東京のシンボルともいえる隅田川。
「隅田川サイクリングは気持ち良いかも?」
と思う人がたくさんいる。
都会のど真ん中。
信号で止められることもなく、トラックに邪魔されることもなく、サイクリングできたら最高だろう。
その気持ちはよくわかる。
都会でも川沿いは開放感があるからね。
そこで今回は、隅田川沿いのサイクリングをしてきた現地レポートをお届けする。
隅田川サイクリングロードはあるの?
ところで、隅田川サイクリングロードってあるのか?結論は、
「隅田川テラスと呼ばれる遊歩道はほぼ全域にあるが、川沿いを走れるところは一部だけである。」
残念でしたー!
隅田川テラスは歩行者専用なので、自転車は進入できない。
せっかく川沿いに広い道があるのに残念。
でも、自転車OKにしたら歩行者も多いので、危なそう。
だから、自転車ダメでよい気もする。
↑隅田川テラスは自転車通行禁止
隅田川サイクリングの魅力は
目まぐるしく変わる都会景色。片道28kmほどで往復すると60km弱。
サイクリングロードはなくても隅田川沿いをサイクリングするのは楽しい。
それだけ走っても全く疲労を感じさせない、そして飽きさせない景色が続く。
隅田川沿いの魅力的なスポットを紹介する。
都会の海景色堪能
隅田川の河口近くの魅力はなんと言っても開放感。
晴天の日であればキラキラと輝く水辺に癒されること間違い無い。
タワーマンションが続くエリアでもあり、都会のお洒落空間と感じる。
ベンチに腰掛けながら、橋を眺めているだけで心が癒されてくることだろう。
対照的に、昔ながらの街並みが残っているのがこのエリアの面白さ。
大都会のマンションの隙間に昭和の面影が残る街並みが広がっている。
↑佃島にて
とくにおすすめなのが、佃島エリア。
佃煮発祥の地といわれており、ぜひとも美味しい佃煮をお土産に購入したい。
少しずつ変わる街並みを楽しむ
隅田川の魅力はちょっと走ると街並みがガラリと変化するところ。
実に変化に富んで、飽きることのない川である。
下流域はタワーマンションがならぶ都会景色。
両国界隈だと、雑居ビルやマンションが入り乱れている。
↑浅草近く
観光地となっている浅草を過ぎると少しずつ街が静かになっていき、最後は荒川サイクリングロードと合流する。
↑右は荒川
迫力の東京スカイツリーと東京タワー
撮影スポットとして魅力的なのが東京を代表する2つのタワー。
東京スカイツリーは浅草界隈からだと迫力たっぷりである。
または、下流域の中央大橋から撮影すると、隅田川と東京スカイツリーの両方が同時に撮影できる写真スポットがある。
一方で東京タワー。
こちらは一番海よりの築地大橋から見ることができる。
とても美しい。
↑築地大橋から東京タワーを撮影
スタートとゴールを決めやすい
スタート地点とゴール地点を決めやすいのも隅田川サイクリングの魅力である。
荒川サイクリングロードから入って南下していくのも良いし、南千住、浅草、浅草橋、両国、八丁堀、築地などの川から近い駅まで輪行してスタートするのも良い。
つまり、これと言ったスタート地点やゴール地点が決まっていないことが魅力的である。自由にサイクリングを楽しむことができるのだ。
隅田川サイクリングに適した自転車は?
折りたたみ自転車。
輪行で適当な駅からスタートして、景色を楽しみながらサイクリングをするには折りたたみ自転車がピッタリだと思う。
お勧めしないのがロードバイク。
都内だけに信号が多い。
だから、ビンディングシューズだと、ペダル脱着ばかりで疲れてしまうかもしれない。
隅田川サイクリングどこを走れば良いのか?
サイクリングロードがあるわけではないし、隅田川テラスを走行することは禁止されている。それでも護岸には川を眺めながら走れる箇所がけっこうある。お勧めルートは次の通り。
↑Google Mapsでルート書いた、でも要再検討だな。
↑右岸(上流から下流をみて右側)スタート。築地で食事。銀だこ本店にて。
↑築地大橋をわたって東京タワーの記念撮影。
↑佃島でお土産の佃煮購入。本当に美味しいすぎるよ。
↑石川島から越中島へ、晴れていれば、綺麗な中央大橋の写真が撮影可能!
↑越中島は自転車通行可の箇所あり
↑川沿いを走ることもたまにできるけれど…。
↑すぐに行き止まりになる。
↑左岸をそのまま北上。川沿いに拘らず両国橋まで進むとよい。
↑テラスを自転車で走ることができるといいなぁと思ってしまう。
↑両国駅から旧安田庭園を過ぎたところで川沿いにサイクリングロードあり。蔵前橋の下を抜ける
↑駒形橋から右岸へ移動。
↑浅草公園タリーズコーヒーで休息
↑汐入公園を抜ける
南千住界隈から右岸はほとんど川沿いをサイクリングすることができなかった。繰り返すが、隅田川テラスはサイクリング禁止。
↑自転車ダメの標識
↑南千住の路地を抜けて、千住大橋から、左岸へ渡ろう!
↑千住大橋をわたると松尾芭蕉の像がある
↑尾竹橋を過ぎたところ。右側は荒川、左は工場があって異臭あり
↑せっかく川沿いを進んでも堤防で隅田川は見れない。
↑豊島橋を過ぎると走りやすい道が続く(写真は右岸側から撮影)
↑最後は荒川サイクリングロードと合流して岩淵水門でおわり
まとめ
都会でサイクリングをすると信号ばかりであまり楽しくない。
しかし、スピードを出さないで、ゆっくりと進んでみよう。
目的はサイクリングというよりは街探検。
そうやって視点を変えるだけで、また違った自転車の楽しみが見えてくる。
都会のサイクリング、みなさんもいかが?
さらに?
隅田川に架かる橋に注目して記事を作成したのこちらから
今日も『自転車でGo.com』にお越しいただきありがとうございます。サドルバッグを持っていれば、途中でお土産も買いやすいぞ。
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