千葉県八街市といえば、落花生。
でも、サイクリングで訪れるなら、それ以外の何かを是非見つけたい。
自転車でしか、見つけることができないものを探す千葉県の各市町村を1周するシリーズ。
今回は千葉県八街市です。
八街市といえば、やっぱり落花生?
八街市は平地ばかり?
八街市をサイクリングするならどこ目指す?
八街市バス事件の現場は?
と、八街市のサイクリング情報が気になっている人に届けたい。
八街市とは?
千葉県八街市は、県の真ん中あたり、下総台地に位置する市。
チーバくんでいうと、目の下、当たりかな。
↑千葉県八街市
明治維新のときに、県内で8番目に開墾が始められた場所だから、八街と言うそうです。
八街市といえば落花生?
千葉県は昔から落花生の産地として有名です。
落花生の生産は全国一の産出量を誇ります。
八街がそのメッカ。
現地に向かう総武本線。
千葉駅から数駅進んだだけで、景色が山間部に入ったかのような景観になっていきます。
木々のトンネルを抜けて、単線を進んでいくと……、
なんかお化けでも出てくるような……、いや、別世界へ進む感じが旅情感あって得した気分です。
きっとこの先はピーナッツ畑が広がっているのだろうと期待が高まっていきます。
↑旅情感あふれてくる総武本線
街は落花生売り場で盛り上がっています。
駅を降りるや、ピーナッツを煎る香りに包まれます。
機械の回る音と、ピーナッツの香り。これぞ千葉県八街市!
駅前はピーナッツ屋さんが軒を連ねています。
東京にあるコンビニすべてがピーナッツ専門店に生まれ変わったくらいの密度。
……という期待は簡単に裏切られました。
JR八街駅のは周囲は、見渡す限り駐車場。
駅まで車で通勤して、電車に乗り換えて東京まで通勤するサラリーマンの哀愁を感じてしまいました。
ピーナッツの香りなんて皆無で、そもそもピーナッツ屋さんが見当たらない。
これには正直、拍子抜けだった。
落花生の産地をアピールするものは唯一、記念碑のみ。
せっかくなので、記念撮影をしましたよ。
↑ミッションひとつクリア
まずは、八街神社でお祈り!?
JR八街駅から国道沿いに5kmくらい南下。八街神社に到着です。
「八街」と市の名前がついているだけあって、この地では由緒があるのかな?と思って訪問しました。
到着すると、
「ライダーズ神社」
と書かれた昇りがたくさん見えてきました。
ライダーズ?もしかして自転車乗りの私たちを応援してくれているのかな?
と期待したが、実際は房総半島をオートバイで走る人たちをサポートしているとのことでした。
自転車は……!?
自転車の絵柄が付いたお守りがあれば買ったのに……。
ふと、横をみると、土手があり、その説明もありました。
どうやら、ここは野間土手の一部のようです。
千葉県のこのエリアは江戸時代、牧場だったところ。
牧場の馬が逃げ出してしまわないように、土手を作りました。
その土手を野間土手と言いますね。
現代でも、その土手跡が残っているのです!
もっと迫力がある野間土手がみたいですね。
実は、野間土手が大々的に残っている場所が別にある!と、予習してきていたのです。
野間土手跡へ
何も知らなければ、単なる土手なのですが、野間土手跡と聞くと、萌えてきませんか?(きませんね!?)
ちょうど、八街市の南東部、東金市との境近くに野間土手が続いているところがありました。
ここは目的地にしなければ、絶対に気がつかないでしょう。
↑けっこう残っている土手跡です
古民家ベーカリー麦匠
野間土手跡から進路を西へ。
ここも事前チェックのパン屋さん。
予想通り、この辺りで小腹が空いてきたのでちょうど良いです。
お店は古民家ベーカリー麦匠。名前の通り、民家をリフォームしてパン屋を営んでいます。
社長さんの実家を改築したそうです。
↑ベンチもあったので、そこで補給してから、次の目的地へと、北北西へ進路を取ります。
八街市の道路状況、平地ばかり?=YES
ところで、八街市1周サイクリングは40kmほど。
道中はほとんどが平地です。
たまに峠がありますが、ミニベロで難なく登れます。
むしろ平坦直線が多いのが、特徴です。
昔の街道ではなくて、明治期以降に開発が進んだ土地だからでしょう。
とくに、この古民家ベーカリー麦匠からの道は、まーーーーーーーすぐです。
↑真っ直ぐな道
↑途中、牡羊がいて、びっくり。思わず写真に収めました。
↑平坦路がつづく
↑畑が広がる
根古谷城址
到着したのは根古谷城跡。う〜ん、渋すぎる場所だった。
人の気配を感じない。
だけど、それがまた良し。
落ち着く場所で、しばし休息をしました。
休息をしながら、調べたことをまとめると
根古谷城は、1452年くらいに建てられたと言われる城。
千葉氏の重臣、円城寺氏(だれ?)によって築城されたらしい。
ところが、1455年の享徳の乱が起きたときに、円城寺氏も滅んでしまった。
その後、粟飯原氏(またしてもだれ?)が城主となった。
1590年、豊臣秀吉の小田原攻めのときに落城。
……ということをスマホで調べながら、さっき買ったパンを食べて充電しました。
↑根古谷城近くの田園風景。実はブッダが横たわったように見える場所、だそうです。
カフェ・ド・マリアでランチ!?
次に目指したのが、八街市北部に位置するレストラン。
ルーマニア料理を提供してくれるとのことで、楽しみにしていました。
なぜ、八街でルーマニアなのか?と店長に質問……するつもりでしたが、あいにくお休みでした笑
グランプラス 八街工場直売店
八街市1周の旅も終盤に差し掛かってきました。
お土産を購入しないといけません。
でも、ピーナッツを買って帰るのでは、あまりにも下手。
そこで、選んだのがこちらのお店。
チョコレートで地元のピーナッツをコーティングしている、しかも工場直売とのことで、期待が膨らみます。
平日午後にもかかわらず、オバサマたちが列を作っています。
きっと、地元で大人気のお店なのでしょう。
いくつか購入して、帰宅後に食べました。
味?
ピーナッツはピーナッツとして食べたいね。
↑お土産
八街市のバス事件は無視できない
ここで、千葉県八街市1周サイクリング記事を終了にしようか悩みました。
しかし、この事件に触れないわけにはいかないでしょう。
八街市の1本道。
時速30km制限の道をトラックが猛スピード。
そのまま通学している小学生の集団に突っ込む。
2名の死者を出すといういたたまれない事故がありました。
いや、事故ではなくて、事件でしょう。
ドライバーは酒気帯び運転という悲惨な状況。
現場が整備されていないとかどうか以前に、酔っぱらい運転はダメでしょう!!!
現場に赴き合掌。
↑道は整備されていた。しかし、道路の問題ではないと思う。酔っぱらい運転の問題ではないかと。
千葉県八街市1周サイクリングおわり
八街駅に戻ると、人がたくさん集まってきています。
どうやら、電車が来る時間みたいです。
こういう駅で電車を1本逃すと、次はいつ?という状況に陥ってしまいます。
慌てて輪行準備をして、飛び乗りました。
こんどは落花生売り場巡りをしてみようかな?と思いながら、帰りの電車でお昼寝です。
↑八街市1周はこんな感じです。
今日も『自転車でGo.com』にお越しいただきありがとうございます。八街ヴィラという宿泊施設があることを訪問後に知りました。今度、泊まってみたい。
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