いよいよヤビツ峠に登ります。この無謀な計画を振り返りながら、折りたたみ自転車でヤビツ峠に登るポイントをまとめておきたい。
ヤビツ峠ヒルクライム、前半3km
ヤビツ峠の山道に入るまでの住宅街を抜けて行く。なんだ住宅街かぁ……、と甘くみてはならない。なんとこの住宅街区間が最も厳しい上り坂である!!!
↑写真撮影ができる=まだ余裕がある
まっすぐに進む上り坂、斜度は最大10%くらいあると思われる。人生で最も過酷な上り坂であるといえる。
あくまでも自分のペースで進もう!
ロードバイク、特に姿勢良く走っているロードバイクについていこうとしないこと。彼ら坂バカな人たちは自転車性能はいうまでもなく、鍛え方が違うのだ!!!
マイペースで進みたい!
しかし、ヒルクライム初心者である私は大きな過ちを犯していた。
「坂道ゆっくり進めば登れるでしょ!?足なんてつきませんよ!」
と過信していたのだ。
マイペースと思いきや結構がんばっていた(−_−;)途中でロードバイクを抜かしたりしたから結構なペースだった(たぶん)。
挨拶は大事!
↑明るく挨拶をしてくれるダウンヒルの皆さま
降りてくるサイクリストの皆様からは「おはようございまーす♪」と挨拶をされたらしっかりと挨拶を返そう。山では挨拶が基本でしょう!?
もし挨拶を返せなくなってしまったら、それはかなり疲労している証拠。無理をせず足をついて休むべきだ!
息遣いが荒くなり、頭が朦朧としてくると危険な状況。危険な状況であるだけに冷静な判断ができなくなってしまう。この時の私がまさにこの危険状態!
息遣い=ゼーハーゼーハー
頭=ボォーーとした感じ
軽い頭痛や目眩
でもゆっくり走っているから大丈夫という錯覚
挨拶も会釈で返している(つまり言葉にならない)
先導していただいた中山さんが見かねて、ストップをしてくれた。もしこのまま進んでいたら倒れていたかもしれない。
↑大日堂の前で休息(というか強制ストップ)
ロードバイクと競争しない、挨拶できなくなったらヤバいと覚えておきたい。
ヤビツ峠ヒルクライム、中盤9km、頂上まで
大日堂を過ぎると、森の中を抜けて行く坂道となる。ここからは斜度も急ではなくて淡々と進む感じ。特に、折りたたみ自転車だから気をつけることはない。
気分良く写真撮影をしながら登って行きたい。
↑適度な上り坂が続きます。
↑竹林を抜ける
↑写真を撮影される余裕もあり♪
↑浅間神社、今度は寄り道してみよう(今度っていつだ!?)
↑丹沢大山国定公園、ここまでくれば残りは3kmくらい
↑眼下に広がる街並み
↑眼下に広がる街並み、その2
↑ゴール直前!中山さんガイドありがとうございます!
↑頂上に到着しました!761m、お決まりの記念撮影
↑ガリガリ君、100円。いろはす、200円。山頂価格…… (涙)
ここでのアドバイスは景観を楽しもう♪
ヤビツ峠ヒルクライム、後半15km、宮ヶ瀬湖まで下山
いよいよ、下り。ダウンヒル。はっきり言って怖いです。ちょっと進むだけで、スピードがでます。ハンドル操作をミス=本当に死亡、となってしまう。
折りたたみ自転車、つまりは小径車はハンドルを取られやすいので細心の注意をはらって行きたい。スピードがでないように、ブレーキを少しずつかけよう。
ブレーキし続けると、リムが熱くなりすぎてしまうので、それも問題だ。繰り返すが、スピードが出ないように少しずつブレーキ。
むしろ、所々で止まりたい。止まることで減速が強いられる。
言うまでもなく、ロードバイクと張り合ってはいけない!!!
↑ダウンヒルを初めて1kmくらいで丹沢の水を汲むことができる。
*ちなみに、飲料水にする前に煮沸せよ!との指示あり(−_−;)
↑ゆっくりと降りましょう
↑景色を楽しむ♪
↑渓流に癒される
↑緑に癒される
↑ヒルクライマーには心の中で声援を送る
↑どんどん下る
↑開放的
あまりにもゆっくり下山したので、ガイドをしていただいていた中山さんを心配させてしまったほど。
↑トンネル前ではライトを確認しよう
↑あっさり到着、宮ヶ瀬湖。
しっかりと休息をとりすぎて、湖の写真撮影を忘れる涙
ここでのアドバイスはスピード超過に注意。タイヤが小さい場合は特に危ない。写真撮影などでとまりながら進むこと。
ヤビツ峠ヒルクライム、エピローグ
さて、宮ヶ瀬湖からは市街地をぬけて近くの駅まで走る。多摩地方の住宅街を淡々と抜けて行く。
この辺りで、ハンドルを握っていた腕に疲労を覚える。
いうまでもなく、足も疲労困憊。ちょっとした上り坂にも萎える。
クリックペダルを外すのが億劫になっている。
そういった疲労に気づかないで落車しそうになった。
いつも街中しか走っていないので、ヒルクライムに慣れていない。想像以上に疲労しているので、数倍気をつけてちょうどいいくらい。最後まで安全運転を心がけよう。
↑道を確認していただきながら進む
↑府中本町駅でゴール
↑帰宅は夕方でした
ヤビツ峠のサイクリスト状況
すれ違う多数のサイクリストを主観的にみると次のような割合だった。あくまでも主観です。
- いつも鍛えている坂バカな人たち=90%
- はじめてヤビツ峠に挑戦した感じの人=7%
- クロスバイクで頑張る高校生=3%
- 折りたたみ自転車やミニベロ=0%(自分だけだった)
さいごに
今回は徹頭徹尾、サイクルガジェットの中山さんにガイドをしていただいた。自転車で走りこんでいるので、距離感がすでにおかしくなっているが(褒め言葉)、紳士なガイドをしていただいたおかげで無事に走りきることができた。
一人で走るのも楽しいが、ぜひヒルクライムをするときは信頼の置ける友人と共に登ることを強くお勧めする。
なにかあったときもきっと心強いはずだ。
まとめ
- ヤビツ峠は前半が最難関
- ロードバイクと競わないこと
- 挨拶ができないときは休息の合図
- 中盤は景色を楽しむこと
- 下りは危険、写真撮影などで停車しながら進むこと
- 想像以上に疲労しているので、ゴール直前に注意
- 一人で走らない方がよい
以上が折りたたみ自転車Tyrell FXでヤビツ峠に行くときの注意点です。
↑輝くTyrell FX
今日も自転車でGo.comにお越しいただきありがとうございます。ヒルクライム……しばらくはお腹いっぱいですw
【2017年6月15日追記】
サイクルガジェットにも走行レビューが掲載されている!記事を読むと、改めてあの素敵な1日が蘇ってくる!
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