自転車のカスタマイズをしていると軽量化に敏感になる。そして自転車に乗っていると金属の材質に敏感になる。
- スチール
- クロモリ（鉄だけど）
- アルミ
- チタン
- カーボン（これは金属じゃないけどねw）
とそのくらいの認識しかなかったが、実はアルミでも色々な種類があるらしい。
アルミ合金の材質について
アルミフレームといっても実はいろいろな金属と混ぜ合わせてできている。つまりアルミ合金（alloy）であるのが普通。合金にすることで材質を強化したりいろいろとできるのだ。
いろいろと調べていると自転車用のアルミ合金には3種類ほどあるようだ。
アルミ6061について
アルミ合金でも強度や耐食性に優れているようだ。アルミフレーム！とうたっている安い自転車で使用されていることが多い。
↑キッズバイクだけどアルミフレーム
アルミ7005について
アルミ合金の中でも7000番台はさらに強度が増している。飛行機などにも利用されているらしい。
アルミ7046について
7005よりもさらに強度を高めて、さらに軽量化を図っている。つまり最強のアルミですね♪
こちらのwebによると7005はアルミ94%、に対して7046は91%とアルミの含有率に違いがある。その結果、15%の軽量化を図ることに成功しているようだ。7046すごい！最強！！
DAHON Curve D7はどのアルミを使っているの？
ここまで書いたところで、自分のDAHON Curve D7やTyrell FXのフレーム材質はどのアルミなのか気になってきた。
まずは、DAHON Curve D7のフレームを調べてみた。
↑ん？DAlloyとは？？
Dalloyとは？？と思って調べてみると、DAHON製に特別に加工されたアルミ合金ということみたい。DAHON本国のwebによると
Dalloy Aluminum is an aerospace grade alloy offering 20% more frame strength than those made of 6061 aluminum. Double-butted Dalloy tubes are thicker at the ends – where welding takes place and stress is highest –but thinner toward the middle to minimize weight. This patented “work hardening” procedure, developed by Dahon founder and metallurgic physicist Dr. David Hon, builds significantly stronger and exceptionally lighter state-of-the-art folding frames.
と記載がある。翻訳すると
Dalloyは航空機に使用される上質のアルミ合金で6061アルミ合金と比べると、20%以上の強靭さとなる。溶接が行われストレスも最大となる端の強度が増した構成になっている。しかし、真ん中あたりは軽量化を図り薄くなっている。この方法はDavid Hon（DAHONの設立者）が特許をとっていて本当に強くて素晴らしい軽量化をはかった芸術的な自転車フレームとなっている。
本当に奥が深いな……。おそらく7000番台のアルミなのだろうw
一方でTyrell FXのフレームは！？
『東京避難小屋』さんによるとTyrell FXは7005の場合と7046の場合とがあるらしい。ドキドキしながら自転車フレームをチェックする！
↑Tyrell FX
というわけで、Tyrell FXのフレームがまた少し好きになりました♪
今日も自転車でGo.comにお越しいただきありがとうございます。自転車用に購入している7分丈のパンツnarifuri NF649。4本目購入したいけれど、色で悩むw
コメント
Dalloyは航空機に使用される上質のアルミ合金
→あのージュラルミンでは？
ザワさわ様
コメントありがとうございます。
確かにそうかもしれません。そうだとするとジュラルミンと記載してくれても良さそうですが。
A7046は国内UACJ（アルミメーカ大手）のZK170という製品と同等の7000系のアルミ展伸材（主に押出し）。
クルマ用（500万円以上の高級車）のバンパービームとか、ものすごい衝撃を受け止める部材としても実際適用されている材質です。
自転車にA7046 っていいもの使ってるな、って思います。
AK様
コメントいただきありがとうございます。7046というのはそんなに良い材質なんですね。門外漢なので、勉強になります。
なお、最新のTyrell FXは7046ではないようです。