良心的な中古自転車として評判のバイチャリがついに、秋葉原店をオープンした。フランチャイズではなくて、本部直営で、オープン当日はYoutuberけんたさんを招いてのライヴ配信と気合十分。
自転車業界の新しいムーヴメントになるのかな?と注目中。
今回は中古自転車事業、クララオンライン、秋葉原でのビジネスについて、いろいろと書いた。なお、バイチャリから1円ももらっていないので、言いたい放題。
中古自転車ビジネス
けっこうたくさんあるぞ、中古自転車屋
次のような会話がすんなりとできれば、かなりマニアック。
中古自転車販売店を知ってる?
知ってるよ。サイクリーとか老舗だよね?
他には?
サイクルパラダイス
サイクルワンダー
サイクルハンター。一度潰れてから、今はサイクルポスティーノと言ってるけど。
新車も扱っているクラウンギアーズ。
あと最近Youtuberとしても活躍しているビチアモーレ。
そして、バイチャリ。
ちなみに、サイクルパラダイスは自転車好きなら思わず興奮してしまうダンジョンのような倉庫販売店もあって、遊びに行ったことがあるぞ。
中古自転車ビジネスモデル
中古販売店のビジネスモデルは安く仕入れて、整備して、綺麗にして再販というもの。商品の流通がないと、客は「掘り出し物があるかな!?」と楽しむことができないので、お店もつまらないものとなってしまう。
自転車をメンテナンスするには、ある程度の知識が必要。だから、自転車を専門にした中古販売を行うことで、リサイクルショップとの差別化も図っている。
漫画『弱虫ペダル』ブームの頃に中古自転車業界も活況となったようだが、ブームが終わってしまった。そこに、メルカリ人気もあって、きっと中古自転車ビジネスは大変だろうなぁ、と想像している。
実際に、サイクルハンターは一回倒産しているからね。
バイチャリとは?
バイチャリは埼玉県熊谷市に本社がある『ちゃりカンパニー』が運営する中古自転車屋さん。
勝手ながら、中古自転車業界の中では、
- 店舗は綺麗。
- ライバル店より買取価格は良心的。
- ライバル店より販売価格も良心的。
- ライバル店より自転車は綺麗に整備されている。
という印象。つまり、好印象。
また、Yahoo!ショッピング店もあるので、たまにwebサイトを見ているとワクワクすることができるw
買取価格も良心的で販売価格も良心的だとすると、お店利益は少ないということ。買取→販売のキャッシュフローが止まらないように、商品を円滑的に回す必要がある。これってかなり大変。
さらにメルカリで、気軽に自転車をCtoCで処分する人も増えていると思われる。実店舗は厳しい状況にあるだろう。
そういう状況下でバイチャリは2018年にクララオンライングループの傘下となる。
クララオンラインとは?
クララオンラインは「次の時代を道づくる」を理念に掲げている会社で、自転車関連事業としては、バイチャリ以外にも、福岡県を中心に展開するシェアサイクルサービス『チャリチャリ』、自転車ライトのGacironなどに携わっている会社である。
チャリチャリについて
チャリチャリチャリは福岡県で行っているシェアサイクル。もともとは、メルカリ傘下でメルチャリと呼ばれていたがが、2019年夏からクララオンラインが事業を引き継いでいる。まだ、事業の方向性はよくみえていないが、自転車によるまちづくりの一環でシェアサイクルを広めようとしているようだ。
かなり気合が入っていると感じるのは電動アシスト式の自転車を自前で用意しようとしている。シェアサイクルでボロボロのママチャリでは厳しい。より多くの人が利用しやすいようにするには電動アシストは必須機能だと思われる。
東京で広まっているDoCoMo Bike(通称赤チャリ)は大変そうだけど、シェアサイクルは応援している。
Gacironについて
Gaciron JAPANはセイノーアジアトレーディング株式会社が運営。セイノー?どこかで聞いたぞ。Amazon.co.jpの配送で聞く西濃運輸?と思い調べると、
セイノーアジアトレーディング株式会社は、株式会社クララオンラインと株式会社セイノー商事(セイノーホールディングス株式会社100%子会社)の合弁企業です。
との記述がGacironの公式サイトにある。セイノーホールディングスはグループ会社であり、その中には西濃運輸も入っている。だから、会社ロゴが似ているんだね。
自転車でまちづくりをしていくときにはライトが必須だから関係性があるのだろう。
関連会社だけあって、バイチャリ秋葉原ではGacironライトも取り扱っていた。amazon.co.jpよりも安い値段設定だったよ。
なぜ秋葉原?
で、なぜ秋葉原???という疑問。中古自転車販売店が秋葉原に出店!というのがどうしてもピンとこない。
開店当初は他のバイチャリ店舗からお祝いも兼ねて、綺麗な自転車が回ってくるだろう。浦和に倉庫もあるので、そこからも搬入されていると思われる。しかし、アキバ店で買取はそんなに多くないのでは?自転車売りたい→アキバという発想になるかなぁと。土地代も高いから中古自転車ビジネスだけでは黒字は厳しいのではないだろうか?と邪推。
シェアバイク、中古自転車、電動アシスト、自転車ライトなどに投資をしているということを考えると、秋葉原を基点にして、自転車ビジネスを広めようとしているのかも?
Youtuberけんたさんを呼んで、ライヴ配信をしたのもちょっと納得。だとしたら、店内にはスタジオほしいよね?
今日も『自転車でGo.com』にお越しいただきありがとうございます。Gacironライトけっこういい。
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