この夏は記録的な暑さ。
それにも関わらず、灼熱の太陽の下で、サイクリングを楽しんでいるクレイジーな人がたくさんいます(たとえば私)。
真夏にサイクリングをして軽い熱中症になったという話を聞くこともあります。
体調維持してこそのサイクリングです。
そこで、
熱中症の症状はどのようなものか?
熱中症対策はどうすればよいか?
もし熱中症になったら?
など、熱中症と戦うサイクリストにみなさんに向けて記事を届けたい!
熱中症の症状はどのようなものか?
熱中症は、体内の熱調節機能がうまく機能せず、体温が異常に上昇する状態を指します。
サイクリング中に熱中症になるリスクもあるため、その主な症状について理解することが重要です。
以下は、熱中症の代表的な症状です。
熱けいれん
猛烈な暑さの中でサイクリングを行うと、筋肉が痙攣する熱けいれんが起こることがあります。
特に、太ももやふくらはぎなどの大腿筋や下腿筋がよく影響を受けます。
筋肉がピクピクと動いていたら、それは熱中症のサインかも。
めまい・立ちくらみ
体内の水分や塩分の不足によって、めまいや立ちくらみを感じることがあります。
これは、脱水症状が進行しているサインであり、注意が必要。
信号で止まったときに、
「くらっ」
と来たら、要注意。
大量の発汗・足をつる
高い気温や湿度下での運動は、大量の発汗を引き起こします。
これによって体内の塩分が失われ、足がつることがあります。
汗がダラダラと流れるようであれば、要注意。
頭痛・ボォーとする
脱水症状が進行すると、頭痛を感じたり、頭がボォーとするような錯覚を覚えることがあります。
特に、ボォーとしていると、冷静な判断がしづらいです。
かなり危険な状態です。
虚脱感・意識障害
重篤な熱中症では、虚脱感を覚えたり、最悪の場合は意識障害が起こることもあります。
これは緊急を要する状態であり、速やかな対処が必要です。
この状態に陥っているときは、すでにサイクリングをすることなんてできない状態でしょう。
かなり、危ない状態です。
熱中症対策はどうすれば?
サイクリング中の熱中症を予防するためには、適切な対策を講じることが重要です。
熱中症対策として取り入れるべき方法です。
当たり前でしょ。
と思うかもしれませんが、あらためて列挙しておきます。
食事しっかり
サイクリング前にしっかりと食事を摂ることで、体内の栄養バランスを整えます。
特に、塩分やミネラルを含む食品を意識的に摂取しましょう。
朝ごはんはしっかりと食べていますか?
サイクリングはカロリーを消費します。
たとえ夏場ではなくても、しっかりと朝食をとりましょう。
前日に深酒をしない
アルコールの摂取は脱水症状を促進します。
ビール、ワイン、日本酒などは喉を潤すかもしれません。
しかし、体内から水分を奪いますので、飲み過ぎの状態は健康的ではありません。
サイクリングの前日の飲酒はほどほどに。
お湯に浸かる習慣
お風呂などでお湯に浸かる習慣を身につけると、暑い状況に体が慣れやすくなります。
サイクリング前後にお風呂に浸かることは、体の負担を減らすという多くの研究結果がでています。
こまめな水分補給
結局のところ、水です。
水を飲むべし。
サイクリング中は定期的に水分補給を行うことが必要です。
スポーツドリンクや塩分を含む飲料を選ぶと、さらに効果的です。
手のひらを冷やす・水をかぶる
体を濡らしておくのも実は、効果的です。
手のひらを冷たい水で冷やすと、体温調節が促進されます。
また、定期的に水をかぶることで体を冷やすことができます。
休息したときに、冷水で腕を洗うだけで、体が冷やされます。
濡れた状態で、サイクリングをする(=風を切る)ことで、体が冷やされますよ♪
塩分補給
サイクリング中には塩分を含むスナックや飲料を摂取することで、塩分の喪失を防ぎます。
塩タブレットを口に入れることで、ナトリウムが体の健康状態に役立ちます。
日焼け対策をする
つまり、日焼け止めを塗ると言うことです。
特に男性に言いたいのですが、日焼け止めを皮膚に塗ることは女々しくないです。
肌が露出しているところに日焼け止めをぬるだけで、疲労感に大きな差が生まれます。
日焼け止めクリームを塗るだけでなく、帽子やサングラス、UVカットの服装を着用することも大切です。
体が赤い、黒いというのは決して褒められたことではありません。
サイクリングの時間を考える
早朝や夕方に限定してサイクリングをするのもあり。
日中は暑すぎますが、朝夕であれば、まだ涼しいです。
たとえば、5AMにスタートして9AMに終了する。
これでも4時間もサイクリングの時間を確保できます。
熱中症になったら
万が一、熱中症の症状を感じた場合は、どうしましょう?
以下の対処法を取り入れてみてください。
日陰に移動
直射日光を避けて涼しい場所に移動しましょう。
当たり前ですが、日向と日陰では紫外線量や気温に大きな違いがあります。
日陰では、全くの別世界がひろがっています。
水をかける
熱中症かな?と感じても感じなくても、体温を下げるために、首や手首に水をかけると効果的です。
水筒に入っている水をかけたり、水道水をかぶるだけで、冷却効果に大きな違いが生まれるでしょう。
タオルを利用する
首や顔に冷たいタオルをあてて体温を下げることができます。
水で濡らしたタオルを首周り、脇下などに当てることで、体を冷やすことができます。
また、タオルを利用して、体に風をあてるのも効果的です。
スポーツ飲料を飲む
スポーツ飲料には熱中症に役立つ成分が結構含まれています。
クエン酸をはじめ、疲労軽減に役立つであろうスポーツ飲料を接種しましょう。
ただし、日頃から飲み慣れていないなら、体が拒否反応を示すかもしれません。
いつも飲んでいいない人は控えてください。
さいごに
究極的な熱中症対策は
サイクリングをしないことです。
DNS。
罪悪感を感じるかもしれませんが、自宅のエアコンの下で「アーデモナイ、コーデモナイ」と言っているのが楽しいかもしれません。
今日も『自転車でGo.com』にお越しいただきありがとうございます。夏場では、熱中症の症状に気を配りながら、適切な対策を講じて快適で安全なサイクリングを楽しんでください。
X (Twitter)で最新情報をつぶやいています。ぜひフォローしてください!
Threadsでも関連情報を発信しています。
コメント