愛用の折りたたみ自転車Tyrell FXで荒川サイクリングロードを走っていた。すると、
キィーッ、キィーッ
と不快な音が聞こえてくる。自転車が軋んでいる。いつもは街中の喧騒の中をサイクリングをしているので、気がつかなかったのだ。
まさか、走行中に自転車がバラバラになってしまうことはないと思うけれど、なんらかの不良が起きていることは間違いない。
今回はこの折りたたみ自転車が軋んだ時のトラブルシューティングの話。
折りたたみ箇所を確認したい
当たり前だが、折りたたみ自転車は折りたたむ。折りたたむ→展開する→折りたたむ→展開する……、と繰り返していると折りたたみ箇所が緩くなってしまうことがあるのだ。
通常の自転車なら外れないような箇所が外れるのが折りたたみ自転車。折りたたみをしなくても、折りたたみ箇所は緩んでくる。
まずは、今回トラブルにあっているTyrell FXの折りたたみ箇所を確認してみよう。
Tyrell FXの折りたたみ、その1:フレーム
Tyrell FXの折りたたみ箇所は3箇所。1つ目はフレーム。
↑フレームを真っ二つにする箇所。
ここは安全ピン&クイックリリース固定なので緩みやすい。
この箇所が緩いかどうかは後輪を10cmほど持ち上げて、落としてみると緩みがわかる。「ガシャン!」という音がしたときは緩んでいる。
↑こんな感じで持ち上げて落とす。
Tyrell FXの折りたたみ、その2:フォーク
2番目はフォークの折りたたみ箇所。
↑フォークの固定
走行中にポキン!と折れそうで怖いけれど、折れたことはない(^_^;) 「Tyrell FX フォーク 破損」などのキーワードで事例を定期的に探しているが、折れてしまって大怪我という報告はされていない。
ただし、Y’s Roadさんのブログによると、メーカーは1年に1度の定期検診を推奨しているようだ。
私のTyrell FXは購入してから6年近く経過している。何度も折りたたみをしてきたので、塗装ハゲがある。ということは擦れているということなので、要注意なのかな?
↑5年以上の走行で塗装ハゲがある
Tyrell FXの折りたたみ、その3:ステム
Tyrell FXには通常で、もう1つの折りたたみ箇所がある。ステムをぐるんと回転する場所。しかし、この回転ステムでは怖い思いをしたことがあるので、今は使っていない。
↑ステムは通常のロードバイク用(3T製)を利用している。
↑ステムを回転しなくても、ドロップハンドルで、GIZA PRODUCTSの輪行バッグを利用すれば収納可能
他の折りたたみ自転車でも外すところは要注意。DAHONのフレームメンテナンスについては以前の記事を参考にしてほしい。
折りたたみ箇所以外で確認したいところ
折りたたみ箇所をチェックしても音が鳴り止まない場合は、事態は深刻な場合があるが、初歩的な場合もあるw
バルブが緩んでいる
空気入れをする回数は多いので、意外と緩んでいてカチャカチャと音がなっているかも。
↑緩み点検。特にSchwalbeチューブの場合は緩みやすい。
とにかくネジが緩んでいる
自転車には多くのネジがある。どれかが緩んでいるかもしれない。いわゆる増し締めをして、緩みを確認したい。特に、最近取り付けたばかりのパーツ周りが緩んでいるかもしれない。
シートポスト
折りたたみ自転車では、折りたたむ時にシートポストを上下する。そのために緩みやすい。
厳密には折りたたみ箇所の一つかもしれない。
走行中にダンシング(つまり立ち漕ぎ)をしてみよう。それで、音鳴りが止むようであれば、シートポストが原因である可能性が高い。
↑シートポストが緩んでいるとサドルが下がるからすぐに気づくかな!?
ペダル
ペダルを回すのをやめて、慣性で自転車を走らせる。そうすると音鳴りが止むなら、ペダルが怪しい。今回私のTyrell FXでは、ペダルのネジが緩んでいた。分解清掃した時にしっかりと締めていなかったのかも。
↑ペダルのネジが緩んでいた。
これで解決したと思った。しかし、
まだキィーッ、キィーッと音が鳴る……(−_−#)
ペダルを回さないと鳴り止む。もしかして、クランクとBBが不良???
今日も自転車でGo.comにお越しいただきありがとうございます。 BBが不良になったのか?たしかにTyrell FXで25,000km近く走行をしているが……。一度交換してみますか!?というわけで、つづきます(^_^;)
【2017年2月5日追記】
案外、チェーンが汚れているだけということもあります。先日、砂嵐のような強風後に走ったら同じような音がしていた(^_^;)
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