台風15号後に元気をもらうサイクリング【千葉県鋸南町】

台風15号が過ぎて早くも3週間あまり。しかし、千葉県はまだ復興途上なのだ!どうしても現場を見たいという気持ちが抑えきれない。

記事にするかどうか、訪問するべきかどうか、迷い続けること3週間。しかし、「迷ったらゴー」が私のポリシー。

今回訪問したのは千葉県鋸南町。台風15号の爪痕が未だ残っている房総半島の町である。邪魔は承知で訪問した。

2018年にも道の駅『きょなん』を訪れた。その時に出会った人がどうしているのか?とずっと気にしていたのだ。

台風15号の被災地、千葉県鋸南訪問レポートをお届け。この記事が復興の一助となればと願っている。

 

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台風15号到来!

台風15号が千葉県を直撃するまでは、どこか楽観した空気が漂っていたと思う。子供達は

 

「学校休みでラッキー」

 

と思っていたし、大人も

 

「また、京葉線、武蔵野線止まるよね」

 

とつぶやくくらいだった。台風直後も交通渋滞パニックで、いかに通学通勤が大変だったかということがSNSで賑わっていたと思う。

しかし、事態はもっと深刻だったのだ!私は幸運にも被災地から外れていたが、きっと停電&断水した地域では地獄であったはず。

全体的な雰囲気は台風15号が去ってからの1週間は次のような感じだった。

  • 日曜日深夜に台風15号直撃
  • 月曜日は電車大混乱がニュースとなって
  • 火曜日はあっさりとマスメディアに忘れられ
  • 水曜日くらいからSNS界隈で千葉まだ大変!ということが言われ
  • 木曜日くらいから千葉県の停電/断水情報が報じられ
  • 金曜日くらいで東電の目論見が外れたことが報じられ
  • 土曜日くらいから復旧しはじめているのに観光客がこない風評被害が報じられている。

その後も地元新聞『千葉日報』では連日のように1面で大きく報道を続けたが、全国紙やTVのような従来メディアでは、日に日に報道が静かになっていった。

マスコミ報道が途絶えて随分と経つ。また、報道されたとしても歪曲されてしまう。

もしかしたら、被災していて大変な生活をしているかもしれない。随分と復旧して、観光客を待ってくれているかもしれない。

寄付ということも考えたけれど、それは後でもできる。やはり、直接現地の人に会って、声をかけてみたい。迷惑だけれど、

 

迷ったらゴー

 

きっと気持ちは伝わるはずと信じて、ペダルを踏むことにした。

 

目指すは千葉県鋸南町

どこに行くかでも悩んだ。館山市ということも考えたが、大きい街はみんなも注目しているだろう。

外房も考えた。昨夏に千葉県1周をした時にお世話になったB&Bにいってみようかと思った。

申し訳ないが、君津市、富津市の山はムリ。マザー牧場がようやく営業再開という報道を目にしたが、山道はどの程度復旧しているかがわからない。一人で行って、ハンドル操作を誤ったら誰も助けてくれない。

いや、今の自分には鹿野山をヒルクライムするエネルギーはない。

悩んだ末に行くことにしたのは千葉県鋸南町。外房は遠くて日帰りで行くのはちょっと辛い。鋸南町なら仕事で疲労困憊している今でもなんとかサイクリングで行くことができそう。

↑千葉県鋸南町

 

千葉県鋸南町までの道中

途中までは電車輪行。内房に入ると、ちょっとだけブルーシートの家が窓の車窓から見える。しかし、それ以外には何も台風があったことを感じさせるものはない。少なくとも表面上は通常に戻っているようだ。

しかし、「JR久留里線は現在も一部区間がバス」という車内放送を耳にする。やはり、君津市の山間部は復旧に時間がかかっているようだ。

あんまり大げさにすることもないのかな!?と思いながら、自転車を走らせる。

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↑東京湾富津観音を眺めた

 

ふと脇道にそれると、そこには壮大な神社が広がっている。これも神様のお導きだろうか。あいにく、現金をもっていなかったので、賽銭をいれることはできなかったが、気持ちの問題だよね!?と思って拝殿にお参りをする。

 

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↑鶴峰神社にて

 

上総湊、竹岡、と南下するに連れて、ブルーシートの家屋が目立ってくる。街一面がブルーブルーブルーということはないけれど、南下するにつれて、ブルーシートが見慣れた光景となってしまう。それがまるで当然であるかのように。

 

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↑ブルーシートで覆われる家屋

 

道で幼稚園児と思われる子供を連れた女性と出会う。ちょっと話をしてみた。

 

「9月は大変だったけれど、ようやく通常生活が戻ってきたよ。いろいろな方から物資を送っていただきありがたかった」

 

ということを笑顔で話してくれる。

 

「ブルーシート?あぁ、瓦の手配が間に合わないだけだぁ〜」

 

なんと前向きな言葉。元気を届けにきた自分が逆に元気をもらってしまう。子供は屈託のない笑顔で

 

「バイバ〜イ」

 

と叫んでいる。しかし、そのちょっと先では、まさにブルーシートが外されていた。

 

そう、着実に復興が始まっているのだ!

 

浜金谷を通り過ぎる。鋸南町の隣街。この辺りでは結構な家でブルーシートが利用されている。屋根だけでなく、扉?窓?と思われる位置にもブルーシート。あらためて、台風の爪痕が大きいことを感じざるを得ない。

たしか、カフェがあったような?と記憶しているところでは、立ち入り禁止となっていた。

 

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↑屋根?

 

やはり、自然の猛威はとてつもない。今回の災害で人生が変わった人もたくさんいるのだろう。自分はサイクリングができているが、それはとても幸せなことなのだ。

 

いよいよ鋸南町

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ついに、今回の目的地である鋸南町に到着。壮絶な状況も想像していた。しかし、国道127号を走っている限りでは、例のブルーシート以外には台風被害を感じさせるものはない。

ない!

と思ったが、注意深く街を眺めると、やはり爪痕がある。

 

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↑路肩にある煉瓦の破片

 

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↑壁崩壊

 

道の駅『きょなん』にて

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お店は準備中のところが多い。一番奥のケーキ屋さんはとても綺麗な装い。まったく台風15号を感じさせないが

 

「規模を縮小して運営しているのよ♪」

 

とのことだった。言葉に♪マークがついていて、とても驚いた。甘くて美味しいシュークリームと明るい挨拶で、またしても私が元気をもらってしまう。

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↑シュークリーム&コーヒー、美味しかった♪

 

知人とも再会することができた。この日までの様子をいろいろ伺うが、前向きに話してくれるのがとても印象的だった。私も台風災害にあったら、あのように前向きでありたいという思いを強くした。

モチベーションが大事なのだ!どんなときも。

なんで、元気を届けに行く私が逆に元気をもらっているのだろうか。きっと、私が見えていないところで大変なはずなのに、観光客の私に元気を与える鋸南町の人々は素晴らしい。

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↑再開を待っています

 

道の駅『保田小学校』にて

道の駅『保田小学校』は古い小学校をリノベーションして作られている。体育館=お土産館だったが、ダメージを受けているのは新聞報道で知っていた。

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それでも仮店舗でお土産販売をしていたので、新米やコーヒーなど地場産のものを購入した。

 

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↑新米にコーヒー

 

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↑体育館復興中

 

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↑がんばんべぇ

 

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↑そもそも人がいないぞ

 

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↑保田小学校前に鋸南町の災害廃棄物が集められている。

 

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↑凄いゴミの量が被害のすさまじさを物語っている

 

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↑倒木で地面がめくれ上がっている

 

さいごに

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また行きたい。今回出会った全ての人はとても明るくて元気を分けてくれる人たちだった。知人の言葉を借りれば「街の気質」ということらしい。

観光客である私ができることは、訪れて活気を与える一助となって、それを発信していくことかもしれない。

 

今日も『自転車でGo.com』にお越しいただきありがとうございます。ふるさと納税で寄付をすることもできるようなので、あとでしてみよう。

 

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コメント

  1. しゅうべこ より:

    自分も微力ながら、情報発信していければと思いコメントさせていただきました。
    台風19号も心配です。

    • Kay より:

      しゅうべこさん
      コメントいただきありがとうございます。19号かなり大きいので不安です。
      ブログ拝見しました。千葉県1周をガッツリとされていて驚きました。私みたいになんちゃってじゃないところが驚きです!