DAHON Curve D7は16インチ。
ペダルをいくら回してもスピードが出ないのだ。
チェーンリング53T、ギアトップ11Tでケイデンス90とペダルをシャカリキに回しても時速はせいぜい31km/hくらい(^-^;) 16インチでもスピードをだしたい……、そんな悩みを解決するアイテムがあるらしい。
その名も……、
Capreo
というわけで今回はご存知?Capreo(カプレオ)にまつわる諸々についてまとめてみた。
Capreoとは?
Capreoとは天下のSHIMANOが小径車用に開発したコンポである。スプロケットの歯数をみると、
9-10-11-13-15-17-20-23-26
なんと、トップ側の歯数が9Tとなっている!!!
普通のスプロケットは11Tが最小ギアである。
11Tで回しているときは31km/h。
そこから1段ギアをあげて10Tにいれると、34km/h!!!まるで界王拳!!
しかし、Capreoはさらに上のギアがある。
9Tに入れると一気にスピードアップで、なんと
37.8km/h!!!!!
まるで界王拳3倍!
Capreoさえあれば、ロードバイクと勝負をすることも可能だ!が、いろいろな問題を抱えている……。
Capreo導入の問題その1:足への負担
10Tや9Tというギアを回し続けるのは足への負担が大きい。
歯の大きさがほんの少し違うだけだが、後輪側の歯数の違いは大きく足への負担となる。
本当に界王拳を使用した孫悟空と同じような感じになってしまう(^-^;)
対策としては、自分自身の筋力を鍛えるしかないw
Capreo導入の問題その2:専用後輪ハブ
Capreo専用の後輪ハブが必要。
ハブはUltegraにしよう!とかはできない。
Capreoの9Tを使うなら、Capreoのハブが必要である。
専用ハブを使用するということはホイール交換となるのだった。
対策はない。
金澤輪業などでCapreo互換の軽量ハブを製作しているようなので、それを使うという選択肢はあるが……。
Capreo導入の問題点その3
Capreo専用ハブは135mmである。
つまりロードバイク規格でフレーム設計された130mmには対応しない。
特別対応策はある。
また、金澤輪業では130mm用のカプレオ互換ハブも製作している模様。
Capreo導入の問題点その4:9Tの消耗
チェーンと接する歯が9しかないということはそれだけ1つ1つの消耗が激しいはずだ。
事実上9-26Tの交換は選択肢が1/1で全くない状況だ。
ロー側のギアだけdura-ace 7700シリーズを使うというような軽量化(暗黒技研)もあるらしいが、肝心の9TはCapreoでなければならない。
Capreo導入の問題点その5:9速しかない。
いろいろ述べたが、もっとも大きな問題点は9速であるということだ。
暗黒技研さんはギアを1枚1枚削って11速化(Youtube)も達成しているようだが、普通はできない。
9速でSTIを利用するとなるとコンポはSORAになる。
上から5番目のグレード。
105グレードに慣れている自分はSORAグレードに満足できるだろうか。
Capreo販売終了のお知らせ
ミニベロカスタマイズでたくさん使用されていた魅惑のコンポだったが、2021年現在では、販売終了。
流通在庫のみで、それもなくなってきている。
SHIMANOが10速または11速版のCapreoを発売してくれるのを期待するしかないw
まとめ
Capreo導入をすると
- 界王拳3倍のような高速37.8km/hが実現出来る
- 界王拳3倍のように足への負担
- ハブが専用になる(金澤輪業などで互換ハブもある)
- 135mmになる(金澤輪業で130mmの互換ハブあり、または橋輪さんで紹介されている改造をする)
- 9Tの消耗が激しいことが予想される
- なによりも9速を変速させるSTIがSORAである!
今日も『自転車でGo.com』にお越しいただきありがとうございます。やっぱり9T使いたい。
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コメント
シマノのカプレオハブはレースが鉄板をプレスした皿を使ってるので
抵抗が多くトップギヤーでの巡航が苦痛になります。
金輪ハブを買うのが良いと思いますよw
yoiko2様
コメントいただきありがとうございます。
確かに金澤輪業さんのハブだと重量も軽くなるんですよね。色もいろいろとありそうですし。
それよりもcapreo10/11速化を正式にして欲しいです。yoiko2様のように削ることは私にはできませんので。