必要がある。
つまり、予定しているゴール地点の駐輪場に必ず返却できるとは限らないので、注意。
自転車台数に対して、駐輪場は多めなので、この問題は起きづらいが、返却場所を求めて彷徨うことがあるかも。
返却駐輪場の事前予約も30分前からできる。
ゴールが定まったら、駐輪場予約をしておきたい。
今回利用したときは、駅前専用駐輪場に空きがピッタリあった。
しかし、他の駅前専用駐輪場は満車だったので、ギリギリセーフという感じ。
HELLO CYCLINGで鎌倉を走りました!
今回は鎌倉、湘南エリアで利用をした。
当初の計画は
鎌倉駅→報国寺→由比ヶ浜→稲村ヶ崎→湘南海岸サイクリングロード→茅ヶ崎駅
という20kmくらいのコース設定。
実際は、
↑鎌倉駅に自転車なし!!!
↑逗子駅まで移動。
↑報国寺まで5kmくらいアップダウンも電動アシスト機能で楽勝でクリア。
↑報国寺(予定通り)
↑途中、妙本寺に寄り道。
↑八雲神社に寄り道。
↑由比ヶ浜、風強すぎる。
↑稲村ヶ崎から江ノ島&富士山(風強すぎ)
鎌倉駅に戻る。
という全く予定と違う観光になった。
しかし、自転車でなければ、訪れにくい報国寺に行くことができた。
途中通りかかった妙本寺と八雲神社が素晴らしくて、思わぬボーナス。
風が強すぎて、プラン変更をせざるを得なかったが、それも容易だった。
まとめ
シェアサイクルの観光地利用は
- 徒歩や車じゃ行きづらいところも行ける
- 思わぬ発見がある
- ルート変更もしやすい
と魅力たくさんである。どのようなルート設定をするかは自分次第。
自転車を借りてサイクリングを楽しもう!
今日も『自転車でGo.com』にお越しいただきありがとうございます。鎌倉といえば鳩サブレもいいけど、葉山本店のMARLOWEプリン。高級すぎて敬遠していたが、はじめてお土産にした!
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