自転車は購入してからメンテナンスが必要なもの。
購入したばかりのときは快適に走ることができていた愛車も日々、劣化していく。人は適応力が高く、その劣化に気づかない。そして、あるとき大きな故障となって大事故を起こしてしまう。
そうならないために日々のメンテナンスをしっかりと行いたいもの。面倒だ!と言わずに安全点検を行いたい。
今回はTyrell FXのトラブル。走行中にガタッと音がしている。
正確に言うと、音がしている気がする。段差に入った時、とくに下り道で段差に入った時にガタッとハンドル周りから音が伝わってくる気がするのだ!
そこで、「これなら安心!」と思えるまでに行ったことをまとめたい。
ガタッと不具合を感じた時にすること、その1: 新しい自転車を購入するチャンス到来と思う(^_^;)
正直にいう。
不具合があると、「廃車にして、新車購入のチャーーーーーンス!」と思ってしまうw
「ガタガタ言うのはやっぱり折りたたみフォークが壊れているんだよね!?」
とか
「ガタガタと感じるのはアルミフレームの限界なんだよ!」
などと分かったようなフリをして講釈をして、新車購入のチャンスとアピールしてしまうw
すぐに愛車を前にして、そして銀行口座残高を確認して考えを改めるんだけれど、何かにつけて新しい自転車を購入したくなってしまうのは悪い癖だ!
ガタッと不具合を感じた時にすること、その2: 本当にハンドルなの?と体重をかけてみる
冷静にトラブルシューティングをしてみる。ガタッと音がするということはどこかのパーツが緩んでいることが多い。ハンドルに体重をかけてみて、パーツに緩みがないかを確認する。
↑こんな感じで体重をかける
軋んでいる感じも特になく、大丈夫そうだが……。
やはり、不安なんですよね!
ガタッと不具合を感じた時にすること、その3: 折りたたみフォークの確認
折りたたみ自転車の場合、その折りたたみ機構のために、どうしても負担がかかる箇所ができてしまう。メーカーも百も承知で数多くの製品チェックをしていると思われるが、それでも折りたたみにより剛性感が落ちるのは避けられない。
Tyrell FXの場合はフォークが折れる。理屈ではしっかりとチェックされていると思っていても、精神的には不安となってしまう。
実際に、この折りたたみフォークは先日に修理したばかりでメンテナンスバッチリであるが、やはり気になってしまう。
Tyrell自慢の折りたたみフォーク、大丈夫と信じているが……。
↑ダイヤルによる固定を再確認した
ガタッと不具合を感じた時にすること、その4: ステムのネジ確認
多くの自転車にあるアヘッドステム。体重がかかるところだけに、定期的にネジの締め具合を確認したい。
↑横のネジは固定ネジ、こちらを先に緩めてから調整すること
↑縦のネジはハンドリングを調整するネジ
これはTyrell FXに限ったことではない。しっかりとステムが固定されているかを確認したい。
ガタッと不具合を感じた時にすること、その5: ハブの確認
案外、クイックリリースが緩んでいるかもしれない。ハブがしっかりと固定されているかを確認してみよう。メンテナンス時によく着脱するので、緩んでいることがある。
↑クイックリリース締め直しましょう!
ガタッと不具合を感じた時にすること、その6: ブレーキの確認
ブレーキをかけたときにがたつくのであれば、ブレーキが原因であろう。今回は、走行中に感じるものだったので、ブレーキが原因ではないとおもうが、念のために確認をしておきたい。
↑ブレーキのネジを増し締めする
ガタッと不具合を感じた時にすること、その7: 信頼できるお店に持っていく
結局のところ、いろいろといじっても素人メンテナンスの域を脱することはできない。それなら専門店に持って行こう。
風邪をひいて重傷になってから医者に行くと入院となってしまう。軽く咳をしているくらいのときに医者にかかると良い。自転車屋は病院と同じだ!
というわけで、信頼できる病院=街の自転車屋さん「believe」へと足を運ぶ。
テキパキと仕事をこなす店長さん。いろいろと細部を点検してくれて、一言。
「まぁ、大丈夫でしょう♪」
この言葉を聞くと治ったと思う。
まとめ
ガタッとなったら
新しい自転車購入計画を立てるのではなく、
- ハンドルに体重をかける
- 折りたたみパーツを確認
- ステムのネジを確認
- ハブの固定を確認
- ブレーキのネジを確認
- なによりもお店に持って行く
今日も自転車でGo.comにお越しいただきありがとうございます。信頼できる自転車屋(私の場合は街の自転車屋さん「believe」)を必ずみつけてスポーツバイクを楽しむべし。ところで、病院にいくと別の病気がみつかることがある。
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