隅田川にサイクリングロードはない。
けれど、やっぱり走ってみたいと感じさせる。
理由の1つは、大都会のど真ん中にある川なので、川沿いにはたくさんの魅惑的なスポットがあるからだろう。
ちょっと走ると、景色が変わる。
川沿いにあるカフェに注目したり、観光地に注目したり、神社やお寺に注目したりとさまざまな切り口があるのだ。
今回注目したのは、隅田川に架かる橋。
自転車で渡ることができる橋を全て渡ろう!というのが目的のサイクリング。
隅田川の橋にフォーカスしてサイクリング!
隅田川に橋はいくつあるの?
自転車で渡ることができる橋は全部で27。
今回は河口側の築地から一つずつ橋を渡って、撮影していくイベントであるw
隅田川に架かる橋
築地大橋
最も河口側に架かる橋で、車道と自転車&歩道が完全に分離している。
橋を渡り始めるとなんだかワクワクしてくる不思議な橋。
勝鬨橋
築地大橋が新しい橋なのに対して、こちらは重要文化財になっているくらいだから、古さが際立つ。
日露戦争のときに、築地から月島へ移動するために、この場所に渡しが設立された(勝鬨の渡し)。
1940年、さらなる発展のために橋が架けられたのが、この勝鬨橋。
当時は船舶の往来も多かったために、可動橋であった。
つまり、バンザイをする橋だった。
橋途中には今も信号が残されている。
佃大橋
佃島へと架かる橋。
中央区で暮らす人たちが利用している生活感漂う橋。
橋を渡ると、佃島。
↑佃島では老舗の佃煮屋さんが並んでいる。
中央大橋
もっとも格好良い橋(個人の感想。)
シラク元フランス大統領と昭和天皇が交流を図り、両国の発展を願って架けられた橋である。
ちなみに、北側からはスカイツリーが遠くに見える。
永代橋
4番目に古い橋。江戸時代は永代橋が河口にある橋だった。
隅田川大橋
高速道路と並んで架けられている橋である。
橋の上にも橋があるというのが珍しい。
清洲橋
自転車のチェーンみたいな橋梁が特徴。
格好良い橋。
新大橋
3番目に古い橋だけど、何回か掛け直しがされているので、現存している橋は結構新しい。
黄色の橋って珍しい。
↑新大橋の西詰近くには浜町公園があるが、この辺りは真上に高速道路。以下にも都会と言う感じ。
両国橋
2番目に歴史がある橋。
明暦の大火(1657年)で多くの人が死んでしまった。
それまでは江戸防衛のために隅田川下流には橋がなかったが、大火の後、戦略変更で架けられるようになった。
↑両国橋から隅田川下流を撮影
蔵前橋
千葉県市川市からまっすぐ伸びている道(蔵前橋通り)を来ると、ここに到着。
隅田川沿いを走るときは橋下を走って通り過ぎてしまう汗
厩橋
多分近くに厩舎があったと思っていたらやっぱり
橋名は西岸にあった「御厩河岸(蔵前の米蔵の荷駄馬用の厩)」にちなむ。
とwikipediaにある。
実は、厩橋の真ん中はスカイツリー撮影スポット。
あまり知られていないポイント。
↑ここから東京スカイツリーを撮影すると、隅田川と重ねて格好良く撮影できるよ♪
駒形橋
浅草近くに架かる橋。
吾妻橋
浅草に架かる橋。
橋周りは人が多すぎる。
横には隅田公園。
それよりも東側にあるアサヒビール本社が有名かな!?
すみだリバーウォーク
京成線の真横というか、真下に架けられた遊歩道。
自転車は押していれば進むことができる。
もっとも新しい橋である。
↑浅草寺に寄り道
言問橋
スカイツリーと橋を一緒に撮影するなら、言問橋!
桜橋
自転車&歩行者専用の橋である。
ゆっくりと休憩してもいいかも。
白鬚橋
名前通り、白い橋で、どことなく上品な感じ。白鬚橋の西詰は汐入公園が広がる。
水神大橋
比較的新しい橋なんだよね。
千住汐入大橋
荒川区と足立区をつなぐ橋。
この辺りまで来ると、住宅街がひろがる。
下町というよりも新しい街なんだよね。
なぜか静かな時間が流れている。
千住大橋
と思いきや、隅田川にかかる橋で最も歴史が古い千住大橋。
特に、南側は昔からありそうな古い家や入り組んだ道が広がっている。
尾竹橋
この辺りはまた、昭和というよりも平成という感じの街。
ちょっと走ると雰囲気が変わるのが隅田川サイクリングの楽しいところ。
尾久橋
と思いきや、異臭が漂ってくる。
隅田川と荒川が近づくのだが、その間にあるリサイクルステーション。
↑リサイクルステーション
↑足立小台駅で階段を上がる
↑尾久橋
小台橋
特に撮影したことも覚えていないw
この辺りで疲れてきたこともあるが、この先にあるカフェが素晴らしいのだ。
その名前はBRÜCKE coffee。
Googleの異様に高い評価もうなづける。
コーヒー豆の種類が豊富にあり、その時の気分で味を選べるのが嬉しい。
↑美味しいトーストとコーヒーが疲れを癒してくれる。
↑サイクルラックのあるカフェ
↑BRÜCKE coffee
豊島橋
ここからが上流になるのかな?完全に住宅地になる。
新豊橋
住宅地にかかる生活道路
新田橋
住宅地にかかる生活道路、その2
新神谷橋
住宅地にかかる…以下略。
おまけ
気がつくと、荒川サイクリングロードと合流している。
ここまでの探索を祝っているかのように、隅田川がキラキラと輝いている。
↑きらきら隅田川
隅田川の上流は岩淵水門にて、荒川と合流して終わり。
いつきてもここで記念撮影をしてしまうよ。
↑岩淵水門
まとめ
隅田川は全長20kmくらいしかないけれど、ちょっと走るとすぐに雰囲気が変わるので飽きが来ない。
橋に注目しているうちに、ゴールにたどりつく。
そこで、実は疲労していることに気づくのだ。
今回は橋に注目したけれど、次回は別の視点で走りたくなる。
それこそが隅田川!!
今日も『自転車でGo.com』にお越しいただきありがとうございます。隅田川サイクリングガイド記事は↓
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