千葉県鴨川市はチーバくんでいうと、お尻のあたり。
房総半島の南東部に位置し、東京から地理的に最も遠いエリアに位置します。
鴨川といえば、鴨川シーワールドが有名で、そこでのシャチショーは多くの老若男女を興奮させています。
↑賑わう鴨川シーワールド
当たり前ですが、鴨川シーワールドに自転車で入場することはできません。
そこで、鴨川シーワールド以外の千葉県鴨川市のおすすめスポットを自転車で回りました!
鴨川シーワールド帰りのおすすめ寄り道スポットを探している人
鴨川周辺でサイクリングを計画している人
B.B.Baseで鴨川に行く人
鴨川サイクリング情報を求めている人へ届け!
おすすめの宿、うみの星
実を言うと、房総半島2日目です。
前日は、千葉県勝浦市1周サイクリングをしていて、鴨川市で1泊しました。
鴨川市の中心地、JR安房鴨川駅周辺や、鴨川シーワールド周辺にも宿はあります。
あえて、ちょっと離れたところに宿泊することで、
静か
安価
地域密着
を満喫することができます。
今回泊まった宿は『うみの星』。
海沿いの民家を改築した感じの宿です。
最寄駅はJR太海駅で、安房鴨川駅から一駅離れます。
しかも、国道から道一本入ったところ。
聞こえてくるのは目の前の波の音。
静かで落ち着いた時間。
↑目の前の河口では天然ウナギもとれるとか!
天然ウナギ情報は宿の人から聞いた話です。
ちょっとした雑談、地元の人から聞く現地情報、そういうことが旅にスパイスをもたらします。
『うみの星』はホテルではありません。
仲の良い友人の家に泊めてもらっているような感じといえばよいでしょうか。
「昨晩は波の音がうるさくありませんでしたか?」
と気配りをしていただける。
朝ご飯をいただいているときもお話しに花が咲き、楽しいひとときを過ごすことができる素敵な宿。
コーヒーとパンが無料でおかわりなのも見逃せません。
↑リビングのような食事処
↑朝ごはん
不思議なことに、昨日勝浦一周をした疲労は全くなし。
宿の居心地がよかったからでしょうか。
清澄寺を目指してヒルクライム
宿を出発して、市街地を抜けて、辿り着いたのはJR安房天津駅。
今日は、ここからヒルクライムです。
↑JR安房天津駅
↑途中の鴨川松島も風光明媚ですよ♪
鴨川市は海沿いは平地ですが、海から離れると、すぐに山道になります。
私の大嫌いなヒルクライムです涙
それでも、鴨川市を1周するには避けて通れません。
目指す景勝地は清澄寺。
清澄寺は日蓮宗に縁の深いお寺。
日蓮が若いときに、この地で修行に励んだことから宗旨替えをして、天台宗のお寺だったのが、今は日蓮宗のお寺となっています。
↑あ〜、あの坂を登るんですよね涙
それにしても上り坂は厳しいです。
ペダルを踏んでも前に一向に進む気配がありません。
先月、房総半島横断をしたとき、この坂道を気持ちよく降ったばかり。
そのとき
「この坂道は登りたくないね」
と話していたことが思い出されます。
まさか、一か月後、汗をかきながら坂道を上っている自分がいるとは想像だにしませんでした。
↑すごい急な坂道の写真
↑斜度8%とありますが本当は15%ぐらいあるんではないかと疑ってしまいます
↑ヒルクライムつらい
↑景色は良いけどさ……。
清澄寺というお寺は山の中。
何でこんなところにあるのか。
登ってくる人に修行させるためなのだろうか。
↑やっと清澄寺の参道に到着お茶を飲んで一息
工房きよすみ&カフェ:清澄寺参道で訪れたい
ヒルクライムに疲れて、参道を歩いていると見つけたのが、工房きよすみ&カフェ。
米粉を使って作った手作りのケーキがウリです。
せっかくなので2種類あったのを両方ともいただくことにしました。
このカフェは、空き家だったテナント内装を変えて、リフォーム。
始めてまもないようです。
店員さんは千葉で暮らしている方々。
現地情報を色々と聞き、おすすめのお店なども聞くことができました。
このカフェがあったから、わざわざ清澄寺まで登った甲斐があったなぁと思ったよ。
↑清澄寺
↑樹齢?
↑日蓮像
清澄寺の先は、登山道。
自転車はムリとのことで、引き返します。
鯛の浦で遊覧船
次に到着したのは、安房天津駅のちょっと先にある鯛の浦。
工房きよすみ&カフェでおすすめされた観光地です。
近海で鯛が群れで生息しているのは非常に珍しいこと。
鯛の浦では、その鯛を間近で見ることができます!
遊覧船に自転車を乗せることはできませんが、入口にはサイクルラックがありました。
自転車でめぐる旅シリーズの中で、初めて別の乗り物へ。
なぜ鯛が近海が群れているのか?
日蓮さんが生まれたとき、それを祝福して鯛が集まってきたことに由来するという伝承があるそうです。
伝承が生まれるくらいですから、なぜかは科学的には未だ解明されていないそうです。
いずれにしても、この地では鯛は神秘的な魚なので、獲ることはできません。
↑遊覧船の旅
↑水辺が賑わってきた!
↑バシャバシャと跳ねている!?
↑魚(たぶん鯛)が集まってきます。
↑鯛の浦の隣には誕生寺あり
大山千枚田と鴨川の夕日
次の目的地は大山千枚田。
ここは、東京から最も近い棚田がひろがる場所として知られています。
棚田=斜面に造られた田んぼです。
つまり、またしてもヒルクライム涙
市街地から外れるとやはり、坂道。
清澄寺を目指したときほど、急坂ではありませんが、サイクリング後半でもあり、足へダメージがあることを感じます。
↑途中で田園を眺める、のどか。
↑道は田舎道
↑鴨川の地酒、『寿萬亀』を扱う亀田酒造にて。お土産を購入ついでに甘酒ソフトクリームで疲れを癒します
↑道の駅のように大きい無印良品がありました。
↑サイクルラックももちろんアリ。
↑お土産屋さんで誘惑に誘われる
↑大山千枚田に到着。
↑しばし、棚田を眺めて休息
↑途中の道。Google のナビに従っていると斜度15%はあろうかというゲキサカ。陽も陰ってきて、街灯ひとつない場所。このまま登りきれるとは思えず、あえなくUターン。
↑何よりも夕日に照らされる田園風景が幻想的で最高です。
↑別の場所からもう一度撮影。何度も止まっては振り返ってシャッターを切った。
鴨川サイクリング注意点
鴨川サイクリングをするにあたって注意点をいくつか。
鴨川サイクリング注意点その1、市街地から外れると坂で環状線なし
市街地は開けていますが、ちょっと外れて郊外に進むと、坂道ばかりです。
環状線はないので、郊外にある目的地に到着したら、市街地に戻ってくる必要があります。
登ったぶんだけ降りるわけです。
鴨川サイクリング注意点その2、海沿いの潮風
湾岸エリアは平坦路が多いですが、それでも、起伏があります。
なによりも外房だけに太平洋からの潮風に注意しましょう。
横風で煽られることがあります。
また、塩を含むので、自転車のサビに注意してください。
帰宅後に面倒がらずにメンテナンスをしましょう。
鴨川サイクリング注意点その3、飲食店
飲食店の多くは良くも悪くも昭和な雰囲気です。
Googleで高評価だからといって美味しいとは限りません。
↑まあ、美味しかった海鮮丼
鴨川市では『おらが丼』という名前で、丼をアピールしようとしています。
しかし、ハズレも多いです。
観光地価格で不味いという最悪なことも。
そもそも、イクラやウニといったもの地産ではありません。
見栄えがよいから添えているだけです。(地元人のセリフ)
個人的なハズレ店の見分けかたは次の通り。
現金払いのみ
トイレが和式
配膳が雑
注文とるタイミングが悪い
TVがついている、そのTVが厨房からも見える
- タバコルールが曖昧
該当すればするほどハズレな可能性が高いと思います。
特に、最後のタバコルールでは嫌な思いをしました。
私は嫌煙家。
『禁煙』というポスターが掲示されている横で、タバコを吸う客がいるということもありました涙。
複数の地元民に現地調査をするとアタリに会えそうです。
しかし、今回はアンラッキー。
おすすめされたお寿司屋さんで舌づつみを打つ予定でしたが、予約でいっぱい。
美味しいお店はみんなが行くのですね。
今日も『自転車でGo.com』にお越しいただきありがとうございます。宿はアタリだと思いますよ♪鴨川訪問ならぜひ!
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