折りたたみ自転車Tyrell IVEを素人がオーバーホールをするとどうなるか

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突然ですが、折りたたみ自転車Tyrell IVEをオーバーホールしました!

折りたたみ自転車は、折りたたみ機構を備えるために構造が複雑になりがち。それを自分でバラバラにして、元に戻す。文字にすると20文字くらいだけれど、実際は約1ヶ月を要した。素人メンテナンスダメすぎ。下手な横好きで行うと本当に大変なことになるというのを身をもって体験した。もう壊してしまったかと……。

Tyrell IVEで再びサイクリングを楽しめるようになるまでの軌跡をお届けするよ。

 

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Tyrell IVEオーバーホールが終了するまでの主な出来事

まずは、概要を紹介。こんなことをやった。

  • タイヤ交換、リムテープもついでに交換
  • スプロケット分解掃除
  • チェーンとチェーンリング掃除
  • ボトムブラケット取り外して交換
  • フォーク抜いて掃除
  • フレーム前後にばらして掃除
  • クランク交換
  • ブレーキレバー交換
  • ワイヤー全部貼り直し
  • 走行点検
  • 折りたたみ点検

それぞれがどれほど面倒か(楽しいか)を見ていこう。

 

はじまりはタイヤ交換だった

実を言うと、オーバーホールをしようとして始めたわけではない(^_^;) 使用していたタイヤがボロボロになっていたから交換しようとしたのが始まりだった。

マラソンする気はなかったけれど、ちょっとそこまでと走り出したら止まらなくなってしまったと言うのと似ているかも。

軽量で加速抜群のSchwalbe Kojakというタイヤがボロボロでタイヤ内の繊維が見えるくらい摩耗していたので、交換することにしたのだ。

またKojakにするのも芸がないなぁ。でもこれよりも軽いタイヤ(例えばPanaracer Minits Lite)は高級すぎて買えないし……。とかなんとか悩んで3ヶ月。結局購入したのは標準タイヤのSchwalbe Marathon Racerだった。

タイヤ交換をするということはホイールを外す。そのときスプロケその他の汚れが気になったので、掃除を始めた。

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↑タイヤ交換ついでにリムテープも交換した

 

スプロケットを分解して清掃

スプロケットをバラバラにして1枚1枚磨いていく。あのギザギザしたのがキランッと輝きを取り戻すのは見ているだけでうっとりとしてしまう。

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↑こういうシャツをもっているくらい好きなパーツ♪

 

もちろんチェーンとチェーンリングも清掃する。スプロケットだけ掃除しても稼働部をすべて掃除しないと意味がない。

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↑チェーンリングもピカピカにした

 

ボトムブラケットを外して交換するつもりになったが……。

そうだ!どうせなら自宅には新品のSHIMANOのボトムブラケット(BB-SBR60)がずっと眠っている。これに交換しよう。

 

この閃きが事件の始まりとなる。

 

疲れた頭でボトムブラケットの取り外しを始めたが、回しても回しても全然外れない。グッと力を入れたらやっとグルンと回ったと思ったら

 

ネジ山をナメてこわしてしまったーーーー!

 

ボトムブラケットが外れない大惨事。ここで「あっ」と気づいた。

ボトムブラケット(BSA規格)の右側は逆捩じ!!!もう一度言うけれど逆捩じ!!!つまり、一生懸命外していたつもりが、さらにトルクをかけてしまって、ナメてボトムブラケットを専用工具では回せなくなってしまったのだ!!!!!

今振り返ってみても馬鹿すぎる。疲れているときにボォーーーとしながら作業をすると悲惨なことになるんだ。冷静な判断ができていない。

あああーーーもうボトムブラケットが外せない。フレームと一緒にご臨終……。

ホームセンターで工具を自作した。が、事態を悪化させるだけであった。すぐにお店に持ち込めば、あっさり外せたかもしれないが、意地になっていた(^_^;)

 

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↑自作工具を用意したが……。

 

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↑自転車をバラバラにする、もう取り返しがつかない涙

 

どうしても外せない。もうTyrell IVEご臨終も覚悟したが、ドラゴンボールを7つ集めて「出でよ神龍(シェンロン)!!!」と言ったら

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↑出でよ神龍(シェンロン)!!!

 

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↑なんと、ボトムブラケットを外してくれた!!!

 

もう本当に感謝の言葉しかない。Tyrellがますます好きになったよ♪神龍(シェンロン)に本当に感謝!ありがとうございます!!!

 

フォーク掃除

神龍(シェンロン)に助けを求めるために、フレームはバラバラにする必要があった。その結果、フォーク掃除もすることになる。

Tyrell IVEは折りたたみ構造上、フォーク部分は不安がある。メーカーがしっかりとサポートしてくれているのでメンテナンスをおろそかにせずにしっかりと確認をしたい場所。

みなさん自転車定期点検はしてますか?折りたたみ自転車Tyrell FXは点検の結果、入院となりました
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走行中にポキン!と折れたら本当にゲームオーバーとなってしまう。

 

フレーム前後にばらして掃除

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フレームも前後に分かれている。この際、徹底的に掃除をしていく。ガンダムAパーツとBパーツをそれぞれ掃除する感じだね。

 

クランク交換

シマノのボトムブラケットとTyrellのクランクは互換性がないらしい(未確認)。よって、無理に試すことをせず、シマノのクランクを用意した。

 

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↑FC-5700とLiteproのチェーンリングを利用することに。

Tyrell IVEではチェーンガードが欲しかったので、5アームが欲しかった。結果として2世代前の105クランク利用となった。

 

ブレーキレバー交換

全体を一つ一つみていくと、ブレーキレバーを交換しなければいけないことが判明する。なんと調整ネジが曲がっている。これではワイヤーを取り付けすることができない。これを機会に新調することにした♪

 

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↑BR-T610 DEOREグレード新品♪201g

 

ブレーキレバーなんてどれも同じでしょ!?とか思っている人がいるかもしれないが、高級品はやはり、どこか違う。大事なのはワイヤーで、それも交換したからでしょ!?と思うかもしれないが、ブレーキレバーで明らかにブレーキタッチが違うのだ。

これがブラシーボ効果というやつか!?

 

ワイヤー全部貼り直し

ばらしたので、ワイヤー貼り直し。Tyrell IVEの場合は

前ブレーキ

後ブレーキ

後変速

折りたたみ用ワイヤー

とある。

最後の折りたたみ用ワイヤーが特殊なのだ。シフトケーブルを利用してハンドルにあるレバーを引くと、折りたたみロックが解除される仕組みとなっている。

この仕組みは独自規格なので、初めて行うために四苦八苦をする。つけたり外したり(ケーブルを)切ったり、(指を)切ったりしながらなんとか完成した!

 

走行点検

さっそく寒空の下、走行チェック。大丈夫かなぁーとおもったところで

 

ポロン

 

左側のクランクが落ちた……(-_-)

一瞬、何が起きたかわからなかった。が、どうやらフレームとボトムブラケットの間にスペーサーを入れておくとホローテックIIのクランクがしっかりと固定されないようだ。

しかし、スペーサーを外してしまうとクランクが内よりになる。結果として、クランクと折りたたみ時にバランスをとるための車輪が干渉してしまう。

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↑クランクが車輪に当たる。

 

折りたたみ点検

なんとか走行できる状態まで復元できた!あとは折りたたみがしっかりとできるか。

ここで、また問題が。折りたたみ時にバランスを取るための車輪を外してしまったので、フレームが直接に地面と接してしまう。車輪が一つでもよいので、備わっている必要がありそうだ。

さらにチェーンリングを交換したので、折りたたみ時にチェーンが落ちるようになってしまった。大きなチェーンカバーに戻すかチェーンが落ちるのを妥協するしかない。

 

今回かかった費用

主な支出は次の通り

Schwalbe Marathon Racer x2 = 7,560円

リムテープ = 1,080円

自作工具など = 10,472円

ブレーキレバーとワイヤー = 5,117円

合計 = 24,229円

あらま……涙

 

さいごに

これを読んで「折りたたみ自転車をバラすのは大変そうだ。お店に任せよう」と考えた人は懸命な判断をしている。自分の自転車が壊れたかもとハラハラするのはあまり精神衛生上よろしくない。

「折りたたみ自転車をバラすの楽しそう!」と思った人は冷静になってほしい。しっかりとメンテナンスに失敗して、大事故になってから後悔しても遅いぞ。

「それでも折りたたみ自転車をバラしてみたい!」と思った人。クレイジーだ(^_^;)

 

今日もブログにお越しいただきありがとうございます。Schwalbe Marathon Racerは標準タイヤとなっているだけあって、軽快さと振動吸収両方の点で、とてもバランスがよいと思った。

Schwalbe Marathon Racer 18インチ

コメント

  1. TREX より:

    いつも拝見させていただいてます。
    BBかクランクで悩んでたのはこれだったんですね。
    私がフレームから組んだ時は
    ・ロードの感覚でブレーキを張り畳めなくなる。(張り直しになるから長めに切った方が安心)
    ・フォーク折り畳みネジのワッシャーの順番(XFはワッシャー×2、金具、バネの順に通す模様。ネジ削って1枚にすれば数g軽く…)
    ・プレッシャープラグのトルク不足
    (カーボンフォークでビビってました。)
    ぐらいでしたね。
    張り替えはならまだしもフレームから組む場合はブレーキのケーブル長はミスの多い箇所らしいので気をつけた方が良さそうです。
    なんにせよ。おつかれ様でした(๑˃̵ᴗ˂̵)

  2. Kay より:

    TREX様
    いつもコメントありがとうございます。
    1月はほとんど修理騒ぎで飛んでしまいました(^_^;)

    ところでXFをばらしたのですか?今度取材させてください!?

  3. TREX より:

    いぁ、フレームホイールセットで買ったので来た時がバラされた状態なのです。
    ホイールは重量の関係で組み直したのでバラしてますが、フレームはバラしてないですよ。
    平日は仕事してますし、土曜日の昼ぐらいまでなら大体川口に居ますので機会が有れば是非、XFで一般道走ってやって下さい(๑╹ω╹๑ )