Ternが面白い自転車をどんどんと発売している。先日は折りたためない451ミニベロsurgeをレビューした。
今日は、カタログをボッーーーと眺めていると、「おっ!?」と引かれる自転車を発見!
Tern Verge X11
↑Tern Verge X11
なんと油圧ディスクブレーキ採用という奇妙奇天烈な仕様だ!!!
さっそく、橋輪さんに試乗車が用意されているとのことなので、試乗しにいったよ♪
橋輪さんにて試乗!
私「Ternから新しく発売された451ホイールでディスクブレーキ仕様の自転車に試乗できますか?」
橋輪さん「できますよ。。。おっとTern Verge P10は調整中なので、Tern Verge X11でもいいですか?」
私「え……(絶句)それって最高級モデルでは?いいんですか?」
橋輪さん「いいですよ〜〜♪好きに乗ってください♪♪」
いつも感じのいい接客で嬉しくなってしまう。遠慮なく、Tern Verge X11に試乗させていただいた。
Tern Verge X11に試乗する前にスペックを確認
451サイズのホイール。しかも高級ホイール。
451でSchwalbe Duranoタイヤを装着しているので、かなり軽快に走るはず。
* 2021年モデルではSchwalbe Oneとなっている。
↑451ホイール
スプロケは10-42Tという構成。10Tという最小ギアにも驚きだが、42Tという最大ギアは迫力たっぷりだ!いつも小さなスプロケを見ているので、この構成は迫力満点である。
↑10-42T、デカ!!!
しかもスプロケは肉抜きされている。汚れがたまらないような構成となっているとのことだった。この辺りはMTBコンポらしい。
↑肉抜きされている
フロントチェーンリングは52T。いい感じで回転しそうなカーボンクランク。
↑52TのSRAM製クランク
↑ちなみにリアDもSRAM製
ハンドルがやけに長い。これは、日本人には大きすぎると思う。まあ、長いものはカットすればいい。Tern Verge X11を購入予定の人は必ず、ハンドルの長さを調整してもらおう♪
↑長いです、要注意
Tern Verge X11に試乗した第一印象
さっそくペダルをグッと踏んでみる。
え。。。。。。!?びっくりする加速性能だ。電動アシストで加速しているような感触でグイッと進む。
車体重量が10kgくらいであることが理由なのだろうか?それとも、クランクがカーボンだから???今まで経験した全ての自転車と比べてもあり得ない伸び方をしている!!!グイッとペダルを踏むとグイッと進む感触。文字で表現しきれない。
↑グイッとすすむTern Verge X11
Tern Verge X11で注目の油圧ディスクブレーキについて
人生で油圧ディスクブレーキを搭載した自転車に試乗するのは初めてである。メカメカしい見た目で格好いいと興奮する人も多いらしい。たしかに、ロボット感溢れる感じで男の子の気持ちを燻る気もする。
キャリパーブレーキやVブレーキと違って、リムにパッドを当ててブレーキをするわけではない。だから、リムがずっと綺麗な状態を保つことができるのだ。
で、肝心のブレーキ性能だが
グニュ〜〜〜とブレーキが効いている感じで好感度大!!!
と言いたいところだけれど、キャリパーブレーキやVブレーキと大きな違いを感じることもできず(^_^;) まあガツン!とブレーキが効いたら危険だから、全然気にならなかったということは、かなりの高性能と言って良いと思う。
それよりも、出先でパンクしたときはどうするのだろうか?この疑問を橋輪さんに投げかけてみると
私「ディスクブレーキのホイールをフレームから外すときの取り外しは大変なのですか?」
橋輪さん「ディスクブレーキだからといって、難しいということはありませんよ。不良品ということでなければ、クイックリリースを解除すれば、外れるはずです♪」
私「Vブレーキを外すように気軽に外せるということですか?」
橋輪さん「はい、でも注意点もあります」
私「注意点というと?」
橋輪さん「ホイールを外した状態でブレーキを引かないでください。それをすると、ブレーキパッドがくっついてしまい外すのがすごく大変になります。出先でこれをすると、ゲームオーバーになりかねないです。」
私「おおお、大事なことですね〜。」
↑油圧ディスクブレーキの取り扱いは要注意
Tern Verge X11の折りたたみ性能について
Tern Verge X11の走行性能は素晴らしいが、折りたたみ自転車だけに折りたたみ性能も気になるところ。折りたたみサイズはW80 x H74 x D38となっている。(カタログ値)
↑DAHON Curve D7(16インチ)との比較、ひとまわり違う感じ。
↑気にならないといえばならない気もするが、やはり大きいな!?と感じる!!?
折りたたみサイズよりも気になったのは折りたたんだ形。
リアDをむき出しにしないように内側にして持つと、ディスクブレーキが外側になってしまう。
外側にブレーキの歯がでているのは少し怖い気もする。
輪行バッグに入れてしまえば、見た目は気にならない。
しかし、ぶつけてしまわないように細心の注意が必要だと思われる。
↑自転車を持ってみた、ヒョイとは持ち上げられないが、ヨイショというほどでもない
↑ブレーキが外側なのが気がかり
Tern Verge X11のカラーについて
高級モデルだけにシックな色合いになっている。
さいごに
ところで、376,200円(2024年モデル)という素敵な値段はどうにかならないものか?自転車価格に麻痺している自分でも
「え!?」と3回くらい連呼してしまった(^_^;)
【追記 2023年11月16日】
2022年モデルを最後に一度終了していたが、2024年モデルから復活するとのこと。
フラッグシップモデルの復活は嬉しい。
カラーはクロムのみなので注意。
まとめ
- 走行性能は素晴らしい、電動アシストがあるかと思うような加速性能
- ディスクブレーキはメカメカしい。ホイールを外したときは要注意
- 折りたたみサイズはokだが形状に注意
- なによりも376,200円に驚いている
今日も『自転車でGo.com』にお越しいただきありがとうございます。それにしてもディスクブレーキで451とかクレイジーな仕様!
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