いつも革新的な自転車を提供しようと感じさせるブランドTern。Tern Verge N8やTern Surge Proなどのヒットを飛ばしている!
今回は開発期間は4〜7年を要したといわれる全く新しい折りたたみ自転車が発表された!
Tern BYB
今までのどのモデルとも似ていない全く新しい折りたたみ自転車。Tern BYBとはどのようなモデルなのか情報をかき集めたので、速報としてお届け!
Tern BYBとは?
自転車ブランドTernが発表した新しい折りたたみ自転車。今までとは異なる折りたたみ方法で、20インチでは最小ともいえるコンパクトサイズに折りたたむことができる。
BYB = Bring Your Bike(自転車を持ってこい)
折りたたみをして持ち歩くことを想定している。
Tern BYBの折りたたみサイズは?
注目の折りたたみは縦置きと横置きがあるが、その折りたたみサイズは
Tern BYB: W350 x H810 x D520 mm
となっている。
主な折りたたみ自転車とのサイズ比較は次の通り。(単位は㎜)
- DAHON Curve D7: W730 x H600 x D340
- BROMPTON: W585 x H580 x D300
- Tern Verge N8: W790 x H720 x D380
- Tern BYB: W350 x H810 x D520
81cm高さは大きいけれど、底面積が小さいのでコインロッカーなどにも入れることができそうだ!
少なくとも一般的な20インチの自転車よりはコンパクトになりそう。
また、展開時のホイールベースは1028mmとのことで、ちょっと小さい?
Tern BYBの折りたたみ方法
公式サイトのアニメーションを見る限りでは結構手順が多いな!?というのが正直な印象。
- シートポストを2段階に下げる
- ハンドルステムを緩めて角度を変更
- フレームロックを解除1
- フレームロックを解除2
- 折りたたむ
- ハンドルポストを折る
というステップのようだ。折りたたみに焦点を当てている動画は今のところ見つからないが、だいたい上記のような手順と思われる。
面倒!?慣れれば大丈夫?
Tern BYBの適正身長と体重
フレームサイズはひとつしか用意されていないが、それでもシートポストが2段階に伸縮することもあって、幅広い身長に対応するようだ。147-195cmという記述があるので、中学生から大人まで多くの人が乗ることができるぽい。
また体重制限も最大105kgとのこと。よってよほどのメタボでなければ乗ることができそう。
Tern BYBのラインアップ
Tern BYB P8とTern BYB S11の2モデルでラインアップをしている。P8はACERAの8速で、S11はUltegraの11速で軽量ホイールであるようだ。
Tern BYBのスペック
Tern BYB S11のスペックは次の通り。bikeradarの記事を参考にした。
- 重量: 13.3kg (ペダル込み)
- フレーム材質: アルミ
- フォーク材: アルミ
- リアD: Ultegra
- シフター: RS700
- スプロケ: 11-32T
- クランク: FSA Gossamer Pro
- チェーンリング: 54T
- ブレーキ: VブレーキTektro製
- ブレーキレバー: シマノ R780
- ホイール: Kinetix Pro
- タイヤ: Schwalbe Marathon Racer 40-406
- シートポスト: Ternテレスコープタイプ合金
- サドル: Ergon SMC30 saddle
- ハンドルバー : Kinetix製
- ハンドルポスト: Tern Physis(角度不明)
- ステム: Andros
- ペダル: MKS QR
- 付属品: 泥除け、コロコロ車輪付きリアラック、ベル
Tern BYBの色展開
ミニベロ選びで最も重視したいのが色。色が気に入らなければ、楽しくない。複数の色選択があるのは高評価。
Tern BYB P8の場合はブロンズ、シャンパン、シルバーブルーの3種類。
Tern BYB S11の場合はマットシルバーのみ。
Tern BYBの弱点を探ってみた
新製品登場で期待がふくらむところだが、冷静に動画を見ながら、性能を考えてみた。気になる箇所がいくつかあるので、それを忘れずに書き留めておきたい。
Tern BYBの弱点?その1: フレーム
やはりもっとも気になってしまうのが、フレームである。折りたたみを重視するあまりにフレームが2箇所で折れる。合成面で大丈夫か?という心配が拭えない。
折りたたみサイズが強調されるあまりに自転車としての走行性能について言及されていない。公式動画も平坦路をスイスイとすすむ映像ばかり。
日本では坂道も多い。上り坂で軋むことなく登れるの?下り坂でフラつくことなく下れるの?と不安を払拭する情報が今のところ見つからない。こればかりは試乗しないとなんとも言えないが……。
Tern BYBの弱点?その2: 転がせるけれど?
折りたたんだ後は気楽に転がせることがアピールされている。スーツケースのように颯爽と転がすシーンがアピールされているのだ。
しかし、日本では持ち上げる場面が多い。いうまでもなく、輪行袋に入れなければ、電車に乗せることはできない。駅構内に入るためにも輪行袋が必要で、コロコロ転がすのはNG。そうすると、ヨイショと持ち上げる必要があって12〜13kg+という重量が重く肩にのしかかってくる。
輪行カバーで駅構内に持ち込むのもNGなので、公式動画が撮影されたロンドンのようにはいかない。
Tern BYBの弱点?その3: 値段
大々的に金額が記載されていない。少なくとも公式サイトでは不明。多くの雑誌レビューを読むと、米ドルおよびユーロの値段が記載されている。
- Tern BYB P8 = $1295 / €1195
- Tern BYB S11 = $2495 / €2295
2019年5月29日の為替相場をそれぞれ適合すると
- Tern BYB P8 = ¥141,858 / ¥146,704
- Tern BYB S11 = ¥273,310 / ¥281,745
となる。え!???????
日本発売は2019年秋とのことだが、それまでに値段変わるかな!?消費税10%にもなりそうだし……。
まとめ
- 持ち歩きできるコンパクトさ。確かに小さい、W350 x H810 x D520mm
- たしかに底面積は小さいが、13kg近くあるので重い
- コロコロ転がすのは日本ではNG
- フレームが二箇所で折れるので剛性が気になる
- 値段が素晴らしく高いぞ。
参考サイト
- Radfahren.de
- CYCLING INDUSTRY NEWS
- bikeradar
- Tern公式サイト
- Cycle Sports
- 南風そよぐ、、G(確かに量産製品で精度が保てるのか?と厳しい指摘)
今日も『自転車でGo.com』にお越しいただきありがとうございます。追跡情報があれば、また報告しますね!
【追記 2019年10月16日】
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