いよいよ始まる、しまなみ海道の自転車旅。
走り出す前のこの時間、準備をしている瞬間も、旅の大切な一部だと思っています。今回は、出発前にどんなことを考え、何を選び、どんな計画を立てたのかを整理してみます。
とはいうものの、実は旅はすでに終わって無事に帰ってきました💦
記事原稿の下書きは出発前、帰宅してから補足しています。
過去の旅を振り返るところから
準備の最初にやったのは、過去旅の見直しでした。
以前に走った東海道の自転車旅の記事を読み返しながら、「あのとき何が役に立ったか」「何が不要だったか」を確認。持ち物リストも、その経験をベースにアップデートしていきます。

旅は毎回違うけれど、失敗や成功はちゃんと次に活かしたい。準備段階から、すでに旅は始まっています。
自転車選び:ロードバイクか、ミニベロか
今回、いちばん悩んだのが自転車の選択でした。ロードバイクで行くか、それとも折りたたみ自転車でいくか。
今回は飛行機移動があるため、ロードバイクだとどうしても荷物が大型になります。一方、折りたたみ自転車ならコンパクトに収まり、移動の自由度は一気に上がる。
ここで考えたのは「どんな旅にしたいか」という点でした。
- ロードバイク:目的地から目的地へ走ることがメインの旅
- 折りたたみ自転車:観光が主役で、必要に応じて輪行や公共交通も使える旅
今回は後者のスタイルを選ぶことに。しまなみ海道を走破だけでなく、味わう旅にしたかったのです。
結果として折りたたみ自転車で連日50kmは辛かったです。しまなみ海道は坂が多い。
新たに加えた装備:カメラという存在

今回、新しく持っていくことにしたものがあります。それがカメラ。新しく購入したという理由もありますが、それ以上に「景色との向き合い方が変わる気がした」からです。
カメラを持つことで、何気ない風景にも足を止める理由が生まれる。しまなみ海道の景色を、より深く楽しめたらいいなという期待を込めて。
スマホでもいいのですが、ファインダーを通して心が動いた瞬間にシャッターを切りたいと格好つけてみたくなりました。
レンズは40mmの単焦点。画質が良い、軽い、撮影が楽しいというのが理由です。
撮影は楽しかった。スマホでは味わえない楽しさ。
安全装備はやりすぎくらいがちょうどいい

自転車旅で最優先すべきは、安全。今回もその点はしっかり意識しました。
特に冬のサイクリングは日暮れが早く、予定が少し押すだけでナイトライドになる可能性があります。起こらない前提ではなく、起こりうる前提で準備することが大切だと考えています。
出発前にもメンテナンスをしっかりとして臨みました。
実は、三原駅でサイクリングの旅は終了して、電車旅に変更しました。
服装や荷物
軽さが正義。下着の着替えのみ持参しました。
服が汚い?
旅先で洗濯をします。宿泊先のホテルにはコインランドリーがありますので、お風呂に入っている間にそれを利用して、毎日洗います。よって、服の着替えはなし。洗濯中に身につけている下着のみで十分です。
バッグは小分けに、リュックは持たない

↑カメラ以外は自転車に固定して運びました
今回もリュックサックは使いません。代わりに選んだのは大型サドルバッグ。そこにMacBook Airを入れます。
一般的な自転車旅では不要かもしれませんが、私にとってはMacBook Airは必要なアイテムです。
- ホテルで音楽をかける
- YouTubeを見る
- メールの送受信
- 翌日のルートを確認
- 撮った写真を整理する
何もしないでスマホを眺めて過ごす夜より、旅の時間をもう一段楽しみたい。そんな理由から、今回ももっていくことに。
旅の計画は立てすぎない

どこまで計画を立てるか。これは毎回悩むポイントです。
調べすぎると、当日が答え合わせになってしまう。一方で、何も決めなければ行き当たりばったりになりすぎる。
今回は、その中間を狙いました。大枠だけ決めて、細かいことは現地で考える。。。というか、地元の人に聞いてみる作戦です。
今回のざっくり旅程

- 1日目:朝一の便で成田空港→松山空港へ。松山市内観光。
- 2日目:松山から今治へ移動。今治でゲストハウス泊。50kmくらい。
- 3日目:しまなみ海道前半。途中の旅館で宿泊。
- 4日目:しまなみ海道後半。尾道を経て、三原で宿泊。
- 5日目:尾道・三原エリアから広島市へ移動。体力次第で輪行も検討。
- 6日目:広島で自転車ツアーに参加後、新幹線で東京へ。
今回も全ての宿泊先は予約しました。それぞれの距離は短めですし、万が一たどり着けなさそうなときは電車、バス、タクシーを利用して移動します。
1日だいたい50kmくらいになるようにしました。でも、力尽きた🥲
荷物まとめ
安全系、自転車トラブル対策系
- パンク修理キット
- 電動ポンプ
- 携帯用アーレンキー
- 掃除用の手袋
- フロントライト2本体制
- リアライトとリアリフレクター
- ヘルメット
- 調光サングラス
- カギ
カメラ系
- カメラNikon Z6
- カメラバッテリー充電器
- ブロワー(レンズ埃を除去)
- レンズ拭くタオル
- メモリーカード予備
デジタルガジェット系
- MacBook Air
- スマホ iPhone Air
- モバイルバッテリー
- USB Type-Cケーブル
- ACアダプタ
- Kindle OASIS
- ワイヤレスイヤホン
Kindle OASIS不要だった。充電と充電ケーブル忘れて単なる板。
日常生活維持系
- 下着1日分
- 手袋x2(薄いのと、厚いのと)
- シェイバー
- 爪切り
- 耳かき
- 液体ソープ
- リップクリーム
- 歯磨きセット
- 目薬
- 箸、フォーク、スプーン
- 筆記具
- 名刺
- 財布
走り出す前がいちばんワクワクする

↑松山空港にて
まだ走ってもいないのに、もう旅は始まっている気がします。どんな景色に出会えるのか、どんな偶然が待っているのか。
しまなみ海道でのリアルな体験を、また記していきたいと思います。
とはいうものの、すでに走り終えていますw それでもワクワクが続いていますから、旅はいいですね。次回は、しまなみ海道Q&A予定。
今日も『自転車でGo.com』にお越しいただきありがとうございます。天気は予想通り最高。快晴続きでした。
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