実体験『ビワイチ』のレポートをお届け!感想?向かい風が大嫌いになった。でも奥琵琶湖が最高すぎた。
やはり、体験しないとわからないことだらけ。ルートを紹介しながら、実際に走ってみて感じたビワイチの見所、避けたいところ、1泊が良いかどうか、スタートは京都駅が正解か、持ち物はどうするかなどをお届けするよ♪
ビワイチとは=向い風との戦いだった
ビワイチとは琵琶湖の周りをサイクリングで1周すること。走行距離は200kmちょっと。1周なので、どこをスタート地点にしても良いが、公式では、瀬田唐橋が起点となっているようだ。
↑瀬田唐橋
道中はほとんど平坦。で、飽きてしまうかな?と思ったが、全くそんなことはない。少なくとも今回は。なぜならば、
最初の100kmはずっーーーーと、向かい風だった涙
北部の賤ヶ岳まで100kmくらいのサイクリングになるが、それまでとにかく、ずっーーーと向かい風との戦いだった。途中でちょっと湖畔を撮影したのが次の写真。
↑「あら、どこの海景色?波がすごいわね」と言われた汗
↑サイクリストの聖地らしいけどさ、風が強すぎて早く去りたかった涙
↑左側が琵琶湖。防風林がありがたく思えた
向かい風のせいで、彦根城界隈(京都駅スタートで80kmくらい)でランチを優雅に楽しむ計画もオジャン。
↑なんとか彦根城は写真に収めた
↑ひこにゃん、なぜこの強風で笑顔なんだーーー!
↑そういえば、長浜城も撮影した。
今日は地元を始発で出発してきたのだ。こんな向かい風と格闘するためにはるばる滋賀県に来たのかと思うと、泣きたくなってくる。それでも懸命にペダルを回す。そうすると、左脚が痛くなってきてサイクリングが苦行になってきてしまう。
もうヘトヘト。ムリ。向かい風100kmと戦った後に待っていたのは賤ヶ岳ヒルクライム。多くのレポによると、
「丘ですよ、ちょっとしたスパイス」
みたいなコメントが目立つが、
「100kmの向い風と戦った後に大嫌いなヒルクライムなんてーーー!」
というのが本音である。
↑ゲキサカ
↑賤ヶ岳隧道入り口
それでも、かの有名な賤ヶ岳の戦いに想いを馳せていると、なんとか登れた。まあ、標高差100mちょっとのヒルクライムだからね。
ビワイチの魅力は奥琵琶湖にあり!撮影ポイントだらけ!
賤ヶ岳からの琵琶湖撮影
トンネルを抜ける。すると先に待っていたのは夕暮れの琵琶湖。
↑トンネルを抜ける
多くのビワイチレポートでみんなが記念撮影をしているスポットで、ここに夕暮れに到着するように計算して予定をくんでいたのだ(ニヤリ)。
ここまでの向かい風でもしかしたら間に合わないかもと思ったが、がんばってペダルを踏んだ甲斐があった。高いところから見る景色はいつだって素晴らしいけれど、今日は静かな琵琶湖と夕陽で格別なもの。ここではじめて想ったこと。
あー、琵琶湖まではるばる来てよかった!
↑見晴らし良し
賤ヶ岳を降ってからの奥琵琶湖エリアは夜サイクリングとなってしまったが、それでも街の静けさが心地よい。ひんやりとした空気、車が走っていない、その静けさが疲れを癒してくれる。
↑夕暮れの琵琶湖で癒される
マキノビーチ
マキノで1泊。何もない。事前調査通り、なんにも。だが、それがいい。明け方ホテルのビーチから見た琵琶湖は異国のようだった。
↑ビーチの朝焼けは素晴らしすぎる
↑ホテルも輝いていた
今回宿泊先に選んだのは、奥琵琶湖マキノグランドパークホテル。サイクリングコース上にあり、プライベートビーチつき。サイクルラックがあるだけでなく、ホテル内で自転車を預かってくれるのも○。大浴場があれば100点満点なホテルだ。
↑自転車はフロント前のスペースで保管
↑奥琵琶湖マキノグランパークホテル
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メタセコイア並木
マキノを宿泊先に選んだ理由は1泊2日でサイクリングするなら適度な位置と思ったのが理由だが、実はもうひとつ。5kmくらい走ると、メタセコイア並木道があるのだ。
メタセコイア並木道は日本の道路100にも選出されており、2.5kmくらいの道沿いに500本くらいのメタセコイアが植えられている。「まあ、せっかくだから寄り道しましょ♪」くらいにおもっていたが、
映えすぎるー!
↑メタセコイア並木道
↑メタセコイア並木道で記念撮影
ちょうど紅葉の時期でもあり、パシャパシャと撮影大会。並木道のオカワリ(2回走ること)をしてしまうくらい素晴らしき場所だった。
↑ゆっくりと流して見惚れてしまう
↑来てよかった♪
↑メタセコイア並木道はこのあたり
琵琶湖は湖西エリアこそ素晴らしい
メタセコイア並木道での興奮を抑えながらサイクリングコースに戻ったが、とにかく湖西エリアは素晴らしすぎる。東側に比べると人が少ないので、静かな湖景色が続くのだ。本当に異国に来たみたいな気分でサイクリングができる。
↑静かな湖西エリア
↑異国だからってガリバー旅行記(作者の出世地であるアイルランドと高島市は友好関係にある。だから、この銅像があるとのこと@近江高島駅)
↑白髭神社(国道沿いなので怖かったけど)
↑白髭神社近くのお蕎麦屋さん、十割蕎麦で美味しかった(高かったが)
↑白ひげ蕎麦
↑途中で自転車をとめて琵琶湖記念撮影
湖西エリアを堪能しながら、琵琶湖大橋まで来た。いよいよ旅も終盤だ。橋を登って、記念撮影することに。
↑海景色みたいな琵琶湖写真が撮影できたよ!迫力満点!
↑琵琶湖大橋
ビワイチ、ここは走らないでもよい?
いよいよビワイチも最後の25km。感動のフィナーレだ。。。と言いたいところだが、琵琶湖大橋よりも南側はとにかく車が多い。普通の市街地サイクリングである。琵琶湖1周だから走っているだけで、わざわざ走る必要もない道だと感じた。
↑途中にあった明智光秀@坂本城跡
はっきりいって華やかなフィナーレというよりは蛇足と感じた。琵琶湖大橋を渡ってそれで終了でも150km。それでもよいと感じてしまった。
↑とにもかくにも瀬田唐橋まで戻ってきた
↑ゴールを祝う写真
橋から1kmの石川駅から輪行した。
関東からビワイチスタートするなら京都駅?
今回のビワイチは京都駅スタート。京都駅スタートは大正解だった。
↑スタートは京都駅
京都駅を選択することで、新幹線のダイヤが選びやすい。「のぞみ」が停車する駅を選ぶのは良い選択肢。
もし雨が降っても、京都観光に企画を切り替えることができる。今回も午後は京都観光をする予定だった。2日目のサイクリングはペースをあげられずできなかったが。
ひとつ懸念は京都と琵琶湖の間には逢坂山があること。百人一首の
名にし負(お)はば逢坂山(あふさかやま)のさねかづら 人に知られでくるよしもがな
で有名な逢坂山だ。この道が令和時代は国道1号となっているので、車ビュンビュンの国道である。行きはよくわからずサイクリングをしたが、帰りは石山駅→京都駅と東海道線を利用した。
また、京都駅前にはタワーホテルがある。そこの地下には大浴場があるので、そこでサイクリングの汗を流してから、新幹線に乗ることが可能だ。
ビワイチの持ち物
ビワイチ=旅行だからしっかりと準備したいところだが、所詮は1泊。荷物増える=サイクリングが大変となってしまうので、できるかぎり減らしたいところ。
たとえばホテルで賄える寝巻きやタオルはなしでもよい。着替えも高機能サイクルウェアがあれば不要かと。今回用意した中で必須と思われるのは
↑モバイルバッテリー
↑荷物を入れるサドルバッグ、topeak トピーク バックローダー
↑最強のフロントライトかも?CATEYE VOLT800 x2(北部の奥琵琶湖は真っ暗なので予備も含めたい)
お土産は?
それにつけてもおやつはカール♪
すでに関東地方では購入できないスナックである。これは喜ばれる。嵩張るのが問題なので、京都駅の新幹線改札内で購入しよう。
まとめ
ビワイチは200kmちょっとの平坦路である。物理的には平らかもしれない。
↑道中はほとんどブルーラインに従うだけでok
しかし、その道中、精神的には決して平らなものではなかった。
なによりもトラウマになりそうな向かい風。この風は一人では絶対に乗り越えられるものではなかった。『サイクルガジェット』の中山さんとトレインを組んだからこそ、乗り越えることができた。
↑正確に言うと、ほとんど引いてもらった汗
もちろん、地元の人との交流。地図を配ってくれた観光協会の人、おいしい餅を目の前で焼いてくれた道の駅のおじさん、パンク修理をしていたサイクリスト、ホテルでお酒のアドバイスをしてくれた店員さん。さらに、「どこからきたん?」と聞こえてくる関西弁。
そういったあらゆる瞬間がビワイチを素敵なものにしているのだ。今回は訪れたいけれど時間切れで訪れることができなかった場所もある。安土城跡とか彦根の侍サイクルとか。
↑餅最高
これはまた訪問するしかないぞ。
今日も『自転車でGo.com』にお越しいただきありがとうございます。今度はどこを1周しようかな!?
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コメント
ようこそ、琵琶県に(o^^o)♪
近江八幡の水郷エリアから浅井迄は
普段から風が強いエリアです。
関東から輪行なら米原発着北一150kmがベストでしょうね(o^^o)♪
米原駅発着だと駅構内にレンタルスポーツサイクルの施設が有るので
ヘルメット、ビンディンクペタル、シューズウエアを用意してレンタルを借りるのも有りですよ(o^^o)♪
大きな荷物を駅のコインロッカーに預けたら手ぶらでライドに集中できます(o^^o)♪
また余り知られていないのですが
琵琶湖周辺のセブンイレブン、平和堂系列のスーパー、道の駅にはフレンチバルブのタイヤチューブ、レンタル工具、フロアポンプが完備しているので
最小限の装備でも走れます(o^^o)♪
琵琶湖マイスター様
こめんとありがとうございます。
やっぱりあのエリアは風が強いんですね。もう二度と体験したくない辛さでした。
米原駅出発も検討しましたが、「ひかり」しか停車しません。よって今回は京都駅を選びました。
もし万が一雨になってしまっても京都駅を起点としている方が自転車を預けて観光に切り替えもできるとおもったのが理由です。
でも、こんどは米原駅出発も試してみようかなと。再チャレンジを感じさせる素敵な琵琶湖でした(向い風は除く)