4月2日現在、新型コロナウイルス感染拡大が全世界的に報じられている。日本ではいわゆるサンミツを避けるようにと言われているからこそ、ぼっちサイクリング(ソロサイクリング)を提案したい。
新型コロナウイルス感染拡大防止で避けたいサンミツとは
メディアが報じている通りサンミツを避けることが推奨されている。サンミツとは、感染しやすい環境の3つである。つまり
- 密閉空間
- 密集場所
- 密接場面
のことである。
厚生労働省が発行している『新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針』においても、
1密閉空間(換気の悪い密閉空間である)、2密集場所(多くの人が密集している)、3
密接場面(互いに手を伸ばしたら届く距離での会話や発声が行われる)
と記載がある。これを避けるためにも外出自粛が求められている。
サンミツにならない、ぼっちサイクリング
こういった報告を私が読んだときの印象は
- サイクリングは密閉空間じゃなくて完全なアウトドア。風通し抜群。
- サイクリングは一人。集団ライドをしなければ密集場所じゃないので大丈夫。
- サイクリングは一人。だから密接場面もない。1メートル間隔を開けるなんて当然すぎる。
という思いだった。
新型コロナウイルスに感染しやすい状況は
1. 密閉空間で喚起が悪い
2. 近距離での会話発声がある
3. 手の届く距離に多くの人がいるサイクリングは
1. 外で行うか解放空間
2. そもそもボッチ。独り言だけ
3. だからボッチ。そろそろTVでも自転車推奨といわれそうだが、まだみたい。
— Kay (@dahondego)
とTwitterでも呟いた通り。
↑ここで濃厚接触することはない
日本国内でのサイクリングに対する反応
Googleを利用して、「サイクリング コロナウイルス」とか「コロナ 自転車」といったキーワードで検索しても、ヒットするサイトはイベント中止の報告ばかりで、なにか行動を起こしたというのはあまり見つからない。
兵庫県川西市におけるBICYCLE PROJECTでレンタサイクルに関する取り組み
↑満員電車を避ける方法の一つとしていいね
↑こちらも公共交通機関の代替えとして
LOVE CYCLIST『COVID-19を乗り越えるサイクリストとしての行動』
↑「基本は政府や自治体の要請に応じて行動することが大前提」だがサイクリングの良さを伝える良記事。
海外でのサイクリングに対する反応
日本よりも事態が深刻でロックダウン(都市封鎖)も行われている地域もあるが、自転車利用も促されているようだ。記事として見つかったものの多くは3月中旬なので、今は状況が違うかもしれない。
海外では自転車利用が進んでいる!?
日本よりも悲惨な状況が報じられているヨーロッパやアメリカでは自転車利用が進んでいるとか。
GIGAZINEの記事では、ニューヨークで自転車利用が増加したことが報じられている。
フィラデルフィア市長のコメント
アメリカのフィラデルフィアは市長のコメント(3月23日付)を引用しながらサイクリングが推奨されている記事がみつかる。
Prohibited
❌Any gatherings except for essential business and activities
❌Walk-in takeout orders at restaurants
❌Food trucks and ice cream trucksAllowed
✅Outdoor walking, running, and cycling
✅Delivery of food or essential goods
✅Free meal siteshttps://t.co/cHRtoQgelM— Jim Kenney (@PhillyMayor)
ヨーロッパサイクリスト連盟より
ECF(ヨーロッパサイクリング連盟)のサイトでは『Cycling against the COVID–19』という記事において、
- 他者との間隔を考えてサイクリングをしよう
- 身体的な健康のためにサイクリングをしよう
- 精神的な健康のためにサイクリングをしよう
ということが述べられている。レンタサイクル利用後はしっかり手洗いすることなども記載されている。もちろん公的な提案にはしっかりと従うようにという注意もされている。
Forbes
Forbesの記事ではイギリス首相ボリスジョンソン氏へ自転車店は閉鎖しないでほしいと自転車業界が伝えたとの記載もある。
こちらの記事では、イタリアやスペインでは自転車通勤も禁止されたことが明記されているが、もし事故にあった場合に医療現場への負担などもその理由として挙げられている。
Cyclist
3月17日付の記事によると、スペインではレジャーとしてのサイクリング、さらには仕事や食料買い出しであっても禁止されているとのこと。
ただし、イタリアでは一人でサイクリングすることは特に止められていないようだ。
イギリスでははっきりとしないものの一人でサイクリングするなら許可されているようだ。
The Guardian
3月20日付の記事で、都市封鎖の今こそ、サイクリングの良さを推奨するべきという内容となっている。
ぼっちサイクリングに行こう!
現在の状況(4月2日現在、感染者数は増えていて外出自粛)において、私の意見は
新型コロナウイルス関連でストレスを溜めないように1人でサイクリングに行こう!
というもの。
政府が言う通り自粛の必要性はある。しかし、本当に自粛して、ずっと自宅待機ではストレスがたまるばかりである。
ある程度の運動が必要だ。そのときに他者とぶつかるような運動は避けたい。だからこそ、サイクリングをひとりで行うのがよいでは?
交通事故に気をつけて、適度にサイクリングをする。これを一人で行えば、他者へ迷惑をかけることもないと思うけれど……。
国の方針に従うことは前提としつつも、一人でサイクリングをするならOKかなぁと。
↑日光を浴びて気分もすっきり♪
本当によいの?
もしも自分が無症状で感染しているとしたら、こんなことも言っていられない。引き続き新型コロナウイルス情報を多角的に集めていきたい。
今日も『自転車でGo.com』にお越しいただきありがとうございます。ナントカ自転車協会とかカントカサイクリング団体のような組織こそが、もっと方針を打ち出してくれるとよいと思うのだが。
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